【遊んだゲーム】デビチル闇の書【を語る】
ついに最後の記事を書いてから、ひと月空けてしまった……。
アウトプットの機会として、なるべく定期的に行いたいところだ……。
という事で、今回は「真・女神転生デビルチルドレン闇の書」について好き勝手に書こうと思う。
※ネタバレを気にせず書くため、嫌な方はブラウザバック等で戻ってください。
唯一ノータッチ
デビルチルドレンシリーズは、黒の書に始まり、赤・白・光・炎・氷は一応クリア後ダンジョンを終えるまでは遊んでいる。
しかし闇の書だけは全くプレイした事がない。
主人公「アキラ」とパートナーの「ゲイル」については知っているが、ストーリーについては未知(とはいえ光の書の対として発売されている作品なので流れの予想が多少はできる)なので、新鮮な気持ちでプレイした。
遥か昔、かすかに記憶に残っている光の書と比較して
冒頭は、そういえばこんな感じだったな~と。図書館でガーゴイルと戦闘、からの時の歪みの話。そしてヴァルハラに!!……は光の書の話。
闇の書だとアキラは足止めを受け、一人地上に残されるという展開に。
だがしかし、魔界へのゲートが出現した事でアキラは魔界から旅を始める事となった。
脱線話
光の書からプレイするか、闇の書からプレイするかで、いわゆる「Dチル」に関する印象って変わるのではなんて思ったり。
光の書は先にも触れたように、ヴァルハラから冒険を進めていくのだが、ヴァルハラには、圧政を強いる帝国軍とそれに抗う反乱軍が存在する。
ヴァルハラからきた「アミ」や光の書主人公・「ジン」、幼馴染みの「レナ」は反乱軍に属して帝国軍と戦っていく事となる。
しかし、戦況としては帝国軍が優勢なため、ストーリー内では敵に襲われている反乱軍へ加勢に入ったり、捕虜となった仲間を助けに牢獄へ侵入といったものになる。決して明るい内容ではないし、なんならどんどん劣勢が極まっていくので結構重めな展開がなされる(はず)。
後、拠点が反乱軍のものだからなのか、BGMも失意の底みたいな暗めのものが多い。
対して、闇の書では魔界から冒険が始まるのだが、最初に着くフィールドは爽やかさがありつつ緊張感のあるBGMに感じた。
また最初の町のBGMは穏やかでのどかな印象を受ける。
また、闇の書の最初の目的としては大魔王ルシファーに会いにいくというRPGのあるあるみたいなものなので、誰かに抗ったりどん底の状況だったりというわけではない。
というのもあって印象が変わるんじゃないかなという脱線話。
話を戻して
光の書と闇の書で感じた一番大きな違い。それは戦闘のBGMだ。
通常戦やボス戦が異なるものになっている(これに関してはYouTubeで検索して聞いたので間違いない)。
ボス戦は光の書の方が好みかも。通常戦はどっちもどっちかな。
ストーリー展開で感じた違い
光の書とストーリー展開は大幅に異なるようになっている。
基本的に、闇の書でアキラが魔界を冒険している裏でジンがヴァルハラを、アキラがヴァルハラを冒険している裏でジンが魔界をと交錯する感じで作られているっぽい。
なので、闇の書では知りえないイベントなんかも起きたりするがそれ自体はバージョン商法なので仕方がないのかなと思ったり。
ただ一つだけ、これは補足が欲しかったなと思うものがある。それはルシファーが死亡するというもの。
これは簡単にまとめると、フォロウという側近みたいなデビルが暗躍しルシファーを暗殺して自分が大魔王になり魔界を支配する。
しかしそれによって魔界が荒廃してしまうので過去に移動してルシファーを助けてという展開になるのだが、闇の書にはない。
代わりに、闇の書では崩壊してしまった未来のハラジュクを復興させるためのストーリーがある。
片方の動く裏で片方も動いているから問題なさそうに思えるのだが……。
なんと闇の書にもフォロウが登場している。そのくせルシファー暗殺のあれこれが説明されないので光の書のストーリーを知らない限り、あいつはなんだったんだ……状態になる
もしくは、いたっけそんな奴?にすらなるのでは。
なぜフォロウに関するフォローが欲しいのかというと、アキラを地上で足止めしたデビルはフォロウが差し向けたものだと思われるからだ。
印象に残った事
久々にデビチルシリーズを遊ぶという事と、最近は黒の書の話ばかりしていたというのもあって、闇の書からは属性相性・名称の変更があった事をプレイするまで忘れていた。
白の書まで採用されていた、「火水木金土・日月」の五行思想+2つではなくなり、
画像のように名称が変更され、さらに「氷」が追加された。
相性も変更されていて、
(◎がダメージ大幅増加、○がダメージ増加、△がダメージ減少、×がダメージ大幅減少)
画像の通りになっている。
「光」と「闇」は、かつての「月」と「日」の扱いと同じで相互に弱点をつけて、他の6属性からは影響なしといった感じ。
まあ正直いって、ストーリーではパートナー・ゲイルのレベルをゴリゴリに上げてれば苦戦しないので属性相性で困る場面はなかった。ただ、やりこむ上ではまあまあ大切だったのだが、それは後日改めて書きたい。
時の歪みに触れた際のBGMと「時の塔」のBGM
時の歪みに触れた際に流れる、上下に動き回るフレーズが個人的に印象に残っている。
また、時の塔のBGMはこのゲーム内で一番好きかもしれない。
心に太陽を、唇に歌をってね
これはヴァルハラのとある反乱軍の拠点の建物にいる名前のないNPCが発したセリフ。
急に詩的な事を言われて印象に強く残った。
