ガジェット博物館にソニーの肩乗せ民生ビデオカメラを寄贈いただきました! #ガジェット博物館
ガジェット博物館とは「高円寺三角地帯」のトイレの中にあるギャラリーのこと!最初はオーナーがかつて使っていたデジタルガジェットを数点並べていただけだったが、いつのまにか各方面から寄贈をいただき今や高円寺の新名所になっているのであった。
今回はラジオディレクターの知人から「父が亡くなって遺品を整理していたら肩乗せのビデオカメラが出てきたんですけどいります?」というメッセージが入電。「すぐ展示できるかはわかりませんけどいただきます!」と返したら1時間後に本人が寄贈に来てくれた。
なんでも廃棄寸前を救ったということでエピソードを聞いてみるとこのカメラは息子である自分を撮るために父が使っていたというもの。カメラからはケーブルが伸びており録画用のベータマックスを接続して使うというセパレートタイプ。今やスマホで何でも撮れる時代だがほんの40年前までは子育ての動画を残すのもこんな大がかりな装置が必要だったわけである。
その肝心な動画は残っていないようで、しかしそれはきっと今もこれからも同じなのかもしれない。子育ての動画は親の親による親のための記録であり、それが世代を超えてデータとして受け継がれるとうのはいまだむつかしい。時間軸のある動画は紙に焼いた写真に比べて消失する確率は極めて高い。
このカメラはまずは倉庫に保管。いつか展示スペースが拡張したときにビデオカメラの歴史コーナーに展示したいと思う。ビデオサロンの編集部にでもいつか展示会の企画を持ち込もう。
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