言語判定法入門28 心をこめる
「心をこめる」というのは、どういうことなのか?
これは難しい話なのです。たとえばピカソの絵で言うと、「心をこめる」ことを、最初にやった絵というのは、友人カサヘマスが、20歳でピストル自殺したときに、その死に顔を描いた絵です。その横顔の絵は、心がこもっています。まず、最初の一枚ですが、ここには《原-芸術》が成立しています。
しかし14歳から売春宿の入り浸っていたというピカソは、かなりひどい男でありまして、それは孫娘マリーナ・ピカソ が書いた告発書『マイ・グランパパ、ピカソ』(藤原えりみ訳)を読むと、良く分かります。
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2. すみません、最初の記事ですが、アップしてから、マガジンの設定でトラブって、記事を消してしまいました。そこで再度書いたのですが、内容が加筆されて膨らみました。ですので、買ってくださった、狩野さん、記事を再度読んでくださるようにお願いします。