【Caravan Sandwitch】戦闘無し、ゲームオーバー無し、まったり探検を楽しめるアドベンチャー
noteはじめてからの感想1本目です。今回は直近で遊んだばかりのインディータイトルです。最初なのもあって気合入れてしまったので感想というより紹介っぽくなってしまいました。すでにバテています。この調子だと絶対に続かないので、次回があれば半分以下の文章量でもっとシンプルな構成にしようと思います。
【どんなゲーム?】
・荒廃した世界をバンに乗って探検するアドベンチャー
「Caravan Sandwitch」は、シガロと呼ばれる荒廃した惑星を舞台にしたアドベンチャーゲームです。主人公ソージュが失踪した姉の謎を探るため、バンを運転して小さなオープンワールドを探検します。
ストーリーメインで戦闘は存在せず、高いところから飛び降りてもダメージを受けないためゲームオーバーにはなりません。安心して誰でも楽しめます。まったりゲームを遊びたい人にオススメです。
【ゲームの流れ】
・メインクエストに沿ってストーリーが進行
本作ではメインクエストを進めることで、物語が進行していきます。進行には機械のパーツというアイテムが必要になります。フィールド上のあちこちに隠されているパーツを探し、集めることで次の章へ進みます。
・コンパクトなオープンワールドを探索
本作では主に、バンに乗って走行し、各地を探索します。最初は通信妨害を受けておりマップが非表示になっていますが、設置された機器を破壊することで解放可能です。これはオープンワールドあるあるのやつですね。
ほかにもストーリー進行に必要なパーツを見つけたり、NPCとの出会いを経て物語を進めていきます。
・おつかい楽しい! サブクエストもあります
メインクエストのほかに、各地のNPCから受注可能なサブクエストも用意されています。
サブクエストは、探索の中でさまざまな収集品を集めていくようなタイプと、章ごとに限定で発生するタイプが用意されています。クエストをこなすとNPCとの物語を楽しめたり、パーツを獲得できます。
【ゲームシステムについて】
・バン操作は簡単すぎず難しすぎず、無計画にドライブしたくなる心地よさ
本作での移動は、基本はバンで長距離走行し、探索は徒歩で行います。乗り降りが非常に多くなりますが、乗るモーション、降りるモーションは無くさっと切り替わるため非常にテンポが良いです。さらに徒歩の間はどこにいてもバンにワープできます。便利~
バン操作はクセがなくすんなり動いてくれます。とはいえ道がデコボコしているのでところどころひっかかったり、うまくハンドリングしないと道からはずれていきます。この塩梅がちょうどよく、ゲーム体験のメリハリになっています。景色も良いため特に意味もなくついドライブを楽しんでしまいます。
なお物語を進めるとバンの装備が増えていきます。アップグレード要素というほどではありませんが、各地に落ちているパーツを消費することで、アンテナをつけて近くの物体をサーチしたり、ワイヤーフックで開かない扉を引っこ抜いたり、探索要素に使えるよう改造できます。ストーリー進行のキーにもなっているので、必然的にこなしていくことになります。
・キモとなる探索難度はかなり低め、誰でも遊べる安心設計
パーツを探すための探索は、謎解きとまではいかないながらもいくつかギミックが用意されています。とはいえ隠された場所のスイッチを探し、扉を開けて先に進む、くらいの要素なので難しさは感じられません。
適度なジャンプアクション要素もありますが、ゲームに慣れているプレイヤーならまったく詰まることなく進めることができそうです。
ただ、ストーリーを進行させないと現時点で到達できない箇所が複数存在するため、最序盤は「ここって今行けるとこ? 行けないとこ?」がわかりづらいかもしれません。
・サブクエストは物語の掘り下げにもなるので結局全部進めちゃう
メインストーリーを進めていくことでゲームが進行していきますが、オープンワールドよろしくさまざまなサブクエストが各地で発生します。サブクエストは進めなくても問題ありませんが、世界設定やシガロに住まう人々の関係性が見えてくるので、こなしていったほうがよさそうです。
お願いされる内容は、「あれを探してほしい」「ここに連れてって」とよくあるおつかいっぽいですが、すべて本作のキモとなる探索要素につながっていますし、主人公もシガロの住民と交流することを目的としているので、面倒くささはありませんでした。
【おすすめポイント】
・ポップなグラフィックながらも美しく描かれた終末世界にうっとり
景色を楽しめる作品というと、高いグラフィックレベルが求められそうですが、森と荒野のコントラストや、室内に差し込む美しい光などから形成される景観美が素晴らしく、ついつい立ち止まって撮影したくなります。
そしてところどころにザブトンが敷いてありますが、これは景観を楽しむ用のスペース。インタラクトすることでカメラが引きになります。シャッターチャンス!
・何者かに監視されているという不穏な要素も、カエルのような種族もなんか不思議
基本的に温かい雰囲気で進む本作ですが、ところどころで謎の存在に監視される描写があります。何者なのか? 姉の失踪と関係あるのか? 少しずつ近づいてくる存在との対峙も気になるポイントです。
登場人物としては、人間のほかにもロボットや、カエルのような種族・レイネトもシガロの住人として登場し、彼らと交流することができます。特にレイネトたちはかなり特異で神秘的な体質をもっているようで、本作の中でも興味をそそられる存在でした。
【まとめ】
・とにかくまったり楽しめる、荒廃した世界をじっくり探検したい人にオススメ
戦闘はゲーム体験にメリハリがつき、飽きさせないシステムの1つですが、本作にはそれがないため、探索するだけだと飽きてしまのでは? と思っていましたが、そんなことはありませんでした。
荒廃しつつも温かみを感じる人々との交流、色褪せつつも美しい世界の探索は魅力にあふれており、疲れているときにこそ遊びたい作品です。
廃墟探索や終末世界といったワードにぐっとくる方はもちろん、ウォーキングシミュレーターや雰囲気ゲーム好きの方にも刺さるんじゃないでしょうか。
難易度もやさしめで誰でも遊べる点も嬉しいです。逆にいえばバリバリプレイヤースキルが求められる硬派なアクションゲームが遊びたい人には向かないかと思います。そういったゲームを遊んだあとに、まったり遊ぶのに大変オススメです。
【ゲームの基本情報】
タイトル:Caravan SandWitch
ジャンル:探検アドベンチャー
遊んだプラットフォーム:PC(Steam)
SteamストアURL
https://store.steampowered.com/app/1582650/Caravan_SandWitch/
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