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プロジェクトレポート② カリキュラムプロジェクト編

学校作りに関わって、私たちももっと学ぼう!

ということで、まさに「作りながら学ぶ」を体現しています。
実践に理論を融合する。

これまでの成功体験や感覚だけでなく、有識者の多様なフィードバックを活かし切る。

手持ちの能力の、その先に「学びの本質」がある、と信じています。

その一つがプロジェクト。

有名講師を招聘し、さらに超豪華メンバーを加え、連続講座で作り上げていきます。

プロジェクトチームは、ヒロックのためにとお金や時間や知恵をご支援くださっての参加です。ありがとうございます!

第1回の「スクール憲法草案プロジェクト」はこちら。

第2回となる今回は「カリキュラムプロジェクト」です。

前回に引き続き、講師として学校教育研究者の桐田敬介氏と、「こたえのない学校」代表理事の藤原さと氏をお招きし、加えて質の高いフィードバックをいただける有識者にお声をかけてご参加いただきました。

元々は「評価、どうする?」という話から発足したこのプロジェクト。

私たちは俄然「評価なんていらないでしょ!」という意見でしたが、いらないとする根拠を説明できるようにしたいよねと、そんな話からプロジェクトとして立ち上げました。

プロジェクトに先駆けて桐田さんから教わったことは、評価は単独では存在し得ないということ。

目標と単元と評価、つまりカリキュラム全体として考えることが大切であると学びました。

と、いうことで。

全4回に渡り「カリキュラムプロジェクト」として、学術的なカリキュラムの類型や原則、機能や性質、古今東西の事例などをレクチャーいただきました。

プロジェクトメンバーとはともに学び合いながら、現状の課題や理想のカリキュラムについて語り合いました。

特に心に残ったのが、評価とは学習者の学力を測定したり序列化したりするものではなく、教育者が設定した目標に近付いているかという、自分たちの教育を振り返るものだということ。

そのためには目指す姿をしっかりと言語化し、スクール全体で共有するとともに、そこに近づけるような単元を編み、どのように評価するかを決めておくことが重要となります。

自身の原体験やそれぞれの理想を語りながら、ヒロックとして最上位目的に置いたのはやはり福利(Well-being)。

それを支えるのがConfidence(自信)であり、そのためにはContribution(貢献)、Creativity(創造)、Care(配慮)の3つのCが形成学力として必要だよねという話になりました。

これらが学習者個々に育っているかを、自分たちの評価として見取り、絶えず修正していく。

その中で実践を磨いていきたいよねという話でまとまりました。

言語化することで、立ち返り、対話が生まれ、持続可能なものになる。

今回も、プロジェクトメンバーにご意見やアドバイスをもらいながら、ヒロックの中核となるカリキュラム骨子が形作られました!

具体的な単元についてはこれから作っていきますが、大きな指標は決まりました。

もちろん、これが制約となっては本末転倒。

子どもたちの姿を見ながら、柔軟にカリキュラム自体を見直していくことも重要になってくると思います。

まだ始まったばかりですが、ワクワクがより拡張するプロジェクトとなりました!


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