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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
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#体幹

椎間関節性腰痛における7つのポイント

リハ塾の松井です! 今日は腰痛伸展に伴う腰痛の中でも、椎間関節性の腰痛について掘り下げてみましょう。 伸展時の腰痛を大きく分けると、腰部脊柱管狭窄症、背筋群の筋筋膜性腰痛、椎間関節性腰痛の3つに分けられます。 伸展時の腰痛と一括りにするのではなく、それぞれを分けて病態を理解することが大事です。 椎間関節性腰痛は何故痛いか、原因となる組織はどんなものが考えられるかを解説します。

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深殿筋症候群に対する評価とアプローチ

リハ塾の松井です! 臨床で腰下肢痛の訴えを聞いたら、どのように対応しますか? など、腰下肢痛を起こす病態はいくつか考えられますが、今回は「深殿筋症候群」について解説します。 梨状筋症候群と言う方が聞き覚えがあるかもしれませんが、最近は梨状筋以外の筋骨格構造も坐骨神経痛を引き起こすことが言われているため、深殿筋症候群と言われるようになっています。 深殿筋とは、後方の大殿筋、前方の大腿骨頸部、外側の大腿骨粗線と大腿筋膜張筋に到達する殿部腱膜層、内側の仙結節靭帯から構成され

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脊柱管狭窄症=腹筋は間違い

リハ塾の松井です! 脊柱管狭窄症って腰椎の前彎が強いから腹筋しておけば良いんでしょ。 こんなふうに思っていませんか? 若手の頃の僕はまさにこの考えでしたが、そんな安易な考えで良くなるわけもなく…。 まず、評価もせずに疾患名だけでプログラムを考えること自体おかしくて、結果的に腹筋をすることになるかもしれませんが、評価ありきの話。 そこで、今日は脊柱管狭窄症のタイプ分類と評価・アプローチについて解説します!

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腰部脊柱管狭窄症に対する運動療法のエビデンス

リハ塾の松井です! 脊柱管狭窄症は臨床でもよく出会う疾患ですが、 こんな悩みがあるかもしれません。 そこで、今回は腰部脊柱管狭窄症(以下、LSS)におけるエビデンスを踏まえ、どんな運動療法を選択するのが良いかを解説します!

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内腹斜筋の機能解剖の臨床への活かし方

リハ塾の松井です! 体幹のコアマッスルとして、多裂筋、腹横筋、骨盤底筋、横隔膜が着目されがちですが、内腹斜筋も体幹の安定には重要な筋肉です。 今までの腹横筋や胸腰筋膜の記事の内容に+αして内腹斜筋の知識もあると、より多角的に症状を評価、介入することができるはずです。 今日は内腹斜筋の解剖学的特徴から臨床への活かし方を解説します!

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仙腸関節由来の腰痛について

リハ塾の松井です! 仙腸関節って動くと思いますか? 腰痛の原因の一つに仙腸関節障害があります。 仙腸関節が動くか動かないかなどよく議題にあがりますが、実際動かしてもそんなに可動性があるわけでもないので、正直よく分からないですよね。 ですが、仙骨と寛骨とで関節を形成している以上は多少なりとも動くと個人的には思っています。 そして、実際に仙腸関節の動きを誘導することで痛みを訴える方がおられるのも経験します。 もし、腰痛だと思っているものが仙腸関節痛であったなら、仙腸関

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ASLRを用いた体幹筋群の評価

リハ塾の松井です! 自動的下肢伸展挙上テスト(active straight leg raise test:以下、ASLR)を知っていますか? 臨床で使っていますか? 簡単に言うと、背臥位で片側下肢を伸展挙上するテストですが、僕の周りでは運動療法として膝伸筋群を鍛える目的で使っている方をよく目にします。 ですが、個人的には有用な評価としてよく使っています。 下肢の運動として焦点が当てられやすいですが、体幹・骨盤帯の問題を見つけるための評価として使うことができます。

