[114]上海電力がもたらす悪夢～（その47：イメージワン）
先の記事[110]でフロント企業化工作の終盤にあるのでは無いかと考えた企業を見ていきます。今回はイメージワンです。
会社概要
どんな事業を展開しているのかHPより引用します。
懸念項目
中国製造2025における10番や7番に関係する事業を行っていることが分かります。
直近の株主として伸和工業が登場し始めています。太陽光事業目当てという名目なのでしょうが、それだけでは無いことは明白でしょう。
また、GEOソリューション事業も測量技術や地形データを入手できることから、軍事的に非常に魅力的だと思います。
それ以外にも電子カルテの医療データベースはメディカルトラップを仕掛ける上で貴重な情報になります。
一方、経営状況は良くないようです。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2667/tdnet/2224511/00.pdf
その肝心の電子カルテ事業を売却しています。考えられるのは、
①電子カルテ事業をフロント企業に移動させる
②フロント企業化の防衛策の一つとして電子カルテ事業を手放す
のどちらかでは無いでしょうか。
ヴェリタスについて少し調べてみます。
大株主と代表は名前から親族の関係にありそうです。
ヴェリタスは'22/8/3に設立（登記は8/8？）されたばかりの会社のようです。'23/2/10に住所を上尾市から銀座に変更しています。大株主を調べてみると、病院の院長で病院を経営しているようです。
医療脱毛を行っている病院のようです。場所に注目してください。同じ弥生ビルの階違いであることが分かります。また、医療法人社団白凛会は同ビル４Fにあります。
6F:ヴェリタス
4F:白凛会
B1F:ブランクリニック
ブランクリニックはかなり儲かっているようですね。とりあえず今分かるのはここまで。
更に太陽光発電所も売却しています。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2667/tdnet/2224512/00.pdf
売却先のRBソーラーアーク合同会社の代表社員のRBソーラーアークホールディングスは’22/7/6に法人指定されたばかりです。つまり、会社設立と合同会社設立は同時に行われたということです。
合同会社を利用するのは上海電力関係で行われるスキームですよね。FIT制度による電気買取価格が32~40円という旨味のある時期の物であること、先の電子カルテも売却先が同じタイミングで会社を設立していることが引っ掛かります。
平井宏治さんが、FIT制度とFITころがしについて動画の25分辺りから解説されています。御覧ください。
株式関連
株主推移は長いので、途中で切っています。プロスペクト（現・ミライノベート→Jトラスト）買収時に伸和工業と共に動いたSBI証券、楽天証券、松井証券と面子が揃っています。伸和工業、SBI証券、楽天証券、松井証券合わせて17.45%を保有していることになるわけです。'22/9のタイミングで伸和工業が株主として登場しているので、'22/3-'22/9のどこかで伸和工業が株を取得したことになります。
そうなると伸和工業が株主になったタイミングと電子カルテ事業売却先設立、太陽光発電所売却先設立が'22の夏頃に集中しているということになります。これらは全て計画的に行われた可能性が高そうです。であれば、電子カルテの売却については、
①電子カルテ事業をフロント企業に移動させる
と考えた方が良さそうです。
中国との関係
今のところ目立った動きはありません。今後の動きに注目です。
まとめ
株の保有比率や事業売却の動向などから、既にフロント企業となってしまった可能性が高いと思います。
（つづく）
↓上海電力の記事のまとめはこちら
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