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デザインというビジネスブレイクスルー。
AXISの特集「nendoとTakram」
BTC(ビジネス、テクノロジー、クリエイティブ)が重要な時代で、今最も痺れる2社の特集なので、ついつい読み耽ってしまいました。
WORKSを眺めているだけでもワクワクするというかウットリします。Takramと nendoの皆さんが書かれた本はどれもすごく好きで、田川欣哉さんのイノベーションスキルセットも、佐々木康裕さんのD2Cやパーパスやlobsterrいくつもの月曜日も、緒方壽人さんのコンヴィヴィアルテクノロジーも、佐藤オオキさんのウラからのぞけばオモテが見えるも、とても勉強になりました。
この特集でも、今一番求められているデザイン思考やクリエイティブによるビジネスブレイクスルーを牽引する2社としての、時代を捉えた言葉がたくさん出てきます。
nendo佐藤オオキさん
「海外では、デザイナーが変化を生み出すことを強く求められる。ゲームチェンジャー的に変化をもたらす存在。」
「流れを変えるためのジョーカーとして投入される場合が多い。」
「デザインだけでなく企画や経営など、各領域の中間あたり、両者がお見合いしてしまう空白地帯にこそ発見がある。」
「バランスの悪い人、偏りのある人にも魅力を感じます。マルセルワンダースさんの世界一上手くパンを焼ける人がいたらすぐに雇えに共感する。」
「デザインを嫌いになりそうな要素をすべて排除することで、デザインを好きなままでいることができました。」
「組織は生命体みたいなもの。無理に変化させようとすると劣化が早まるだろうし、人間がつくっているものには寿命がある気がします。」
「組織内の変化を受容するのか、否定するのか。これは向き合う課題ではなくて、人生の楽しみのひとつだという気がしています。」
Takram田川欣哉さんはじめ社員の皆さん
「メンバーは皆んな分類不能。分類不能な人が集まってわかる、わかるという状態ができている。Takramはそのプラットフォーム。」
「アリを観察するときはその個体の観察には意味がなくて、集合のシステムとして捉えることが重要となります。」
「組織自体が超プロトタイピング。完成させようとすると、完成させまいとする力が働く。」
「具体と抽象を同時に提示し、そのふたつを相互作用させながら徐々に育てていく。この反復作業をペンデュラムシンキング(振り子の思考)と呼んでいます。」
「クライアントの納得もプレゼンテーションという形ではなく、プロセスの中で自然と起こる。」
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