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恋愛を読みたいあなたへ

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おセンチになったりならなかったりする恋愛のエッセイをまとめています。
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共依存だった頃の話

わたしは超絶怒涛のメンヘラ女だった。
彼がいないと生きていけないと思っていたし、生きている意味みたいなものも、彼なしの人生では曖昧に感じられた。

彼と会っていない日のことはあまり覚えていなかったし、会う予定がなくてもいつでも会えるようにと、すべての予定を彼のために空け、捧げた。

「俺の精神安定剤になって。」

たしか付き合う前にそんなことを言われた。
いま思えばこの時点で相当ヤバい。

この人

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秋になると思い出す人のこと

ついこの間まで半袖で暑い暑いと言って、日傘も手放せなかったのに、今は当たり前のように長袖に腕を通している。
最近は金木犀の匂いなんかして、気が付けばもう夜だ。

卒業が他の人より半年遅くなった彼は、たしかすこし秋を感じるこれくらいの季節に、この場所を離れていった。
地元で就職することが決まっていたからだ。

こっちで就職をしないと打ち明けられたときのことは、正直まったく覚えていないのだが、それでも

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