【 人事担当が話す昇進、昇格の仕組み 】働く上での心構え1
まず初めに今の仕事の内容やお給料に満足をされている方にとっては不要な情報になりますのでそういった方には合わない記事になってしまいます。
「昇進したい」「お給料を上げたい」「自分のやりたいポジションで働きたい」などの向上心をお持ちの方は是非読んでみてください。
お伝えしたい内容が多いのでここでは働く上での心構えについてまとめます。
1.前置き
今回この記事をまとめる上で先に述べておきたいことがございます。
それはあくまでこの記事は「昇進したい」「お給料を上げたい」「自分のやりたいポジションで働きたい」というものですので「こう働かなければいけない」や「労働者はこうあるべき」というものではないというところをご承知おき願います。
2.大事な3つの考え方
考え方とは「思考」「行動」の基となるとても大切なものでここがぶれてしまいますと、ここから先に伝えることが間違った方向に伝わってしまう可能性がありますので、はじめにこの根幹部分をお伝えいたします。
・視点は常に別の誰か
・何のために働いているのか
・職場で働く人たちは友人ではない
2.1 視点は常に別の誰か
こちらは慣れるまでかなり意識をしていないとできない考え方になります。
しかしとても大切なことになりますので常に意識するようにしましょう。
社会で生きる限り、自身の評価をするのは常に他人になります。
自分の中でどれだけ素晴らしい思想を持っていて、素晴らしい行動をしたと思っていても、それを他人が認めなければその行動に社会的価値は生まれず、「自分よがりな行動」としてしか評価をされません。
これは仕事だけの話ではなく生きていくうえでとても重要な項目になります。
極端な例を出しますと
喧嘩の最中に相手に暴力をふるったとします。
その暴力をふるった方が、「これはお前のためにやっている」といったところで周りにいる人は納得をせずその人を「素晴らしい」と評価する人はほとんどいないでしょう。
しかし暴力をふるった本人は相手のためを思ってやっていると自己肯定の思いで自身を評価をします。
今回は極端な例を出しましたが、日常生活でこのように自己評価と他己評価が一致しないことはたくさんあります。その中でしっかりと自己評価だけでなく、他己評価も意識できるようになることが重要です。
2.2 何のために働いているのか
ご自身が仕事をする理由について考えたことがある人は多いと思います。
「その仕事にやりがいを感じている」「生きるためにはお金が必要」「この仕事をステップにやりたいことがある」・・・
いろいろな理由で仕事をしています。
しかし「その会社がなぜ私を雇ってくれているのか」と考える方は少ないでしょう。
その答えは究極的に言えば「会社にとって利益になる」という答えになります。一人一人やりたいことがあり、願望がありその職場で働きたい理由は様々ですが、会社にとってはそこにはあまり意味がありません。
ここで伝えたかったことは前項でも伝えた「視点は常に別の誰か」の中には「会社」という組織も一人として「別の誰か」に含まれるということです。
2.3 職場で働く人たちは友人ではない
職場の同僚、上司、部下様々な関係がありますが、1日の間でも8時間ととてもない時間を一緒に過ごすことになります。その中でどうしても「友人のように仲良くなった」と勘違いをしてしまい、つい友達同士のノリで接してしまうことがあります。もちろん本当に友人になる人も現れますが全員がそうなるということはまずないでしょう。
職場の空気を悪くしないために気を使われている関係に気づかなければ大きな失敗をすることになります。
それでは上記を踏まえて本題に入りたいと思います。
3. 働く上での心構え
1、会社、同僚、上司の愚痴や不平不満が話される会話には参加しない
2、誰かの話をするときはその人の顔をしっかりと思い浮かべその人が聞いていると思いながら話をする
3、一つ上の上司の仕事を的確に把握する
4、物事がうまく進んだときは「誰かのおかげ」うまくいかないときは「私のせい」
5、月に1度自身を振り返り、もっとできたことを考える
6、組織図(連絡系統)を把握する
7、組織内の人間関係を把握する
8、労働基準法を学ぶ
9、人それぞれの働き方を理解、受け入れる
10、業務に個人的な感情を持ち込まない
11、人が嫌がる雑務は積極的に引き受ける
12、情報の取り扱いには細心の注意を払う
13、案の否定をするときはまともな代替え案を用意する
14、人を利用してごまかさない
15、他力本願にならない
こちらの言葉だけでは誤解が生まれてしまい本来の意味とはまったく違う方向に行ってしまいます。そうなると効果が全くでない可能性がありますので細かい解説をいたします。
ただ長くなってしまいますので次回記事「働く上での心構え2」にてまとめます。特にこれを読んで「自分は大丈夫だな、できているな」と思う方は次の記事を読むことでご自身を見直せるかもしれません。
それではまた次回の記事でもよろしくお願いいたします。