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ギャンブル依存症からの脱却:1400万円の借金を抱えた元商社マンの実体験

割引あり

億を稼いでいた元商社マンの私がギャンブル依存症に陥った経緯と
1400万円に膨れ上がった借金の返済について実体験を告白!
依存症の兆候や克服のための具体的なステップを紹介します。

ギャンブル依存症とは

ギャンブル依存症と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
「自己管理ができない人」
「意志が弱い人」
「土曜の朝には必ず競馬新聞を買っている人」
「平日でもパチンコ屋の開店に8時から並んでいる人」
「勝ったことしか話さない人」

間違いです。それは単に”ギャンブル好きな人”です。

世の中の多くの人は「ギャンブル依存症」を
正確に理解していません。
そして、依存からの脱却を支援するとか言ってる人たちは
自分たちが依存症になったことがない人たちなので
実際に依存症と言われる人たちの「ほんとうのくるしみ」を
知らないし、理解はしていません。
結局根本的な解決をせず、表面的な対応ばかりで
対応した気になっている自称支援者には
悪いけど当事者は、回復できるものもできてなくて、
くるしみは消えていないという人が
たくさんいるってことをわかってほしい。

この記事では、私自身が、生涯3回にわたって
ギャンブル依存症に陥り、
そこから脱出してきた「ほんとうのくるしみ」のお話を、
めちゃくちゃ恥ずかしいですが、すべて赤裸々に
語ります。

やめたくてもやめられない。
一言で言うと、これがギャンブル依存症です。
これを読んでいるあなたも、

  • もう、借金までしてギャンブルはしたくない

  • でも万馬券が当たるまでは…

  • これまでの負けを全部取り返すまでは…

  • あの人にすごいって言ってもらうまでは…

まだ今はやめられない。
他に何か、いい方法があるなら紹介してよ。

そう思って、手元にお金が入ればつい、ギャンブル行動に出てしまう

もうこの状態が、依存症の兆候です。

大丈夫です。
この記事を読むと、あなた自身、またはあなたの大切な人が
ギャンブル依存症になっていても、
ちゃんと抜け出せる希望の道筋がわかります。

あなたも向き合っている「ほんとうのくるしみ」を
私は体験して、脱出してきました。
その体験談を今のあなたに語りたいのです。

最後まで私の体験談を読んでいただくと、
私がくるしみから抜け出した方法がわかり
それを実践できるプレゼントもご用意しているので、お楽しみに!

ギャンブル依存症の始まり

じつは私、高校生の頃から、パチンコ屋に入り浸り、
競馬、競艇もそれなりに勝ててました。
高校の時には、オレの金を増やしてきてくれ、と
5万10万を預けてくる仲間もたくさんいました。
彼らに少なくとも倍にして返す、ということが
その当時は実現できていました。

もちろん、高校生がパチンコ屋に出入りしてはいけませんが、
私は老け顔だったからか、店員に注意されることもなく、
タバコもバカスカ吸いながら
学校帰りに台に向かってました。
それに、土日は競馬場に行って、
ピクニック気分でパドックを眺めていました。

高校3年生のある日、
仲間から預かった総額30万円ほどを
全て負けてしまったのです。
負けたなんて誰にも言えず、
別のことに使おうとしていた貯金を元手に復活挑戦をしますが、
こういう時には不思議と勝てず、
さらに負け続けてバイト代の前借りまで
する状態になりました。
なんとか親から金を借り、仲間には
失敗したから
と言って元本だけ返しました。
でもそれまで仲間たちは
私にお金を預けるだけで、資産が倍以上にはなってたから、
元本でも返してもらえて逆に感謝してくれました。
今思えば、これが私の人生の1度目のギャンブル依存でした。

「依存症」は、実は身近な罠

初めて依存症と聞いた人は、
「自分とは違う世界のこと」のように思うかもしれません。
実はかなり身近にあるんですよ、ってことを
理解してほしいですね。

知らぬ間に症状が出て
気付かぬうちに結構深みにハマっていたと
いう方も多いようです。

厚生労働省の調査によると、
ギャンブル依存症の疑いがある人は全国で推計320万人。

そして意外なことに、その多くは...