なんというかデビチルらしくないセリフだなと感じ、気になって調べてみたらドイツの詩人の詩の和訳らしい。
そのNPCがいた場所がピアノのあるバーみたいなところだったのもあってマッチしてはいるが、デビチルっぽくないというセリフだ。
個人的には好きなフレーズ。
終盤で明かされる設定が開幕演出につながった瞬間
RPGにおいて始まり方は色々あると思う。いきなりキャラクリエイト画面で、作成を終えてから物語が始まるもの。
キャラクターがまず登場してなんらかの形で名乗らせる場面を作り、そこでプレイヤーに名前を入力させるもの……等々。
闇の書では、運命の女神「ノルン」が転生する存在(プレイヤー)に語りかけるという形で始まり、そこで新たな名前を入力する事で物語が始まっていく。
ゲーム終盤で転生していたのは誰だったのか?というのが明かされる。冒頭の演出がちゃんと物語の一部に組み込まれているのだ。
光の書と闇の書はところどころで「時」に関するギミックが多くて個人的に好きな展開が多い。(それこそ光の書のルシファー救出とか)
色違いデビル
遭遇するまで忘れていたが、光・闇の書から「色違いデビル」というものが登場する。
今回のプレイで初めて出会ったのは「金のネコマタ」。そういえば会えたな~と思い進めていくとわりと様々な色違いデビルに遭遇した。
デビダスを完成させたいプレイヤーにとっては結構泣かせな作りになったものだ。(色違いデビルは遭遇率が低め)
強くてニューゲーム
ラスボスを倒すと、「クリア後ダンジョンに突入」「強くてニューゲーム」「最後にセーブしたとこまでリセット」の三択が与えられる。
クリア後ダンジョンに突入を選んでしまうと二週目は絶対に行えなくなるため、折角なので強くてニューゲームをした。
すると図書室でのガーゴイル戦直後まで一気に飛んだ。パートナーのゲイル以外はそのままのためサクサク進められる。
これの何が印象に残るのかというと、説明の無さだ。
実は、ヒロインである「アミ」と「レナ」は帝国軍によって処刑されたと道中告げられる。
これは本当の話。結構いきなり告げられるのでビックリ?ポイントだ。
で、強くてニューゲームを選ぶと「アミ」と「レナ」がどうなったかを語られぬまま図書室まで戻される。
なので若干モヤモヤが残り、私の中で印象づいている。
これに関しては、二週目でラスボスを倒した後に「クリア後ダンジョンに突入」となる選択肢にする事で話が進み、「アミ」と「レナ」を処刑される前から救ってもらえてバンバンザイという展開になる(一周目の時点でもそっちを選んだら同じ展開にはなる)。
このアミ・レナが助かる展開を挟んでから二週目に戻るというのは出来なかったのだろうか?
そこまでストーリーは気にしないもんですかね。
デビルのイラストについて
これはそういえばという感じになるが、一部デビルのイラストが変わった事が印象に残っている。
ここでいきなり白の書までのイラストの方が好きだったランキング!!!!
第3位
「ペガサス」・「ゾウリムシ」
いきなり同率になるが、この2体。旧イラストの方がマスコット的な可愛さがあって好み。新イラストはなんとも言い表せないテイストになっている。嫌いってわけではないのだが……。
第2位
「バロン」
民族っぽさが減ってしまって個人的に残念。新イラストはモンスターハンターの「ドドブランゴ」っぽさを感じてしまう……。
第1位
「プリンス」
旧イラストの座って落ち着いている感じが好きだった。新イラストはちょっと猿っぽく見えてしまったのもあって……。
番外編
「ミカエル」。白の書までの、初代ガンダムのキャラ(キシ○ア)みたいなイラストから、何を考えているか読み取れないような雰囲気に。これはどちらも特に思うところはなし。
「ギリメカラ」新イラストの方はパッと見たときに、黒・赤の書に出てくる「エレジー」と似てると思った。
イラスト関連でいうと新たに追加されたデビルの中で、十二星座シリーズのデビル達は印象に残る。
機械っぽい雰囲気のイラストに仕上がっている。この中では「アドナキエル」と「マルキダエル」が好み。
また、「エレメント」シリーズの4体も印象的。これらもメカメカしい感じがカッコよくて好き。個人的な一押しは「アクアエレメント」の上部にあるリングみたいなもの。
こういう小物っぽいのがGBAの決して大きくはないサイズの中におさまりよくあると心がくすぐられる。
その他印象に残った事
戦闘画面では、デビル毎に用意されたデフォルメのドットグラフィックが各デビルの名前と共に表示されるが、これ地味に凄いと思う。
なぜなら今作品では380体(色違いが10数体)ほど登場するからだ。
これは当時のポケモンと同じ位の数のドットグラフィックを用意している事になる。すごくない?
白の書までは名前とHP・MPの表示だったわけだしそれに則っても良かったわけだ。しかしそれをやらずに各デビルの通常イラストと戦闘時ドットを作る。これは中々にできる事じゃないと思う(私は何の立場だ)。
最後に
久々にプレイしたデビルチルドレンシリーズ。懐かしい事やそういえばみたいな事など諸々あったが二週を勢いで終えるほどには楽しめた。
ただ、闇の書というのがまずかった……。
子供の頃よりもデビチルのゲームシステムを理解ができるようになり、ストーリークリアが容易……。多少の物足りなさ……純潔合体……。
となると行き着く先は……。
次回は「バトルネット」をやりこんだ話について書こうと思う。
続
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