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最底辺人間の自伝

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70年代生まれ。生活保護を受給している最底辺の人間です。現在父子家庭で中学生の息子を育てるうつ病患者の、今までの半生を記した自伝的小説、自伝的エッセイになります。
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#恋愛

最底辺人間の自伝

まえがき体調に変化を感じ通院 うつ病と診断され、その後離婚、子供を引き取り辛い状態での育…

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第三十一話 暇な無期停学

高校生活の滑り出しは上々だった。特に揉め事もなく、可愛い彼女も出来て、中学時代の友達とも…

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第三十話 彼女の話

『○○○△△△✕✕✕✕』夜になるとベルが鳴った。アスカちゃんの番号だった。まだケンジと一…

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第二十四話 初めて彼女が出来た話

これまでの話の中で女性とのエピソードは二回書いた。 今回は中学生らしい、恋愛のエピソード…

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第十九話 かわいい恋愛③

柔道では初段からが黒帯を締めることができる。初段になるためには、県や市の体育館で定期的に…

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第十八話 かわいい恋愛②

あの日からくみちゃんは、私に対して急によそよそしい感じになっていた。 スマートフォンを一…

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第十七話 かわいい恋愛①

中学生活の一年目はあっという間に過ぎていった。毎日毎日柔道の練習。朝練、放課後の練習、家に帰っても柔道のビデオを観たり本を読んだり、筋トレしたりの生活が全てだった。一年生のうちに初段になるという目標はかなわなかったが、毎日少しずつ強くなっている実感はあった。 私の通っていた中学の柔道部には女子部もあった。人数もそこそこいて、男子と同じく県内では強豪校の一つだった。入学当初は背も小さく、痩せ型だった私(45㎏くらい)は、よく女子部の方の練習相手もやらされていた。 私の中学の