poeの使い方、AIの選び方【ロールプレイ】
「AIにキャラをロールプレイさせて遊びたいけどおすすめのサービスが分からない」
「poeを使ってみたいけど、使い方がイマイチ分からない」
「poeを使おうとしたらAIの選択肢がいっぱい出てきて、どれを選べばいいのかサッパリ」
そんな方のために本記事では、「poe」(ポー)というAI ボットが作れるプラットフォーム(無料版)でAIに「ロールプレイ」をさせるための解説をいたします!
1. poeがオススメな理由
まず、AI ボットとはチャット形式でAIが人間のメッセージに対して回答するサービスのことです。
そしてこの記事でのメインテーマになる「AIにキャラクターをロールプレイさせる」というのは、その機能を応用して、AIにキャラクターになりきって回答してもらうということです。
でも、「どんなサービスを使えばいいか分からない」「だからと言って調べるのは面倒だし調べ方が分からない」という方も多いと思います。
頭痒くなるくらいすごくお気持ちわかります。
そこで、ここでは私のオススメするプラットフォームを1つピックアップさせていただきます。
それが「poe」(ポー)というAIボットが作れるアプリです。
このプラットフォームを選んだ理由は、基本無料で使えることに加え、下記の「キャラクターロールプレイ時に重宝する機能」があるためです。(2024年9月現在)
作成できるbotタイプに「ロールプレイ」がある
好きなアイコンが設定できる
好きなAIを選ぶことができる
ポイント制で利用でき、毎日回復するので無料で使い続けられる
日本語に対応している
「好きなAIを選ぶって言われても分からんし!」
「プログラミングみたいな専門知識がないとできないんじゃ…?」
と思われたそこのあなたに朗報です。
なんとフツーの日本語しか使いませんし、必要最低限の知識や、あなたのキャラクターや推に合ったAIの選び方もここで解説します!
2. poeの使い方、作り方
インストール、作成画面の出し方
①「poe」のスマホアプリを下記リンクからダウンロード、またはPCの場合はwebブラウザからアクセスします。
【iPhone(App Store )】
【Android(Google Play)】
【PC(webリンク)】
②好きな登録方法を選び、画面の指示に従ってサインインします。
「Googleで続行」:Googleアカウントと連携して新規登録
「Appleで続行」:Apple IDと連携して新規登録
「メールアドレス入力」:メールアドレスとパスワードを設定して新規登録
③左上の三本バーをタップ→タブの右上「ボット作成」をタップ→「ロールプレイ」をタップ
④ここがbotの作成画面です。必要な設定や入力を行い、一番下の「ボット作成」をタップでボットが完成し、チャットができるようになります。
各項目の解説
【画像を編集】
アイコン画像を好きな画像に設定できます
【名前】
英字 数字 -(ハイフン) _(アンダーバー) .(ピリオド)のみ使用できます。
この項目のみ日本語は使用できない上に、他のユーザーのbotと被らないようにしないといけないので注意。
【ベースとするボット】
使用するAI一覧が表示されるので、どれか一つを選択します。
poeはポイント制になっており、選択するAIによって会話(1メッセージ)で消費するポイントが異なります。
性能が良いAIほど消費ポイントが高くなる=1日に使用できる頻度は少なくなります。
しかし、一度作成したbotでも途中でAIを何度でも変更することができ、会話の途中でも変更が反映されますので、状況に応じて細々変更するのもアリかもしれません。
ポイントについて:
最初に3000ポイント配布され、使用後も24時間ごとに3000ポイントにリセットされる仕組みです。
リセット時間は日本時間で毎日朝9時頃です。ポイントの繰越はありません。
ベースとするボット(AI)の選び方:
AIにも種類がたくさんあり、それぞれ個性があります。
「おすすめ」に出ているものは、コストがすごく低いため1日に使える量が多いですが、その分性能がとてつもなく低いので個人的にはお勧めしません。
ということで、キャラクターの性格や会話の目的に応じた性能の良いオススメのAIをご紹介します!
