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ステップ2:インタビュー記事の企画内容を考える
ステップ1「インタビューの準備をする」の続きです。
インタビュイー(インタビューされる人)の情報収集と同時進行で、記事の企画内容を考えます。
企画を練るとき、記事のテーマだけでなく、掲載媒体の特徴や読者層も明らかにしましょう。そのほか事前に確認しておく事項についても、まとめました。
企画内容・テーマの設定
世間のニーズや業界の動向といった情報を絡めながら、テーマを簡潔に設定します。下記の情報を整理すると、見えてきやすい。
なぜ伝えたいのか
インタビュイーの何を伝えたいのか
なぜその人を選んだのか
企画例:○○を成し遂げた経験から、継続のコツやモチベーションを保つヒントについてお話を伺いたい
point:インタビュイーが「なにを話せばいいのか」を明確にする
掲載媒体と読者層は?二次利用はあるか?
掲載するメディアの特徴と、企画・テーマに親和性があるかも確認しましょう。例えばビジネスについて発信しているメディアで、コスメに関するインタビュー記事を載せるのはふさわしくないでしょう。
特に自社メディアでない場合は、事前にリサーチしておく必要があります。
メディアの特徴を捉えるうえで、読者層も要チェック。
・読者の年齢
・性別
・年齢
・エリア
・関心
【二次利用について】
紙媒体の企画をそのまま、Web版で掲載する「二次利用」をする場合は、トラブル防止のため事前に伝えておきます。
そのほかインタビューに向けて確認すること
・スケジュール
・撮影の有無
・原稿確認の有無
・謝礼の有無(自社が依頼する場合)
企画書を送る
企画書を送るとき、インタビュイーが「なにを話せばいいのか」分かるように企画内容を記載します。上記で説明してきた記事のテーマ・メディアの特徴・読者層に加えて確認事項も伝えましょう。
事前に、聞き手の自己紹介を送ると「どんな人」から質問されるのかが分かり、安心してもらいやすくなります。
長文を送る必要はなく、最近執筆した記事、興味関心のある情報などをシェアするとよいでしょう。
マガジンはこちら「取材・インタビュー・ライティング」
ー---参考元ー---
・宮本恵理子(2021)『行列のできるインタビュアーの聞く技術』ダイヤモンド社