#2 喫茶店の思い出 ミステリアス純喫茶(宇都宮・サンバレー)
今年の夏、栃木へ。
ものすっごく暑い中、餃子屋巡り。
駅前のチェーン店に繁華街から少し外れた老舗のお店まで。
餃子で満腹になり、商店街の方へ歩くことにした。
ちょっと路地に入ると少し怪しげなお店が並んで、昼間にしては少し暗くて、迷い込んだ気持ちになってなんだかわくわくする。
近くには昭和30年創業のヒカリ座というマイナーな作品を多く上映している映画館もある。
このヒカリ座の1階の階段が素晴らしい。
宇宙へ繋がっているんではないかという位、シルバー!ミラー!なUFO要素満載なフロアになっている。
駐車場の壁には一面カラフルなモザイクタイルがびっしり敷き詰められていいる。
ああ、なんだかこの一体はミステリーエリアだなあ…たのしいじゃないのよ。
そんなこんなで路地裏散策をしていた時に出会った喫茶店「サンバレー」。
文字の書体がクールでそっけないとんでもない美人みたい印象を与える。
エリアも手伝ってミステリアスな雰囲気。
おそるおそる扉を開けたら店主さんが不在。お友達のような方はいらっしゃって、今日はもう終わるとのこと。事情を話すと写真撮っていいよ、と許可をいただけたので、コーヒーは飲めなくともお店の空気感を吸収してきました。
アーチを描いた壁に、奥の4人席は選ばれしお客さんしか座れないのではないか、という位のオーラを感じる。
なんだろう、この喫茶店は。
不思議な何かがある。
まるで影を背負った気になる女性…と、女性に例えたくなってしまう私のくせ。
ディープなエリアにある喫茶だけど少し艶っぽさを感じました。
また再訪してコーヒーをいただくぞ!
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