  • 他人に頼らず自分でなんとかしようとする人

  • 周囲から信頼される人

  • 責任感の強い人

  • 自己管理ができている(ように見える)人

  • 真面目で仕事ができる人

なのです。
あなたの症状も、ギャンブル依存症、なんですが
意外と周りには、気づかれていないことが多いですね。
だから、今のうちに、私と一緒になんとかしましょう。

この記事で学べること

この記事の構成マインドマップ

私は違う、と思っていながら、気がつけばどっぷりとギャンブル依存症になっていた私の実体験をもとに、依存症になりやすい方への注意喚起、そしてその克服方法をお話します。

1. 依存症の早期発見・予防法

私の経験から得た具体的な"気づきのポイント"をお伝えします:

  • 依存症の兆候を早期に発見する方法

  • 自分や大切な人が危険な状態かを判断できるチェックリスト

  • 最も陥りやすい4つの行動パターン

2. 1400万円超の借金からの這い上がり方

実際に私が実践した回復への具体的なステップを包み隠さずお伝えします:

  • 借金を計画的に返済していった具体的な方法

  • 再発を防ぐために実践した7つの習慣

  • お金との新しい付き合い方を見つけるためのワーク

3. 依存症の根本的な解決法

依存症になってしまう根本的な原因は「〇〇欲求の暴走」
これしかありません。その解決策を公開します:

  • 他人の評価に振り回されない考え方

  • 自己肯定感を高める具体的な方法

  • 周囲との健全な関係の築き方

4. すぐに使える具体的な対策

この記事は、単なる体験談ではありません。
回復に向けた実践的な情報といって、
支援機関の紹介をするのでもありません。
何を求めてネット検索し、この記事に出会ったのか。
それは、明日からギャンブルに行かなくてもいいようにするには
どうしたらいいか、
後戻りできないほどの借金を抱えて、
一攫千金、一発勝負でないと
もう普通に働いても返済なんて無理だ
ギャンブル以外の方法があるなら教えてほしい。

そう思って検索した人が多いです。あなたも、あなたも。

この記事を最後まで読んで、ぜひいいね、感想コメントをください。
記事をSNSで紹介して、そのスクショを私にください。
全て私自身が、ひとつひとつ、拝見します。


お金の使い方がかっこいい先輩たち

若い頃から、私は憧れの先輩たちに囲まれていました。

ある取引先の社長は、自前のクルーザーでBBQに招待してくれました。「家族ぐるみの付き合いができるのが一番の贅沢だよ」。その言葉に、お金の使い方の本質を教わった気がしました。

別の上司は、部下の出産祝いのお返しを考えていた私に「返しは要らん、嫁にいいものを食わせてやれ」と一言。そこにあるのはお金の額ではなく、相手を思いやる心遣いでした。

社内の先輩は、プレゼントのセンスが抜群でした。女性社員一人一人の好みを把握し、何気ない日常で喜ばせる。その振る舞いは、まるで兄のような自然さがありました。

出張の多い上司は、必ず一人一人に合わせたお土産を選んでくれました。「○○さんはこういうの好きそうだなと思って」という言葉に、常に部下のことを考えている姿勢が表れていました。

こういった先輩たちに囲まれ、私も「自分もこうなりたい」と強く思うようになっていきました。

お金を動かすプロとしての自負

私はかつて商社でファイナンス部門を担当し、為替予約やデリバティブ取引を活用し、将来の通貨交換レートを事前に固定することでリスクを軽減する仕事もしていました。億単位の資金を動かす仕事です。
FXの知識も豊富で、為替のプロとしての自負がありました。

