中学校卒業しました。
学校に行ってないうちの子、中学校卒業しました。
これまでのことを少し振り返りたく、noteを書いてみます。
9年間の義務教育期間
ここまで長かったような短かったような。
実は9年のあいだに公立の学校に行ったのは少しだけでした。
小学校は2年弱。中学校は1か月。
それ以外はフリースクールやホームスクールでした。
この辺はいろいろ考えがあってのことで話せば長く・・。
小3の秋から近所の公立小学校に通うことになりました。
行ってみるととってもよい学校でステキな先生たちと出会いました。
それでも5年生の秋くらいから学校に通わずにホームスクールでやっていこうと決めました。
どうしてかというと。
これもまた長くなる話なんで、、ひとことだけ言うと 向いてなかった からです。
小学校の先生たちは感謝なことにいろいろ理解してくれようとしました。
担任の先生や音楽の先生、他にも先生たちは応援してくれていたと思います。3,4年の時の担任の先生には特に感謝しています。当時の用務係の先生にもものすごくお世話になりました。
校長先生は学校に来てなくても顕微鏡を貸してあげるからいつでもおいで、と言ってくれていました。
当時のエピソード。6年生の時に学校祭で「きのこ展」を開かせてくれました。まったく学校には通ってないのにも関わらず!!です。
[ きのこ展をまとめたtogetter]
https://togetter.com/li/908921
教室の半分ほど使わせてくれて、顕微鏡やテレビなども貸し出してくれました。基本、すべてひとりで準備。(私も手伝いましたが)
当日も大盛況。
そんな感じで明るい不登校でした。
もし不登校であったとしても学校とよい関係でいたら、自分の都合のよい形で学校に協力してもらうのはありだと思います。
義務教育期間というのは学ぶ権利が保障されているわけなので、学校は協力すべきなんだと思いますし、ホームスクールしている子もまったく遠慮しなくていいのだと思います。
東大異才発掘プロジェクトROCKET
6年生の秋には東大異才発掘プロジェクトROCKETに二期生として選抜されました。
ROCKETのサイト ➡ https://rocket.tokyo/
2014年から始まったROCKETプロジェクト。
その時小5だったひかるは二次選考で落ちてしまいホームスカラーということで一期の時から参加していました。
翌年再び応募して、二期生からはコアメンバーになりました。
ROCKETに入れてよかったことはたくさんありますが、当時一番よかったことは堂々と不登校できるようになったことでした。
もともと堂々とうちはホームスクーラーです、と言ってたんですが、主に学校に対して文科省が後援になっているROCKETに入れたことは心強かったです。
2015年の秋にROCKETに参加することになりましたが、翌年には教育機会確保法も決まって法律で公教育以外の学びが認められるようになりました。
2016年になってすぐの頃、TBSの報道特集から密着取材を受けました。
ネットからの拾い動画を貼っておきます。
いくつか公教育以外の学びが紹介されていて、一番最後に出てきます。
公立小学校については、よい思い出と感謝なことがたくさんありますが、もちろんそれは全部ではなく、やっぱり大変なこともあったことも書いておきます。
校長先生と話した翌日、蕁麻疹が出たことも。
戦う時は戦ったし泣かされたこともありました。
子育ては親が責任持ちますから!と啖呵切ったこともあったし。
中学校
中学校には最初の一か月だけ行ってみました。
とりあえずなんでも経験はしてみよう、ということで。経験してないことにはそれが好きか嫌いか、なんにも言えないんじゃないかな、と思いました。
小学校と中学校。振り返ってみるとかなり違いました。
中学校の先生たちとはけっこうもめてしまったかも。
本当は学校とよい協力関係を持てたらうれしいと思ってたんだけど。
学校のシステムは実際アップデートしていかないといけない。
なので、お互い一緒に学んでいけるような関係であったらいいと思ったから、不登校であったとしてもできることは協力します、という気持ちでいたしお伝えしていた。(伝わっていなかったと思うけど)
けれど、中学校は自分たちのやりかたとかありかたを私たちに押し付けてくるばかり。ぶつかることもあった。
中学校では残念ながら信頼関係は築けなかったと思う。
卒業という時になっていろいろと思うんだけど・・。中学校側が思う正義ばかり押し付けてきてこちらの気持ちを考えてくれることはなかったなーという印象。
突然ですが。
これまでに何度か取材されたことがあるんですが、ここにちょっとまとめておきます。うまく文章まとめてくださっているのでわかりやすいです!リンクしやすいWEBメディアさんのもの。
これは中2の時、BLOGOSさんからの記事。
2018年。webメディアのun-controlさんからの記事。
☆親が子供のこと書いたりまとめるのってことに、少し違うんじゃないかなーと思っていたところがあって躊躇してました。うちの場合、匿名じゃないので。
子育てって自分のことでもあるけど、他人(子供)のことでもあるので、どこまで書いていいのかわからなくなるんですよね。(なんで、もしかしてあとで消すか有料設定にしちゃうかも)
でも、自分のために書いたということもあるけど、不登校、ホームスクールしている人たちのなにかの参考にしてもらえたらうれしいなーという思いがあります。
今でこそ世間一般にホームスクールも少しずつ市民権を得てきたように感じますが、9年前とはだいぶ違うと思います。
いま学校に行ってない親子やこれからの人たちのために、ロールモデルになれるならがんばってきた苦労が報われます。これからも道なき道を進んで行きたいと思います!😊
ちなみに春からはN高校生になります。ネットで学ぶ高校です。
またなにか書きたいことあったら書きますね!