『小学校中学年時代』と、わたし。~医食同源・好き嫌いがなくなったきっかけ~
こんにちは。日置秀馬(ひきしゅうま)です。
今回の『〇〇とわたし』シリーズは、小学校中学年(3・4年生)の頃の記憶を振り返りながら、現在の自分に繋げていくお話です。
小学校3,4年生で最初に思いだしたことは給食
この頃の思い出というと、「給食」でしょうか。
毎日の献立や、日々バランスの良い食生活とは何かを考えながら過ごすことは、とても心地よく、楽しいものですが、当時は給食が苦痛で仕方ありませんでした。
今でも苦手なもの(酢の物やレバー)というものはありますが、学生時代はとにかく偏食でした。
ブドウ豆や卵ペーストを中心に、子供たちに人気の揚げパンですら…食べられないモノのリストに入っていました。
当時は味が苦手だったのだと思いますが、とにかく食べることが出来ない。
そして、食べるスピードも遅く、いわゆる「昼休みに給食を食べている子」のうちの1人でした。
好き嫌いを改善する最初のきっかけは、本。
今でこそ、「食べるのは生野菜から」とか「今日は繊維質が足りないからこの食材を足そう」など、「食事=自分を整える方法」として日々向き合うよう努めていますが、当時は野菜も嫌い、量も少ない…。というような生活でした。
では、いつのころから食生活が改善されてきたのか…
それは、中学校3年生のときでした。
当時も好き嫌いが激しく、「とんかつの肉は食べてもキャベツは残す」ような子でした。
父親に注意されても知らん顔。本当に困った息子だったと思います。
そして中学校3年生の夏、わたしは大きく体調を崩しました。
栄養バランスが…というのだけが理由ではありませんが、学校を休みがちになりました。
流石にこれはいけないと自分でも感じたのか、少しづつ、栄養のバランス、というものを考えるようになった最初のステップでした。
ちょうどそのとき、母から渡された書籍があります。
「食医の知恵」といった題名の、いわば辞典のような書籍でした。
この本には、「ネギにはこういう成分があって〇〇に効く」とか
「風邪にはこの食材、お便秘にはこの食材」など、
食べることを通じて、健康になる、「医食同源」をテーマにしたものが書かれていました。
当時の自分にとってはとても面白い本に感じ、毎日のように食材の項目を眺めていました。
食材への好奇心が湧いてくると、不思議なもので、食べることにも意欲が湧いてきます。
今でいう、食育のようなものでしょうか、知識として、興味として食材が身近な存在になることで、苦手意識というものは徐々に薄れていきました。
さらにもう一つ、これは一種の暗示の様な手法なのですが、
「好きなキャラクター・人が切ったキャベツだから残すわけにはいかない」
という一風変わったイメージをすることです。
「これは自分の想い人が作ってくれたもの…残したらその人が悲しむ…」
「お前は何を言っているんだ」
と言われても仕方のないことですが、これが不思議なことに、とても良い効果を生みました。
食材の効果・体の変化に興味を持つことと共に、作った人にも思いを馳せる(この場合は空想・妄想ですね)。
これを繰り返していくうちに苦手意識が消え、やがて、とんかつに添えられている、あのキャベツも、残さずに食べられるようになりました。
いまではキャベツをライス代わりに、肉と共に頬張るほどです。
まとめ
体調不良、母の起点、自己暗示…などなど、様々な要因が重なりましたが、
当時の自分は、自然と、苦手意識をなくすための工夫、方法を行っていたようです。
・食材を学習の対象、知識欲の対象として興味を持つ
これは、一から野菜を育てたり、愛着を持って収穫までの工程を楽しむことと似ているような気がします。
・生産者や料理してくれた人に寄り添う心を持つ
これも、切り口は全く違いましたが、好き嫌いや食べ残しを減らしていくには良い方法と考えられます。
今回は、小学校の記憶から、現在の自分につながるお話をさせていただきました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた次回、お会いしましょう。