読書日記(『二木先生』・『あの花』・『あの星』/ネタバレあり)+『俳優の演技訓練』『映画監督になる方法』)
『二木先生』
大絶賛のカバーが強い。
先生タイトルで主人公が「先生はやべー」って認識で始まったのもあって、最初は先生がサイコパス犯罪者で普通の感性ではしないようなことを鮮やかにやってのけて「こ、こいつ人間の心持ってない! そこに痺れる憧れる!」ってなるのかなと思っていたら、予想と真逆な方向性で。
「こういうキャラだったかー!(良いのは間違いないんだけど)」ってなりました。こう…萌えキャラの方向性が違った。
読みやすくて、途中からぐんぐんと惹きこまれていきました。
名前が付いた方が楽、というのが現代あるあるな。
自分が特別だと思ってるけど16歳時点で何もしてないよね、君は普通だねって言われるところがすごく「いいな」ってなりました。
意識を変える言葉だなって。終盤のシーンで主人公が考えたシナリオ(嘘)で現実の流れを変えるところはすごく好みで、「あ~! こういうのめっちゃ好き」って惚れました。
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』
有名な作品ですが初めて読みました(お恥ずかしい限り)
綺麗な雰囲気エモストーリーかなと読む前に先入観を抱いていたのですが、空襲被害の描写が想像しやすく丁寧にあって、そこがいいなと思いました。
メイン以外の特攻隊員も感情移入させてくれて、しっかり描かれているのが好き。
『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』
前知識なしで同じ作者様ということで連続読みして、「ふおっ」っとなりました。
あの花とあの星はどっちを先に読むか迷ったんですけど、あの花を先に読んでよかったー
『俳優の演技訓練』『映画監督になる方法』
最近書いてる趣味連載が演劇モノなので参考資料を漁っているのですが
2冊ともメモがはかどり、とてもよかったです
「映画祭のために映画を作り出しちゃう」っていう記述があって、それって小説に置き換えたら「コンテストのために小説を作り出しちゃう」って感じで、同じだなーって思ったりしました(良いとか悪いとかの話ではなく「同じっぽ」って思っただけ)
という読書日記でした!
※おまけ※
最近執筆しながらヒロアカ(アニメ)を延々と流して履修してたのですがシーズン7まで観れまして。
今日からネトフリで地面師たちの履修を始めました。ネトフリ初めてなので未知の作品が大量でワクワクします。