【検証】1ヶ月に1曲ずつやればショパンエチュード全曲完成する説。Op.25【下半期】
1ヶ月に1曲ずつやればショパンエチュード一年で弾ける説。
2022年に始めたこの企画ですが、2023年になって半年が経とうとしています。笑
腰が重くてしゃーない。
でも記録しておきたいという気持ちもあってようやく書き始めました。
特に面白くはないです。先に言っておきます。笑
前回の前編は半年の記録を書いていましたが、今回はその後半戦!!
(上半期はこちらから↓)
結論から言うと、
「1ヶ月に1曲ずつやればショパンエチュード1年で完走できました!!」
・・・弾ける、かはさておき、完走笑
この記事では、その裏側で何があったかとか、作品に対する覚書をしていこうと思います。
7月:Op.25-9
7月の裏側
本番1つ、おおよそ1時間分くらいのプログラムを抱えつつ。
もう一年近く前なので覚えていないんですけども、スケジュール帳を見たらワクチンを打ったり、練習だったり、企画の大きめな準備が始まったり。
していたようですね。
もうほぼ1年前・・・早い・・・。
作品25-9について
可愛いな〜と思っていた25-9!
歯切れ良い可愛さが意外と大変だった記憶。(あんまり覚えてないくぅぅ)
右手の力を抜く方向が上なのか、下なのか和音によって違ってそれを間違えるとゲシュタルト崩壊して「ヒィィィィィィィン」となるイメージ。笑
後ろの二つのオクターヴのスタッカートはウィットに富んだ(?)おしゃれさを出したいのに・・・。うん。って感じでした多分。
あと35小節目を譜読みミスってた気がしますね。半音で変化して行く系はいつまで経っても得意になれぬ。
8月:Op.25-1
8月の裏側
本番3つ、30分分くらいのプログラムを抱えつつの1ヶ月。
コンスタントに移動が多くて毎週移動が3時間くらいしながらフルタイム、なおかつ毎週誰かとご飯行っている。笑
パワーで押し切った8月でした笑
作品25-1について
最初数日で弾ける部分を爆速で弾いて、弾けないところを遅く弾くクソ攫いをやった25-1。笑
メロディーが跳躍する部分の優雅さといったら欠けすぎて品がないのなんのなんの。小指で うた を作るのは難しいですねぇ。
あと和声感、色合い出したいのに内声をたっぷりひくとうるさいという葛藤。
fになってから「華やか」ではなく「あぁぁウルセェウルセェ」みたいな弾き方になるのを控えたいので、それを地道に改善するための練習にはもってこいですね。多分。忍耐がいる。
もう少し重心下げたらよかったんかな?タッチの問題か?
まだまだ時間かけて試行錯誤が必要・・・。
9月:Op.25-12
9月の裏側
本番2つ、30分分くらいのプログラムを抱えつつの1ヶ月。
久しぶりに自分のレッスンも行っていますね。(遠い記憶・・・)
この月は月末移動が多くてあたふた。2つの本番も別の曲で、2日連続だったらしい()。
ただ、友人の結婚式でもらった引出物、マッサージに行ったみたい笑
確か次の日すごい疲れた記憶がある。笑
展示を見に行ったり、新規で大きい契約が決まりそうだった1ヶ月だったようですねぇ。
作品25-12について
付点練習をすると、どこかの盆踊りか?みたいになることで有名な25-12(個人的観測)。
25-1に引き続き分散和音、かつ10-1を経ているので、少し手慣れたかなぁ?と思っていたのに、全然!!!厳しい!
10-1はアルペジオを階段のようにやっていく難しさがあるけれど、これは分散をそのまま移動するので、比較的好きなタイプの分散型。あと、10-1みたいに「帰りは違うんかい!」みたいな思わせぶりが少ない。
ただ左右並行移動なので重心を取りにくくてよろける?気持ちになる。いや、実際に体の重心取りにくい。
例えば10-1とかだとあくまで「中心は我の腰にあり!」って感じでわかりやすいけれど、25-12は、並行について行っているうちに、先に重心が折り返してあげないと「おっとっと!!!」となるイメージ。(誰に伝わんねんこれ。)
結局あれは中心主義でいるべきなのか、ある程度先に引っ張るのがいいのか、身を任せるのがいいのか、その3つを彷徨ってその時の自分の中の流行りで本番に持っていきがち(他の曲でも)
10月:Op.25-7
10月の裏側
本番3つ、30分分くらいのプログラムを抱えつつの1ヶ月。
こうやってみると、毎月毎月割と違うプログラムを本番やっていて、なおかつフルタイムをやっていて、副業もやっているの、まじでどんなやりくりをしていたのか本当に謎。
この月は仕事で1週間くらい家を空けていたり、演奏会を聴きに行ったり。補助金申請をしていたり・・・。
怒涛の1ヶ月で、なおかつ11月の演奏会に向けて事務作業が爆発していたなぁ・・・と・・・。
作品25-7について
連符の数を数えれない病発動曲。
ショパンの連符を譜読みできるようになったのは20歳を超えてからです。(恥)
8日目のサムネのように指で数えて一生懸命やっとります()
あと、ゆっくりな曲、リズム倍速で誤読しがち。例に漏れずこの曲もです。
エチュードのCD聴く時にいつも飛ばしちゃってたんですよね・・・。馴染みがなさすぎて誤読にも気づきにくい・・・。
さて、エチュードシリーズの中で一番私が嫌なゆっくりの曲。
10-6よりは好きなのだけれど、このゆっくりなわりに和声変化は激しかったり、非和声音多くて頭は忙しいのがコスパ悪!となるんですけど、歳を重ねるとともに「めっちゃええ曲やんけ」ってなってます最近。
終わる頃にはこの曲を好きになっていました。割と。
