
合気道、オモロー!!
合気道が最近面白くてたまらない。
ずっと面白いを更新し続けているのだが、今が特別一番面白い。
そしてここ2ヶ月ぐらいの気づきと成長のスピードがとても早い。
今私は合気道を始めて3年、この間1級を合格したばかりの初心者だ。
合気道をはじめて最初の2年ぐらいは、よくわからないままやっていた。
技の動きをとりあえず覚えるのに精一杯で、それをなんとか見様見まねでやる。
言われるがままに昇級審査を受けて、自分が上達しているのか実感のないまま、ただただ稽古を続けていた。
2年ぐらい経ってから、ようやく軸をつくる意味がやっとわかってきた。
わかるようになると、なんでこんな簡単な事がわからなかったのかと思う。
でも大切なのは、軸をつくる意味の部分だ。ここを理解していないと、いくら軸ができても自分のものにならない。
これが理解できると、合気道の原理、原則の部分が見えてきて、全ての動きが実は単純だったんだ!という発見に繋がった。
合気道を勝手に達人技として、自分で複雑化して、ごちゃごちゃにしていたけれど、その仕組みは意外とシンプルだった。
最初にこれがわかっていれば、もっと早く上達したかもしれない!と思ったが、やはり大切なのはその過程である。
私は合気道をやっていない時でも気がつけば合気道のことを考えている。
ずっと考えていると、ふとした瞬間に「もしかしてこういうこと?」とか、「なんだそういうことか!」とひらめく時がある。
これが本当に楽しい。例えるなら、謎解きゲームをずっとやっている様な感じだ。
解けない問題があると、わからない!とムシャクシャすることもあるが、少し視点を変えたり、考え方を変えてみると、ふとした時に解けることがある。
そして解けた時はスッキリしてとても楽しい。
複雑に絡み合った謎解きゲームが、ひとつ解けて、またひとつ解けてと少しずつクリアしていくと、次の問題が見つけやすくなり、また解けるスピードも早くなってきた。
もちろん、頭で理論はわかっていても、自分の身体能力が追いつかずにできない動きもたくさんある。
ただ、これを理解して稽古するのと、理解せずにただやみくもに稽古するのとでは全く違う。
もちろん、頭で考えずに感覚でできる人もいるだろう。
しかし私は考えて考えて、身体操作の仕組みをとことん追求している。そこにやはり自分は面白さを感じている。
謎解きゲームを解く時もそうだが、頭をやわらかくして、柔軟に考える力が必要である。
それは自分の考え方のクセや、執着している部分に気づき、それをほどいていく作業でもある。
つまり、自分自身と向き合うこと。
そして新たな可能性や広がりを見つけること。
合気道をはじめてから、実際に考え方の幅が広がったし、その根底に身体操作という分かりやすいコンテンツがあるのが良い。
そして明確なゴールがないところもよい。
これが道ということなんだと思う。