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機能解剖から考える胸腰筋膜と腰痛

リハ塾の松井です! 腰痛は訴える方が多いですが、中々良くならなくて悩むケースもありませんか? 大きく2つに分けると、屈曲時に起こる腰痛、伸展時に起こる腰痛の2パターンあります。 リハビリの現場では、高齢者が多いことから屈曲時に起こる腰痛が多いような印象を個人的には持っています。 このような腰痛に対して、痛い部位をマッサージするだけではあまり変わらないことも多いです。 その場合、原因として考えられるのは「胸腰筋膜」です。 屈曲時に胸腰筋膜が原因で腰痛が起こる理由を解

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多裂筋の機能解剖

リハ塾の松井です! 腰痛を改善するには多裂筋が重要というのは良く言われていますよね。 多裂筋は脊髄神経後枝内側枝の支配を受ける内側群に分類され、外側群が横突起より外側で表層大部分を占めるのに対し、内側群は棘突起と横突起間を走行し、深層にある小さな筋群を指します。 その解剖学的な特徴から、脊柱の運動を起こすというよりは椎体間の安定性、運動方向を誘導する役割があります。 そのため、筋紡錘が豊富に存在しており、多裂筋が機能不全を起こすことは腰部の姿勢・運動制御が上手くできな

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多裂筋を促通する意義

リハ塾の松井です! 腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など腰部疾患、筋・筋膜性腰痛と聞くと、どういった介入をイメージしますか? ストレッチ、マッサージ、体幹の運動療法、どれも間違いではありません。 ただ、漠然と介入するよりはどんな特徴があるのか知っていればより効果的な介入ができますし、症状を改善できる可能性も高いですよね。 体幹の運動療法に関しては、腰痛の急性期では遅筋繊維の速筋繊維への移行が認められるため、遅筋繊維の促通が1つのポイントになります。 今回は遅筋繊

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体幹の安定には腹横筋が必要

リハ塾の松井です! 腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など腰部疾患では体幹の安定性が重要です。 腰部に許容できる以上の負荷、偏った負荷がかかった結果が腰部疾患に繋がります。 そういった症例を担当する際、安定性が必要なのは分かっているけど実際どうしたらいいのか悩むことありませんか? 体幹の安定性を理解するには、腹筋群と背筋群を解剖学的な位置関係から理解すると分かりやすいです。 腹横筋はコルセット筋とも呼ばれることがあり、その名の通り腹部の筋でありながら背筋とも連結し

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腰椎ヘルニアによる神経的な影響を考える

リハ塾の松井です! 腰椎椎間板ヘルニアは程度はあれど、神経系の影響が末梢に出現します。 そして、ヘルニアは骨折など急性疾患ではなく、慢性的な経過を辿って発症します。 なので、ヘルニアによる神経系の影響を踏まえた介入が必要です。 何となく痛い場所をマッサージ、硬い部位をストレッチ、ドローインみたいなプログラムでは良くならないことも多いです。 適切に効果を出すには、ヘルニアの基本的な病態の理解は前提として、セラピストが介入する対象である腰部の筋肉が慢性的な経過でどのように

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内腹斜筋の機能解剖から考える体幹筋活動

リハ塾の松井です! 体幹筋群は腰痛、腰部障害を始め、脳卒中でも重要視されており、高齢者においても注目されています。 ですが、体幹筋群と一言に言っても腹筋だけでも腹直筋、内・外腹斜筋、腹横筋と4種類あり、四肢の筋群と比べ触診も難しいため、大事なのは分かるけど臨床で活かしにくいのも事実です。 今回は体幹筋群の中でも腹筋、特に内腹斜筋に着目して解剖学的特性から動作時の活動に視点をあてて解説します。 何故内腹斜筋?と思うかもしれませんが、他の腹筋群と比べても重要な機能的な役割

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胸腰筋膜の機能解剖と運動療法

リハ塾の松井です! 以前、腹筋群の中でも内腹斜筋が大事だよという記事を書きました。 そんな内腹斜筋と同じくインナーマッスルである腹横筋と関連する組織に胸腰筋膜があります。 胸腰筋膜は侵害受容器が豊富で、痛みとの関連も深いですが、腹筋群をはじめとする体幹筋群と協同した機能的な役割も興味深いものがあります。 今日は胸腰筋膜の解剖学から機能的な役割を考え、より深掘りして解説します!

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