25-1でも言ったことなんですけど、歌う型の曲のfが結構”カツン”と、鳴らしてしまいがちで、メロディックに弾けないのがすごく露骨に出てぴえんな気持ちです。
11月:Op.25-8
11月の裏側
2つの本番、合計3時間分くらい・・・。90分分くらいは半年かけてやっていたものの、怒涛ですね・・・。
そしてこの月はコンクールのための録音をしたり、演奏会の直前準備と後処理に追われました。あとはめちゃめちゃ好きなイベント会社の企画に参加したくて、週4いつも働いている会社、週3働きたい会社の派遣をやって、副業をやっていて・・・。
業務委託先にも顔を出している・・・。
この月はいったい何人私がいたのか。謎。
作品25-8について
25-8は恐ろしいことに9年ぶりの取り組みでした・・・。
この頃確かエチュード史上2曲目に取り組んだやつのはずです。
10-4を取り組んだ後に、「ページ数少ないし、これにします」とレッスンで言って後々後悔するんですが、それ以来全然弾いておりませんでした。笑
4日目の概要欄でも言っていますけど、「ドライ味噌汁にお湯かけたみたいな感触… 元々君は味噌汁だったんだ!今、潤いを失っただけよ! 的な。誰にも伝わらぬ癖強例え。」
が、この1ヶ月の感触でした。
昔は瑞々しく弾けていた(はず)なのに、やく10年の時を経て、カッサカサのクオリティに成り下がった1曲です。
個人的にこの和音でメロディ作る系(10-2,4みたいな単旋律でやるやつではない10-7,10,25-4とか系。25-10はちょっとちがう)は割と苦手で、毎度苦戦する。
いつになったら得意になりますカァ!?
乾燥した味噌汁↓
潤っていた頃(9年前)の味噌汁(と思ったけどそうでもなかった)↓
12月:Op.25-11
12月の裏側
本番は1つ、3年ぶりくらいにホールでソロを演奏して爆死しました。笑
あとは夜中まで現場にいる系を1週間くらい、日本を大きく2往復するくらいの国内移動と共に。笑
あとは大好きなバンドのライブ(スタンディング)にほぼ徹夜で行き、個人レッスンを受け、クリスマスパーティー2個、忘年会1つ、一人で飲み会を。そして翌月はソロ、別の演奏会を含めて120分分くらいの用意を並行していた・・・なんとも2022年らしい1ヶ月でした(死)
ただ、これがめちゃめちゃ楽しすぎて、楽しすぎて・・・と言う感じだったのだけど、この2ヶ月後くらいに大スランプが来ることはまだ知る由もないのです。笑
今思えばこんなに数ヶ月アホみたいに働いていればそりゃ休みも必要だなと。笑
作品25-11について
これは6年ぶりの再会ですね。
9年前の25-8よりも手が覚えている部分は多かったのですが、こんなにもリズムが滑るようになっていたかと絶望しました。
あと、これも3曲目?とか4曲目?で取り組んだので、本当に譜読みに時間がかかったのを覚えています・・・。
相変わらず細かい音の正確性はないし、後半脱力できなくなるし!
特に81から!4小節!
何年経っても進化しないし劣化しかしてない・・・。
誰かが「現状維持は後退」みたいなことを言ってた気がしますけどまさにそうですね(いや、維持すらしていない。)
レパートリーにしておきたかったのに割とちゃんと攫わないと元に戻せない曲だとしれたことは収穫だったように思います。ハイ!
6年前↓
最後に
練習時間の統計
さて、今回もせっかくなので練習時間収集をしてみました!
この企画において、本当に動画を撮っている時のみの練習なので(ショパンエチュードは)本当に譜読みにかかった時間を算出できるかな〜と。ざっくり。
ショパンエチュードOp.25を網羅するのにかかった
でした!
長いんだか短いんだかわかりませんけど、今度から
「弾けるようになるまでにどれくらいかかるの?」
と言われたら、
「まず先生のレッスンに持って行くまでにかかる時間は、30分の曲で60時間くらいかかるね!」
と言えるかもしれません(?)
こんなことをまとめる時間があれば練習しろと言う感じもするけれど、それでは1年間の表とグラフです!
※グラフのy軸はそれぞれの月で違います
感想
千里の道も一歩から。石の上にも3年。塵も積もれば山となる。
なんて言いますけど、あんなの考えてちゃやってられませんからね(?)
1年怒涛の社会人3年目を走りながらも自己ノルマ(自己顕示欲投稿)を無事完走しました。
実は書いている今(2023年5月)かなりのスランプ?と落ち込みで急に10日間実家に帰ってみたり落ち込んだり?しているんですけど、こんだけ動けば反動くるよねとも思いました。笑
何事も少しずつできたらいいのだけど、なかなかそれを上手くできないのは昔から変わらなさそうです。
そういえばDuolingoも今日でちょうど440日目ですね、全然英語力は上がっておらず、ボケ防止くらいです。
2023年はショパンの新しい3つのエチュード、リストの「ラ・カンパネラ」から始まっており、この後はラフマニノフのOp.33を全曲やる予定・・・予定です。予定は未定です。
また気が向いたらnote書きます。
本当は楽曲の詳細とか、自分的難易度ランキングとか、この曲攫う時に便利!
とかをまとめたいし、小曲も演奏したい。
やりたいことは尽きないけれど、気が向いている間はとりあえずエチュードシリーズやります!
続くのかはわからないけれど、、、、、、、
続く・・・・・。
おまけ
総集編
ショパンエチュード Op.10,25,新3つ ダイジェスト
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