挽地信孝@今はすぐ出さない

広済堂ネクスト代表取締役社長|広済堂HD執行役員|ワンシップ取締役|著書「すぐ出す技術」「3000万人100兆円新シニア市場と絆ダイレクトマーケティング」|adtechスピーカー|宣伝会議講師|九産大客員講師|BBT大学ゲスト講師|野鴨塾|ピーチスノウ|コミュニティSHOWS

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最近の記事

代替伴侶

『代替伴侶』白石一文 大好きな福岡出身の作家さんである白石一文さんの最新作。とてつもない設定ですし、とてつもなく愛について深く考えさせられる物語でした。ラストは衝撃。 ✔︎良い家庭を持つことと、良い夫婦でいることは全然違うことなんだと僕は思う。みんな最初は良い夫婦でいたいと思って結婚するのに、いつの間にか良い家庭を持ちたいと望むようになる。子どもという存在がそうさせてしまうんだ。でも、それって夫婦にとっては一つの大きな挫折なんじゃないだろうか。子どもを持つことによって、結

    • サン・ジョルディの日と本の日

      『ガラスペンでゆる文字』宇田川一美 本の日にちなんで11月1日に、「サン・ジョルディの日」という社内イベントを運営スタッフが企画・実施してくれました。 「サン・ジョルディの日」というのは、スペイン・カタルーニャ地方のサン・ジョルディ伝説をもとにしており、悪獣のいけにえに差し出された王女を救った伝説の騎士、サン・ジョルディを愛の守護聖人としてたたえるという「リアル・ドラゴンクエスト」みたいな話でして。 4月23日は彼が殉教した日で、いつしかこの日に本と花を贈りあって、愛す

      • 成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせするのか?

        『成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせするのか?』水野俊哉 サンライズパブリッシング代表の水野さんとご縁をいただきました。大変ありがたいことに作品を恵贈いただきましたので、早速読んで心に刺さったところをUPしてみました。  ✔︎成功者は、他人と自分を比較しない。 ✔︎『やりたくないことはやらない』は決して甘えではない。   ✔︎危険なほうを選べば、すべて正解だ。 判断に迷う局面においては、じつはどちらを選んでも「正解」だ。大差がないから迷うのだ。 ✔︎年収

        • シニアでくくるな!

          『「シニア」でくくるな!』原田曜平 Z世代のスペシャリストとして、ZIPなどにも出演されていた元博報堂の原田さん最新刊。以前私もシニアマーケティング本を出させていただきましたが、この本にめちゃくちゃ共感するところが多く、思わずメッセージしてしまったところ、ご丁寧な返信をいただきました。ありがとうございました! ✔︎2025年は「問題」ではなく「好機」  市場最高、世界最大級の後期高齢者マーケットが誕生するということ。 ✔︎高齢者とデジタルの関係 壁は年齢ではなく、デジタ

          「人は何にでもなれる」ではなく「人はなるべき人になる」

          『誕生日が教えるあなたの天命』片塚d愛意 peachsknow飯田会長の最新刊。5年前に不思議なご縁をいただいたことで、様々な方々とのご縁がありました。 会長や社長、peachsknowスタッフの方々には福岡、広島、東京と沢山お世話になりましたし、特にステージ3での兼ちゃん先生との出逢いは人生に大きな影響があり、そこから更に沢山の素敵な友人ができました。(この本にも会長と兼ちゃん先生の出逢いが描かれています) スピリチュアル信者ではありませんが、やはり縁や天命というもの

          「人は何にでもなれる」ではなく「人はなるべき人になる」

          採用本の枠を超えた経営本

          『うちの会社にはいい人が来ないと思ったら読む採用の問題解決』北野唯我 唯我さんの最新刊。「採用の教科書となるような1冊を作りたかった」という想いの通り、人材に関して完全保存版として読み返すバイブルになると思います。企業ブランディングは事業成長に完全にリンクするので、経営者目線としては、採用の本に留まらないというか、経営本に近いイメージでした。「おわりに」の奥様への感謝コメントも流石でした。 ✔︎「仲間集め」はサイエンスできる。 ✔︎採用の常識を変えた3つの時代の変化 ①

          採用本の枠を超えた経営本

          「自分モード」のスイッチをオンにしておきながら、背中を押してくれる「大波」を待つ。

          『直感と論理をつなぐ思考法』VISION DRIVEN佐宗邦威 ✔︎「単なる妄想」と「価値あるアイデア」のあいだ ✔︎「他人モード」にハイジャックされた脳 ふつうに生きていると、僕たちの脳はずっと他人モードになっており、「自分がどう感じるか」よりも、「どうすれば他人が満足するか」ばかりを考えている。 ✔︎「妄想」を駆動力にできる人・組織は、やはり強い。 ✔︎創発的戦略=ヘンリー・ミンツバーグ「戦略は実践のなかで創発される」 ①カイゼン思考 ②戦略思考 ③デザイン思考

          「自分モード」のスイッチをオンにしておきながら、背中を押してくれる「大波」を待つ。

          「揺らがす囚われず」の心の状態こそ「機嫌がいい」状態。

          『機嫌がいいというのは最強のビジネススキル』辻秀一 40万部のベストセラー「スラムダンク勝利学」の著者の最新刊 ✔︎機嫌がいい=ごきげんには、3つのマネジメント要素がある。「セルフマネジメント」「リーダーマネジメント」「チームマネジメント」 ✔︎このようなマネジメントができるには、「人の仕組み」、とくに心や脳、そしてパフォーマンスに関する、「ヒューマンリテラシー」を高める必要がある。 ✔︎心のマネジメントが「思考の質」「関係の質」「行動の質」、ひいては「人生の質」を決

