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心の出家をする。
外山滋比古さんの「こうやって、考える。」
✔︎妙案が浮かぶのは三上である。枕上、鞍上、厠上。
✔︎悪玉忘却は頭のはたらきの衰えであるが、善玉忘却は頭のはたらきを良くする。
✔︎知識を得たら、すぐに使わない。時間をおいて変化するのを待つ。善玉忘却によって知識を解体し、浄化する。時の力を加えることで知識は変容し、昇華する。
✔︎知識に甘えない。知識の量に反比例して思考力は低下する、と言ってよいかもしれない。
✔︎心の出家をする。執着ほど自由な思考を妨げるものはない。
✔︎知識は死んだものと捉える。本を読んで得られる知識は過去形である。
✔︎忙しい人だけが、本当にヒマな時間をもつ。ヒマな人がヒマを感じることはできない。
✔︎論理から外れ、混沌に身を任せる。混沌、雑然、失敗のなかにこそ、新しいもの、おもしろいことが潜んでいるようである。
✔︎出家的折り返し点をつくる。いかに生きるかという考え方から、いかに死ぬかという考え方に転じることだ。
✔︎愛読書はつくらない。よりよく生きるため、新しいものを生み出す力をつけるために本を読む。むやみに愛読書をこしらえ得意になるのは弱い精神である。
✔︎読んだ冊数を誇らない。心を育む本を、じっくり味読する。ものを考える力を弱める読書は有害だ。
✔︎人間と機械で住み分ける。コンピューターには倉庫に専念させ、人間の頭は知的工場に重点を置く。
#外山滋比古
#こうやって考える