茨城ロボッツから感じた「成功を信じる力」
先週末、バスケットボールのプロリーグであるBリーグに所属する「茨城ロボッツ」の10周年記念プレシーズンゲームにOB選手として参加させていただきました。このチームは、私がプロとしての初期を過ごし、最後のシーズンも過ごした思い入れのあるチームです。当時の「つくばロボッツ」としての時代から数えると、10年という節目を迎えたチームの成長と変化を、感慨深く感じました。
しかし、この10年の歴史は決して平坦なものではありませんでした。旧運営法人が経営破綻し、チームの存続が危ぶまれた時期もありました。当時の「つくばロボッツ」時代は、試合の観客も200人から300人程度と決して多くありませんでした。しかし、この10周年記念のプレシーズンゲームでは、3500人もの観客が集まり、会場は熱気と歓声に包まれました。この光景を目にしたとき、私はチームの成長を肌で感じることができました。
試合後のセレモニーで、新運営法人代表取締役社長に就任し、チームを再建した山谷拓志氏の「私にはこの光景が再建当時から見えていた」という言葉が心に残りました。その言葉を聞いて私は、「成功を信じて、イメージできることは必ず実現できる」と改めて感じました。当時、私は選手としてただ一生懸命プレーしていただけで、このような未来を想像することはできませんでした。しかし、チームを発展させようとする情熱と努力があったからこそ、今の光景があるのだと実感しました。
当日は、10年分のOB選手が集まり、エキシビションゲームも行われました。各時代ごとに集まった選手、フロントスタッフ、ファンの方々の想いと努力が積み重なって、今の茨城ロボッツがあります。その一人ひとりの努力が繋がり、現在のチームの姿を形成していると感じました。
この場面で、私は「鬼滅の刃」の産屋敷耀哉のセリフ「永遠というのは人の想いだ 人の想いこそが永遠であり不滅なんだよ」を思い出しました。人の想いが受け継がれ、次の世代に繋がっていくことこそが、本当に不滅なのだと改めて感じさせられました。
10周年記念セレモニーでは、2代目代表取締役社長の西村大介氏と3代目代表取締役社長に就任した川崎篤之氏からのコメントもありました。人が変わっても、思いは受け継がれていくものであり、それを支える新たな選手やスタッフ、ファンの努力によって、茨城ロボッツはさらに発展していくことでしょう。私は今後も茨城ロボッツの成長と成功を心から願っています。
この10年の歴史を振り返ることで、私は自分がチームの一員であったことを誇りに思いますし、これからもこのチームが更なる飛躍を遂げることを期待しています。人々の想いが繋がり、さらなる未来を築いていく茨城ロボッツのこれからの挑戦を楽しみにしています。
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