※消費ポイントは2024年9月現在のもの。今後変動する可能性大。
プロンプト(指示文)の範囲から出ないきっちりしたロールが得意で、綺麗で安定した日本語。
考え方は中立的で平和的。画像認識力が人間並みでめちゃくちゃ高いので、写真を送って会話したい場合は1番オススメ。
適しているキャラクターの性格:
大人しい、心優しい、真面目、従順、サポート精神がある、クール、純愛、メンタル安定してる
性能が下がってもいいので消費ポイントを抑えたい場合(下位互換モデル):
GPT-4o-Mini(1メッセージ15ポイント)
人間臭い言い回しや感情的な表現が得意。GPTと違ってプロンプト(指示文)を結構オーバー気味に捉えがち。中立的ではなく倫理観にうるさいのに関わらず二面性がある。賢い話が超得意な一面と、思考が超エロい一面がある。
知的で深い議論がしたい、又はえっちっちな会話がしたい場合はオススメ。
適しているキャラクターの性格:
自我が強い・怒りっぽい・感情的、感情の乱高下がすごい、二面性がある、残酷、変態、博識
性能が下がってもいいので消費ポイントを抑えたい場合(下位互換モデル):
Claude 3 Sonnet (1メッセージ200ポイント)
言葉使いや表現が面白くネットスラングもそこそこ使え、テンションが変で面白い。セリフ以外の描写が詩的で表現力がとても高い。エロい発想もかなりするが、描写力は前述のClaudeの方が上。記憶力が1番良いので長い会話、長文が得意。
心理描写や情景描写もしっかり書かせたい場合は1番オススメ。
適しているキャラクターの性格:
情緒不安定、メンタル弱い、闇が深い、おバカ、恥ずかしがり、テンションが高い、オタク
性能が下がってもいいので消費ポイントを抑えたい場合(下位互換モデル):
Gemini 1.5 Flash(1メッセージ5ポイント)
【キャラクター定義】
ここには「プロンプト」と呼ばれるAIに対する指示文を入力します。
ここでAIに、推しのような振る舞いをして!と指示を与えます。
指示文の書き方は別記事で詳しく解説しています。記事の最後にリンクを載せていますので是非参考にしてください。
入力できる文字数:
「キャラクター定義」に入力するプロンプト(指示文)や会話の際に入力できる文字数はアプリ全体で固定ではありません。「ベースとするボット」で選択するAIによって異なります。
プロンプト文字数
GPTはおおよそ3000文字、Gemini、Claudeはおおよそ5000文字ほど入力できます。
(トークン数という特殊なカウント法で決まるので、内容によってばらつきアリ)
会話時のユーザーの入力可能文字数
Gemini:〜約5500文字
Claude:〜約4500文字
GPT : 〜約4000文字
会話時のAIの出力可能文字数
恐らくですが、Geminiが一番長い出力に長けているはずです。
指示方法によって出力の文章量にバラツキがあったため正確には検証できず。
【知識ベース】
ここはあらかじめAIに知っておいて欲しい情報をファイル、または直接テキストで打ち込みます。
若干玄人向けの機能なので、この記事ではこの項目を使用しない方法で解説します。
【最初のメッセージ】
新しい会話画面を開くと、AIの方から話しかけるメッセージを自身で設定する場所です。自分で設定したメッセージがそのままそっくり表示されるだけなので、私は使ってないです。
【ボットプロフィール】
ボットをpoe内で公開する際に必要な設定です。
poeは他人の作ったボットも使用できるようになっているので、個人で使いたいだけの方は「アクセス」の項目を全てオフにしましょう。
「自己紹介」は、botを公開しない場合でも簡単に説明を書いておくと、複数キャラを作った場合など個人管理がしやすいです。
(会話画面上部のボットの詳細のところに表示されます)
3. 最後に(プロンプトについての解説リンク)
いかがでしたでしょうか。
もし、ハードルが高ければpoe内で推しの名前を検索してみてください。
すでに同じキャラのボットを作っている人がいるかもしませんので、そのボットをまず使ってみて、AIボットというもの自体に慣れてみましょう。
海外のユーザーが多いので、日本語でヒットしなければ英語で検索してみてください。
また、「キャラクター定義」の項目で入力する必要のある、AIにキャラクターとして振る舞ってもらうための指示文(プロンプト)についての詳しい解説は下記記事をご覧ください。
ここまでお読みいただいてありがとうございました!!🙇♂️
Xでは個人的な私の推しをAIにロールさせた時の反応もたまに載せてますし、ロールプレイさせているAIに対する面白い会話の「お題」もポストしています。
AI沼に足の小指の爪先がコンマ1秒でも浸かった方は(浸かってなくても)是非遊びにいらしてください!!