マガジンのカバー画像

Google Apps Script

25
Google Apps Script(GAS)でできること諸々
運営しているクリエイター

記事一覧

Google Apps Scriptでシートの文字を丸で囲う(力技寄り)

Chapter 1: 文字を丸で囲う「さすがに機能で文字を○で囲うとかできるっしょー」と思っていたのだけれども、あれこれと調べてみた感じスプレッドシートの機能では実装できないらしい。なんか意外だった。 でも結果的にはかなり汎用的で自由度の高い丸付けができる処理を作ることができたので、変に機能的な制約がかかってしまうよりは、これはこれででよかったかもしれない。 事後談になるが、「Excelだとどうやるんだっけー」と思って調べてて思った。「別に図形描画で良かった説もある」、

¥100

Gmail Queryで検索したメールを取得

Chapter 1: クエリ検索でメールを取得1. Google Apps ScriptでGmail取得する基本の"き" Google Apps Script(以下、GAS)を用いてGmailからクエリ検索を行う場合は、以下のコードを実行するだけではある。これだけであればわざわざ記事にする必要がないくらい簡単。 今回紹介するプログラム処理も一番根本のベースはこのたった1行のコードから始まっている。 const targetMailList = GmailApp.sea

¥500

Googleフォーム送信後に回答を取得する仕組み作り

Googleフォームで回答があったときに回答内容を取得するGoogle Apps Scriptを作成する場面は多々あると思う。やる動作は毎回同じなのに、毎回ゼロからコードを書くのもめんどくさいですし、ぜひコピペで使って欲しい。 Chapter 1: Googleフォームのトリガー設定Googleフォームからの回答があったときに、Google Apps Scriptのプログラムを動作させるためにはトリガーの登録をしておく必要がある。 1. 手動実行時に確認する用のコードを差

¥100

Slack APIでメッセージ送信いろいろ

Google Apps ScriptからSlackへメッセージを送るときのスクリプト。 コピペで使う局面が多いので、書き留めとして記載しておく Chapter 1: Slack Appの設定1. Slack Appの作成 画面右上にある「Create New App」からアプリを新規作成。 2. 設定するスコープ = chat:write 3. Slackへのインストール Slack Appの設定が完了したら、「Install to 〇〇(Slack組織名)」のボタ

¥100

Slack APIでボタンやテキストボックス付きメッセージを送付

Slackを日々利用している環境であれば、Slack APIを使うことは多々あると思う。基本は単純にテキストメッセージを送付するだけだったり、やったとしても画像を送るとかそれくらいだろう。 今回はちょっと手間を加えて、ボタンとかテキストボックスを付けたメッセージを作る方法についてまとめてみる。(Google Apps Scriptで設定) Chapter 1: SlackメッセージのUIを作成

¥100

PropertiesService周りの備忘

Google Apps Scriptを使っていてPropertiesServiceの機能使ってる人ってどれくらいいるんだろう。そもそもこの機能はGAS使う人ならばある程度知られている機能なのかすらもよくわかっていない。 個人的には利用頻度が多いから備忘として残しておこうかなーと思っている次第。 Chapter 1: スクリプトプロパティの機能PropertiesService.getScriptProperties()を利用すると、スクリプトファイル内の設定ページにある"

¥100

サクッとChatGPTを使いたいときのGoogle Apps Script

Open AIのAssistants APIを利用した処理については別の記事で紹介したけど、この方法は数往復の会話を継続する場合や何かしら初期情報を付与させて回答時に参照させるときには適しているが、設定する処理が多いからサクッと生成AIの回答を自作プログラム内で使いたいときにはあまり適していない。 Chapter 1: 利用するAPI Endpoint参考:https://platform.openai.com/docs/api-reference/chat/create

¥100

[個人的備忘] Google Apps ScriptでdoPostとかdoGetするときに使い回すコード

毎回調べたり、前使ったコードを探してくるのめんどくさいからよく使うコードをnoteに記事にまとめておく。 Chapter 1: リクエストされたパラメータを取得"e.parameter"のvalue値として、外部からPOST/GETされたパラメータの値が含まれている。ここで言及する必要があるかわからないけど、POSTのときはRequest BodyにJSON形式で設定。GETのときは発行されたURLに続けてQuery Parameterで設定することで、Google App

¥100

内閣府データを使って祝日判定するGoogle Apps Script

Introduction: 祝日判定といえばGoogle Apps Scriptで祝日判定をするとき。 大体はGoogleカレンダーの"日本の祝日"を取得して判定すると思うんですけど、内閣府の公式データを使ってそれをやってみることにした。 日本の祝日は当然内閣府からまず最初に公開されるので間違いが発生するわけがないですからね。常に最新だし。 Step 1: 内閣府:『国民の祝日について』このページから過去分も含めた日本の祝日リストがCSVファイルでダウンロードすることがで

¥100

Google Apps Scriptでカレンダーのオンライン会議URLを取得

Googleカレンダーに登録されている打ち合わせの予定に合わせて、Notionにも同じ予定のページを作成しておきたかったんだけど、いろいろと作り込んだ末に「Google MeetのURL取得できなくない?」という問題にぶつかった。 調べてみたところ、GASで用意されているCalendarAppの機能だとGoogle Meetsのリンクを取得するメソッドが用意されていないため、CalendarAppだとMeets URLが取得できないらしかった。 が、しかし、Google

¥100

Google Apps Scriptでの日本語ファイル名の文字化け対処(改)

だいぶ前に日本語のファイル名をAPI経由でアップロードしようとして、ファイル名が文字化けする事象に遭遇したんだけれど、もう少し汎用性の高い形で利用できないか?と思い、少しプログラムの組み替えを行ってみた。 他にも使う状況がありまして、、、某会計サービス上に請求書ファイルを自動で登録するプログラムを作っていたら、また日本語の文字化けに遭遇した。アップロードしているファイルが請求書ということもあって、さすがにファイル名が文字化けしたままなのはまずい。ということで文字化け対策とし

¥100

コピーしたGoogle Apps Scriptファイルに対して一元的に変更を加える設計

Introduction: 全然使ってなかったライブラリ機能Google Apps Scriptにはライブラリ機能という便利な機能がありまして、ライブラリの読み込みをすると外部のプログラムを呼び出して使うことができる。 普段使う時は日付フォーマット変更用ライブラリのday.jsを読み込んだり、API認証用にOAuth2.0ライブラリを読み込んだりする程度で、ガッツリと自分で用意したライブラリ(別ファイルのGASコード)を読み込ませて使うみたいなことは、必要に迫られなかっ

¥100

Slack Event SubscriptionsでGAS実行

Introduce: 非奨励になったOutgoing Webhook機能元々Slackには特定のキーワードが含まれるメッセージ送信をトリガーにして、自作のプログラムを動かすための機能として、Outgoing Whebookとい機能があったのだが、この機能は現在では非奨励の方法となっており、いつ消えてもおかしくない機能になってしまっている。 では、現在はどうやってSlack側で発火されたイベント(特定のチャンネルにメッセージが送信されたなど)をトリガーにして、Google

¥500

GAS利用時のGoogleアカウント認証手順

GASプログラムを作成して初めて実行するときとか、トリガー登録するときとか、避けて通れないのがGoogleアカウントのアプリ認証。説明する機会があまりにも多すぎて、毎回説明用のドキュメント作るのめんどうなので、記事にしておく。 これをやっておかないとプログラムは決して動かないのに、パソコン操作不慣れな人には初見殺しすぎて、手順説明も避けては通れないというめんどさ。 Introduction:  【コード作成者向け】 アプリ認証を起動させる工夫単に何かしらGASプログラムを