本当の資本主義の時代に、「ほんとうに人間らしい関係」を探っていく。
『僕は君たちに武器を配りたい。』瀧本哲史
ディベート甲子園の基礎を築き、エンジェル投資家として沢山の起業家の支援をしながら、47歳の若さで亡くなった瀧本哲文さんの代表作。
✔︎資本主義には3つのモデルチェンジ「略奪」「交易」「生産性革命」があった。
✔︎企業を見極めるポイントは、「お客さんを大切にしているか」。顧客を大切にする会社は従業員も大切にする。
✔︎漁師に例えた6つのタイプ
①商品を遠くに運んで売ることができる人(トレーダー)
②自分の専門性を高めて、高いスキルによって仕事をする人(エキスパート)
③商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売ることができる人(マーケター)
④まったく新しい組み合わせをイノベーションできる人(イノベーター)
⑤自分が起業家となり、みんなをマネージしてリーダーとして行動する人(リーダー)
⑥投資家として市場に参加している人(インベスター)
しかし①と②は価値を失いつつある。
✔︎マーケターとは新しくない要素の組み合わせで差異を作り出せる人のこと。これからのビジネスは「差異」が左右する。
✔︎クレイジーな人だけがリーダーになれる。Microsoftのビルゲイツが天国を語り、スティーブバルマーが地獄に叩き落とす。
✔︎メジャーリーグの評価
かつてはエラーの少ない選手が守備が上手いと評価されていた。しかしそれだとリスクを取らず難しい球を取りに行かない。アウト寄与率に変えて、リスクを取ってもアウトにする選手の評価を高くした。
✔︎トレンドかサイクルかを見極める。
✔︎投資家的な労働とサラリーマン的な労働。
✔︎奴隷の勉強に時間をかけず、リベラルアーツを学べ。
✔︎本当の資本主義の時代に、「ほんとうに人間らしい関係」を探っていく。
#僕は君たちに武器を配りたい
#瀧本哲史