【遊んだゲーム】真・女神転生デビルチルドレン黒の書【を語る】

先日に引き続き、デビチル熱(?)が冷めやらぬため今回はゲームのデビチル(黒の書)についての思い出等を書こうと思う。

魔の4ポイント

・説明書を読まない

・NPCに話しかけない&テキスト読み飛ばす(読んでも意味を理解しない)

・ポケモンを先にかなり遊んでいた

・デビチルはアニメから入った

私は上記の4つが当てはまる子供だった。そのために何度も何度もプレイしては詰む事になるのであった……。

つまずくきっかけ その1・ゾクセイ

突然ですがクイズです。「氷の魔法・ブフ」は何ゾクセイでしょう?





………正解は





「水ゾクセイ」です!


デビチルの派生元となるメガテンシリーズには各悪魔ごとに弱点・耐性が設定されておりプレイヤーは試行錯誤をして敵を攻略していく。

しかし、デビチルシリーズには各デビルごとに「ゾクセイ」というものが設定されておりこれが攻略で悲劇を生み出していくきっかけの1つとなる。

デビチルに登場するゾクセイは、中国の五行の考え?(+月と日)をベースに設定がなされている。

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火ゾクセイを例にあげると、

・金ゾクセイに与えるダメージ増加、金ゾクセイから受けるダメージ減少

・水ゾクセイに与えるダメージ減少、水ゾクセイから受けるダメージ増加

・それ以外のゾクセイにはそのまま

といった感じになる。

そしてゾクセイについての解説は、説明書に載っている。なので説明書を読まない幼き私には知る由が無い(仮に当時読んでも理解できていないと思う)。

先にも述べた通り「ブフ」は水ゾクセイ。

さあ、これでお分かり頂けただろうか?

「氷の魔法」なんて言うが、ゲーム内では水ゾクセイであり火ゾクセイに有利にはたらく……。

これが何度も立ち塞がるポイントになってくる……!!!


つまずくきっかけ その2・レベル

これはポケモンとの大きな違いであり、ポケモンを先にかなり遊んでいた私にとってはつまずくポイントの1つとなる。

デビチルで戦闘を行い手に入れた経験値は主人公にしか入らない。

そう、仲魔となるデビル達には経験値は入らないし、何ならどうあがいてもレベルは上がらないのだ(パートナーのクールは特殊で合体でのみレベルが上げられる)。

だがポケモンを遊んでいた私にとってレベルとは、使役しているモンスターの持つものでありプレイヤーには存在しないものなのだ。

それが故に、どれだけ戦闘をこなそうと溜まるのはマッカ(ゲーム内通貨)とプレイヤーの経験値のみ。

これが意味するものとは……。


つまずくきっかけ その3・ガッタイとコウショウ

派生元のメガテンシリーズの特徴であり、お馴染みとなっているシステム。それが「合体」と「交渉」。

メガテン1や2でもデビチルと同じく、仲魔のレベルは戦闘をこなしても上がる事はない。ならばどうやってパーティーを強くするのか?

その答えが「合体」だ。

仲魔と仲魔を組み合わせ、新たな仲魔を作り出すという画期的なシステム。

合体では素材元にした悪魔が消えるため、単純に仲魔の数を増やす手段が「交渉」だ。

戦闘になった悪魔に「交渉」を行い、話が上手く進むと自身の仲魔にする事ができる。


……。


ポケモン脳の幼い私には難しかった……。

まず「ガッタイ」についてだが、これは存在は知っていた。なぜならアニメのデビチルでも登場していたからだ。

だがアニメとゲームでは少々「ガッタイ」の仕組みが異なっていた。

アニメでは「ガッタイ」元となった仲魔は残ったままだったのたが、ゲームは「ガッタイ」に使用したデビルはいなくなるのだ。

幼い頃の私にはこれが耐えられなかった。なぜ仲魔にしたデビルが消えてしまうのか?どうしてアニメと同じではないのか?と。

アニメはゲームへのきっかけになったが、時にプレイする上では壁となっていた。

そして、「コウショウ」。こっちはアニメに未登場のためシステムそのものを理解できていなかった。

それに、出てきた相手はボール等のアイテムで捕まえるものだとポケモンが教えてくれていたし。

よって「コウショウ」を理解していなかった私にとってパーティーのデビルを増やす手段は初期に加入するものを除いて0。

ある種の縛りプレイをする事となるのであった……!!!!

第一関門・アイスランドのボス戦

前置きが長くなったが詰んだポイントその1が、アイスランドのボス戦。

そもそもアイスランドはゲームで最初に攻略する事となる魔界で、いわばチュートリアルみたいなもの。

しかし、前述したように多くのゲームシステムを理解せず勝手な先入観を持っていた私は痛い目を見る事となった。

システムを理解していなくてもアイスランドのボスである「ヘル」までは何とかたどり着く当時の私。

だがこの「ヘル」が壁となり私をデビチルのゲームからしばらく遠ざけるのであった……。

この「ヘル」、なんとゾクセイが「水」。

「ガッタイ」も「コウショウ」も行わない私にとっての最大戦力はケルベロスのクールなのだが、クールのゾクセイは「火」。

結果は言わずもがな。

ヘルと戦闘に入ると先に「ジャックフロスト」という「水」ゾクセイのデビルが2体現れる。まずここが突破できない。

クールでどれだけファイヤーブレスを使おうが、アギを放とうが全て火ゾクセイのためほとんどダメージが入らない。(なんならレベルも初期のままなのでよりダメージが与えられない)

対して相手は有利な水ゾクセイに加え、初期レベルのクールより高レベル。

一方的にぼこぼこにされた。ヘルにたどり着く事すら叶わずに……。

ただここに関してはシステムを理解していない事に加えて2つほど要因がある。

1つ目がアニメでジャックフロストが火を嫌がっていた事。2つ目がポケモンでは「こおりタイプ」に「ほのおタイプ」が「こうかはバツグンだ」である事。

さあさあさあ、色々と絡み合い出して気ました。

「ゾクセイが分かっていない」「クールは戦闘ではレベルが上がらない」「ポケモンのタイプ相性」「アニメでのジャックフロスト」

この辺が上手い具合に組合わさり、勝てない状態に陥った。

何度やっても勝てない私が取った行動は……


……。


ゲームを諦める。考える事をやめプレイを放棄した。よってそこから1年程デビチルは触らなくなるのであった……。


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