最初は0.01~0.03ロット、レバレッジ20倍程度。リスク管理を徹底し、月に数十万円のプラスを安定して出せていた時期もありました。

投資で稼いだお金を使って、私なりに「かっこいいお金の使い方」を実践していました。後輩との飲み会では気前よくおごり、取引先との付き合いも欠かしませんでした。

「○○さん、いつもありがとうございます」 「さすが○○さんですね」

そんな言葉をもらうたびに、自分が目指していた姿に近づいているような満足感を覚えました。

周りの人に喜んでもらえるようなかっこいいお金の使い方をして、一目を置かれた気になったり、満足感や優越感に浸れる快感。
これは一度味わうと忘れられないものです。

2回目の依存症自覚

大学を卒業して最初に就職した会社では
平均より高い年収が得られ、
自己裁量に任せてもらえる範囲も大きかったので、
仕事を通じて自己肯定感が高まりました。

心底お金の使い方がうまい先輩が
たくさんいました。

顧客も会社社長や経理的に大きな責任を持つ方が多く、
一朝一夕にお金を得た成金やギャンブラーではなく、
本当にお金との付き合い方を分かっていらっしゃる方ばかりでした。

そのうち、
自分もあやかりたい、
馬鹿にされないようにしたい、
できることなら優位に立ちたい、
と焦り始め、
承認欲求が暴走し始めました。

本業で得ていた為替や株などへの投資、不動産投資などの知識から、
自社や取引先が会社として取り組んでいたファイナンスを一部、
個人に取り入れることで、
給料を倍増させられるぞ、
と様々な投資に取り組みました。
先輩や上司、取引先などからやり方を教えてもらい、
稼げたお金でかっこいいお金の使い方をマネして、
自分の周りに喜んでくれる人がいる幸せを感じていました。

このころは、インデックスを中心とした投資と
中国株への投資がうまくはまって、
給料以上に稼げていました。
しかし収入と支出のバランス感覚がおかしくなって、
金銭感覚が狂ってきていました。
もっと稼ぎたくなって10年間やめていた競馬もやりはじめました。

だって、競馬場にもWINSにも行かなくても、
携帯から馬券が買える時代になっていたから。。。
その年の菊花賞で700円の3点買いという少点数で
221万円を得る大金星をゲットします。
これに調子に乗った末路が、2回目のギャンブル依存症でした。

菊花賞は10月の末ですが、なんとその年の年末までには、
この200万円超をほぼ全て、競馬に再投資し
ゼロになりました。
2100円が、200万円超になったということは
2万円なら2000万円にできる、
そのチャンスが100回もある、
そう真剣に思いました。

いくら競馬で得たお金だと言っても、
2ヶ月で200万円も負けて満足できるわけもなく、
アホやな、っていわれるだけだから、他人にも言えず、
再びギャンブル依存症に点火されてしまったのです。

「もっと称賛される使い方をすれば良かった」
「絶対取り返してやる」
「自分はやり方がわかっているからできるんだ」

そう思って、将来のためと貯めていたお金もつぎ込んで
400万円以上の借金を作ってしまいました。

このとき、FXの自動売買システムとバイナリーオプションに出会い
半年程度で返済をほぼ終えることができています。
転職をした際に、退職金がもらえたことも
負債の解消ができた要因です。

歯車が狂い始めた瞬間

しかし、転職を機に、収入が激減し、それまでの生活水準、特に周りへの振る舞いを維持するのが難しくなってきたのです。

当時の妻のすすめで、
もっと家庭にも地元にも根差した仕事をしてほしい、
と言われ、
収入激減を承知で転職しました。

「付き合い悪くなったんじゃない?」
「公務員になって、偉そうにしてんなよ」

なんてことは言われたくないと、
しばらくの間はこれまでどおり積極的に
飲み会にも参加していました。
しかし、収入自体は激減している状態ですから、
飲み代もこれまで通りに捻出はできません。

そこで投資で日銭を稼ぐという考え方をするようになり、
投資のスタイルがデイトレやスウィング重視に変化し始めます。
「もっと効率的に稼げるはずだ」
「この程度の損失なら、すぐに取り返せる」
レバレッジを20倍から888倍へ。 ロットを0.03から0.3へ。
リスク管理よりも、目先の利益を追いかけるようになっていきました。

