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[112]上海電力がもたらす悪夢~(その45:グローバル・リンク・マネージメント)

先の記事[110]でフロント企業化工作の終盤にあるのでは無いかと考えた企業を見ていきます。今回はグローバル・リンク・マネージメントです。

会社概要

不動産事業を行っています。子会社のSAGLアドバイザーズにて不動産ファンドを運用しています。
そうなると、どんな場所の物件で運用しているのか気になりますよね。それについては、下の章にて確認していきます。

気になる資料を見つけました。
https://www.global-link-m.com/ver2017/wp-content/uploads/2019/12/%EF%BC%88%E3%83%95%E3%82%9A%E3%83%AC%E3%82%B9%E6%9C%80%E7%B5%82%EF%BC%89191226-GLM%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E7%95%99%E5%AD%A6%E7%94%9F%E5%90%91%E3%81%91%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%92%E3%82%99%E3%82%B9%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E4%B8%89%E7%A4%BE%E9%96%93%E3%81%AE%E6%A5%AD%E5%8B%99%E6%8F%90%E6%90%BA%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B%E3%83%95%E3%82%9A%E3%83%AC%E3%82%B9%E7%94%A8.pdf

グローバル・リンク・サービスの業務提携

外国人留学生を意識した事業を行っていくようです。提携している会社からも中国人を想定しているということでしょうね。
ここで再度これを載せておきます。

https://www.moj.go.jp/content/001373771.pdf

経済安全保障の確保に向けて(公安調査庁経済安全保障啓発パンフレットより)

最初からスパイとして送り込まれて来たかどうかは関係ありません。中国国防動員法と中国国家情報法がある以上、本人の意思とは関係なく中国共産党の命令に従って協力者として動かなければなりません。

役員を見てみました。

金代表取締役

中国人ではありませんでした。在日コリアン3世だそうです。3世で帰化していないということは、日本に対する忠誠心はありませんね。

ToBeマガジンより

記事を見れば分かるように、横浜中華街で育ったとのことです。なるほど、接点が見えてきましたね。
因みにこの会社が建てたマンションの一部は、工作拠点取得ネットワークの一つである伊藤忠商事のクラウドファンディングRENOSYとして運用されていました。

工作拠点取得のためのネットワーク

懸念項目

不動産事業ですから、当然取得している土地が気になりますよね。子会社のファンドとして運用している物件の住所を調べてみました。

子会社のSAGLアドバイザーズはグローバル・リンク・マネジメント 49%、スターアジアグループ 51%で、2020 年 10 月8日に設立した会社です。HPからは投資物件の住所の詳細は分かりませんでしたが、幾つかの情報を拾った結果、場所を特定できました。全部で3カ所の様ですが3つ目は昨年末で未だ具体的な情報は書かれていませんでした。ケース1,ケース2ともに一棟丸ごとです。
ケース1は、1Kで全37戸
ケース2は、1Kと2LDKで全38戸
1Kと2LDKの大きさですが、20~50㎡の間のようです。

ケース1(東京都新宿区北新宿)

ケース1(拡大)

同じ区画に華人教会が存在します。歩いて1~2分と言ったところでしょうか。

ケース1(中域)

もう少し周辺を見てみます。赤の円が半径1kmになります。周囲には同様に工作拠点と考えられる物件が点在しています。別の華人教会があることからも、中国人人口が多いエリアです。国防7校提携校のハルピン工業大学孔子学院のある桜美林大学、1つ目の中国秘密警察の有った日本福州十邑社団聯合総会の賛助企業である名校教育の本社も近くにあります。当然、何等かの関係があるでしょう。
このエリアについては記事[67]の東中野周辺でも触れました。

ケース2(東京都北区田端新町)

ケース2周辺

このマンションの直ぐ裏手には電話交換所とNTTの田端ビルがあります。電話交換所のある田端テクノビルにはNTTの電気通信用地下設備の構築・運用・管理を行う会社も入っています。また田端テクノビルから北西に隣接する田端ビルはデータセンターなので、何れもターゲットになっている可能性が高いわけですね。
この物件から630mほどのところに華人教会があることから、この周辺も中国人の人口が多いことが分かります。
このエリアについては、記事[68]の荒川区周辺にて触れています。

株式関連

グローバルリンクマネジメントの株主推移

SBI証券楽天証券ベクトルが株主として登場しています。また、信託口も5%ルールに触れない範囲で存在しています。
東証マザーズへの上場は、2017/12/13で主幹事はSMBC日興証券でした。SBI証券は幹事ですが、幹事の中では一番引き受け割合が多くなっています。そして不思議なことに東証マザーズから東証一部へは僅か1年で市場変更しています。(2018/12/13に変更)
かなり無理をした経営だったのでは無いでしょうか。株価を一定以上に維持しつつ発行株数と株主数を大幅に増やす必要があるはずです。この辺りで付け入られた隙はありそうです。

中国との関係

中国国内で事業は行っていないようですが、中国人投資家向けに事業を展開しているようです。チャイナマネーで建てて、中国人が留学生として借りるという・・・・あからさま過ぎて言葉がありません。

https://fs2.magicalir.net/tdnet/2019/3486/20190426412972.pdf

GLM が中国現地の投資家向け日本不動産販売イベント

はい、でましたLIFULL。こんなところで接点がありました。インナーサークルですね。LIFULLについては記事[100]にて触れています。

まとめ

中国を意識した事業である点や不動産ファンドの物件位置から、中国フロント企業になっていると考えた方が良さそうです。

(つづく)
↓上海電力の記事のまとめはこちら

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髙山彦行
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