          「揺らがす囚われず」の心の状態こそ「機嫌がいい」状態。

          アイデアが実り続ける「場」のデザイン

          『アイデアが実り続ける「場」のデザイン』新規事業が生まれる組織をつくる6つのアプローチ 小田裕和 ✔︎守屋さんと佐渡島さんの名前が入っているので、思わず買ってしまいました。対談を盛り込んだ新規事業アプローチの本。 ✔︎両利きの経営 利き手で練習するような得意技を磨くアプローチを「知の深化」、逆の手で試行錯誤したり、新しいことにチャレンジしたりすることアプローチを「知の探索」 ✔︎3つのアプローチ ①連続的アプローチ ②構造的アプローチ ③文脈的アプローチ ✔︎新たな事

          アイデアが実り続ける「場」のデザイン

          愛とは、"種"に注がれる水と日差しのようなもの。

          『アーモンド』ソン・ウォンピョン 本屋大賞2020翻訳部門の作品。 ずっと気になっていましたが文庫になったのを機に読みました。 ✔︎どんなことも、何度も繰り返してると意味がなくなるものよ。初めのうちはだんだん意味がはっきりしてくるように思えるけれど、しばらく経つとそれが変わっていったり色褪せたりしてくるの。そして最後には、意味が消えてしまうのよ。真っ白に。 ✔︎救うことのできない人間なんていない。救おうとする努力をやめてしまう人たちがいるだけだ。 ✔︎本屋は何千、何万

          愛とは、"種"に注がれる水と日差しのようなもの。

          シリコンバレーは日本企業を求めている。

          『シリコンバレーは日本企業を求めている』世界が羨む最強のパートナーシップ アニス・ウッザマン&米倉誠一郎 先日参加させていただいたStartup World Cupでいただいたペガサステックベンチャーズ代表の本。 ✔︎日本がイノベーションを起こすには、日本企業の持つ確かな技術力や組織力と、世界トップレベルのスタートアップが持つアイデアや最先端技術を組み合わせること。 ✔︎日本の成長率は厳しいが、評判の良い国、世界に良い影響を与えている国、信頼できる国のスコアは非常に高い

          シリコンバレーは日本企業を求めている。

          仕事とは、その人の人生にとって、ハンバーガーの肉のような存在である。

          『成功はゴミ箱の中に』世界一、億万長者を生んだ男 レイ・クロック自伝 マクドナルド創業者 UNIQLO柳井さんとソフトバンク孫さんのバイブルとして有名な著書。 ✔︎未熟であるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる。 ✔︎仕事とは、その人の人生にとって、ハンバーガーの肉のような存在である。 ✔︎マクドナルドのモットー 「愚直なほどに簡潔に keep it simple stupid」 ✔︎最初に売るのは自分自身だ。それに成功できれば、ペーパーカップを売るのは楽だ

          仕事とは、その人の人生にとって、ハンバーガーの肉のような存在である。

          ロジカルダイエット

          『ロジカルダイエット』清水忍 PIVOTの動画にご出演されていたのを見て早速購入。 ✔︎とくに重んじているのが、「なぜの追求」 ✔︎短期間でやせてしまうと、脳と体が元の太った状態のほうが居心地いいと感じていて、その「コンフォートゾーン」に一刻も早く戻ろうとする力が働く。 ✔︎特定の食品を利用してやせようという考え方がそもそもの間違い ✔︎筋トレには脂肪を減らす効果はないものの、脂肪のたるみを目立たなくさせる効果はある。 ✔︎やせるために運動は必要不可欠ですが、運動

          企業変革のジレンマ

          『企業変革のジレンマ』構造的無能化はなぜ起きるのか 宇田川元一 ✔︎自分たちの会社や組織を少しでもよくしていこうとする人々、よりよい未来を次の世代へと託そうとする人々のために、言い換えれば働くことに誇りを持とうとする人のための本である。 ✔︎一人ひとりは優秀なのに、どうして企業としての成果が生み出せないのだろう。 ✔︎企業変革とは、経営層、ミドル層、メンバー層によらず、組織に集う一人ひとりが、考え、実行する力を回復すること、そしてそれぞれが、その企業をよりよりものにして

          理想の経営

          『理想の経営』渋沢栄一に学ぶ成功への10ヵ条 折原浩 ✔︎ピーター・ドラッカーは渋沢栄一の事を「世界の誰よりも早く、経営の本質は『社会的責任』にほかならないことを見抜いていた」といっていた。 ✔︎銀行は大きな川。大きな川は水滴を一滴一滴集める。同じように銀行も蔵にたまっているお金を一滴一滴集め、それで工業や商業、農業や貿易を発展させるのだ。 ✔︎成功する企業家10ヵ条 ①やりたいことを明確に描く ・己を知る ・人のために行動する ・理念とビジョンを明確にする ・全てに責

          「無」とは「解釈の自由度を無限に持った」状態。

          『有と無』見え方の違いで対立する二つの世界観 細谷功 ✔︎「ある」ものを挙げるほうが「ない」ものを挙げるよりも短時間であれば圧倒的に楽である。しかしながら「ある」ものよりも「ない」もののほうが圧倒的に多く存在する。 ✔︎悪魔の証明=「ある」ことを証明するのは容易だが、「ない」ことを証明するのはほぼ不可能である。 ✔︎「ある型」の思考回路→大多数の人が持っている「あるもの」に目を向ける発想 「ない型」の思考回路→少数の人が持っている「ないもの」まで視野に入れる発想 ✔︎

          「無」とは「解釈の自由度を無限に持った」状態。