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昨日見た夢の話を聞いてくれ

「こいつ、もしかしてほんとにうんこ漏らしたんじゃね?」
前の記事を読んでくれている人がいるなら、そんな風に思ってここを覗きに来てくれたのかもしれない。すまんがその好奇心は捨ててくれ。というかそんなことをわざわざ確認しに来るな。賢いわたしは、今日も元気にうんこをしているけれど、それはトイレでしているよ。
今回は、シンプルにわたしが見た夢の話を聞いてほしい。夢って、なんであんなにうまくいかないことばっかなの??

夢の中でのわたしはなぜか大学生で、猛烈に焦っていた。だって、今日試験があったなんて聞いてなかったから。

センター試験か?くらいの人数が大学前に押し寄せ、開門を今か今かと待っているシーンから、その夢は始まった。時刻は朝6時。早さがとち狂っとんのよ。
その日の試験は、センターでも大学受験でもなく、「心理学とマナー」という講義の試験だった。なんだその講義。「どっちも勉強してたって困らないもんね」でとりあえずで開講した授業だろ。分けろ。そんな授業の試験開始を開門前から待つな。
夢の中のわたしに対しても、「焦るな。授業の単位は捨ててしまえ」と思ったが、とにかくまじめなわたしは、試験開始までの限られた時間の中で、必死にノートと教科書にかじりついていた。

「キーンコーンカーンコーン」

予鈴が鳴った。時は無情である。筆記用具以外はすべてカバンの中にしまうように言われた。ぜんぜん関係ないけど、「予鈴」って響き、めっちゃ懐かしいね。脳みそがじわ…ってなっちゃった。
ちなみにわたしが持って来ていたバッグがこれだった。


バッグ


女子大生がイーストボーイのスクールバッグは持っちゃダメだって。
でも夢の中だから、ツッコミ不在でこの状況が進んでいく。現実世界なら絶対にツッコむ。助走つけて全力でツッコむんだから。

いよいよ問題用紙が配られる。裏面から確認するだけでも問題数が膨大で、
「オワタ/(^O^)\」状態になったが、焦ってしまっては何も手につかなくなる。落ち着け自分。心理学の知識はほぼ皆無だが、マナーは何とかなるだろう。

「キーンコーンカーンコーン」

本鈴が鳴った。会場のみんなが一斉に問題用紙と解答用紙をひっくり返し、名前を書く。シャーペンが紙と机に擦れる音だけが響いて、一気に緊張感が高まった。ダメだ。雰囲気に飲まれている場合じゃない。とりあえず今できることをやるしかないんだ。解ける問題を探して、そこからやろう。



Q1.次の言葉を言い換えなさい。

①肉団子 → (         )




何???????????????
どんな問題?????????


わたしは何を問われていますか????
講義名、「心理学とマナー」だったよね?どっち??どっちの何???

けれどもここは夢の中。ここにいる皆が、今自分が持ちうる力を最大限に発揮しようと、全力を尽くしていた。
夢の中のわたしは頭を抱えていたが、それは問題の意図がわからないからではなく、勉強不足で解けないからだった。
解けるだろ。いや、解けなくてもいいんだよ。こんなことに絶望するな。


詳細は忘れてしまったが、他にも違う食べ物を言い換える問題や、ガチの心理学を問う問題がずらっと続いた。試されているのは己のメンタルか?

けっきょく白紙のまま試験終了の時間を迎えた。放心状態のまま、チラッと後ろの席に座っていた友人の解答を盗み見ると、

①肉団子 → ( ミートボール )

と記入していた。

あったまいい~~~~!!!!!


夢の中のわたしは嫉妬した。友人の頭の良さに嫉妬し、今後の人生について思いを馳せた。こういう人が成功するんだ。こういう人が人の役に立つんだ。しかし友人がいさえすれば、この世の中はもう大丈夫だと、同時に誇らしくも思った。今苦しくてどうしようもない人、もう少し待っててください、と―――。

違うよ。お前が考えないといけないのは、この講義を履修したことへの反省だよ。後期はぜったいにとるな。目が覚めたとき、真っ先にそう思った。

寝起きは最悪だった。勉強していないことへの焦り(無意味)、解けないことへの焦り(無意味)、友人への嫉妬(いや、これに関してはまじで何?)の無意味トリプルコンボを達成して、とても疲れていたから。

「もう一回遊べるドン!」
あの太鼓の化身にそう言われても、この授業は履修しない。




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