もっともっと認められたい、評価されたい、
さらにはお金の面で相手より優位に立ちたいという欲求が
出てきていました。
そのためにお金がもっとあれば、と思う気持ちも強くなって、
さらに無謀な投資行動に出ていました。
たまたま、そのほとんどの場合で勝てていたことが
自分の中のブレーキ、リミッターが壊れた原因でもあります。

本来投資とは、余剰資金の使い道であるだけで
日銭を稼ぐ手段ではありません。
そんなこともわからなくなるほど、
仕事中や会議中に何度も値動きを確認したり、
ポジションを無理をして取りに行ったりしていました。

人生が変わってしまった一瞬の出来事

それでも、デイトレ目当てのポジションは
週末持ち越さないように気を付けていました。
土日は世界中の主要マーケットが一部を除き休業しているため、
取引は行えません。
そのため、金曜日に持ち越したポジションは、
月曜日まで影響を受けることになります。
金曜の21時までにはプラスであろうとマイナスであろうと
いったん決済をしてしまうことにしていました。
FX取引では、金曜日に含み損を抱えたポジションの決済を持ち越すと、
土日には為替レートが配信されず、ロスカット判定が行われないのです。

そして週明けの月曜日、取引が再開された時点でロスカットが行われます。
その際、「窓開け」が発生していると大きな価格変動により、
預けた証拠金以上の損失を被るリスクがあります。

そのため、ポジションを持ち越す前には、
証拠金維持率をしっかり確認し、
無理のない取引を心がけることが大切です。
週末にポジションを持ち越してしまい、
相場が予想と異なる方向に動いた場合、
証拠金維持ができなくなり、追証を求められます。
追証ができなくて強制決済されると思わぬ損失が発生します。
反対に、予想通りに相場が傾いた場合は、
大きな利益を積み上げられる可能性があります。

その金曜は、飲み会の前にいつもやるポジション外しを忘れていました。
飲み会が始まったときには気が付いていたのですが、
初めてではないし、
過去には月曜に予想以上に稼げていたこともあったので、
超楽観的に、
月曜に大金持ちになっている自分の姿を想像することで、
その不安をかき消し、飲み会の世界に没頭しました。
帰宅したのは土曜の朝、明るくなるころ。
私はパソコンの前で呆然とするしかありませんでした。
たった一晩で300万円以上の損失。みごとに、やられていました。
アメリカ大統領の言葉、経済戦争の始まり、
EURO対USドル対ポンドのなかでなすすべなく乱高下した円。
週末なのに、かなりの値動きがあったようです。
持っていたポジションはすべて、
自動で追証することにしてあったので、
資金の続く限り損でも追い続けます。
そして証拠金維持の限界で耐えられなくなっていて、
強制決済をされていたのです。
しかも、それは一瞬の出来事で、土曜の朝に画面を見たときには、
金曜の夕方、最後に見たときよりもむしろレートが高くなっていたので、
なぜすべてのポジションが失われていて、
かつ口座残高の表示がマイナス300万の表示になっているのかを
理解するまでしばらくかかりました。

「この程度なら、すぐに取り返せる」
原因がわかって、現実が飲み込めたとき、実際につぶやいた言葉です。
これまでの経験から、根拠はないけど揺るぎない自信がありました。
だって私は億単位の資金を動かしてきた"プロ"なのだから。
マジでそう思いました。
翌月曜にカードローンで100万円を工面し、仕切り直します。
「大丈夫、オレならできる」
この方法で何度も危機を乗り切ってきたのです。

ところがその週は、置いたポジションがすべて逆張りとなってしまう
最悪なトレードばかりでした。
大きく取り返したいからロットも大きくかけています。
水曜、木曜でさらに280万円の損失。
FX口座に放り込むお金についに、
生活費として置いているお金を使ってしまいます。
どこかで「これはまずい」という警告音が鳴っていたはずです。
でも、その音すら、私には遠く向こうで鳴っている
目覚まし時計の音でしかなく、
寝ぼけて無意識のうちに切っているようなものでした。

加速する転落の日々

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