多裂筋の機能解剖

リハ塾の松井です!

腰痛を改善するには多裂筋が重要というのは良く言われていますよね。

多裂筋は脊髄神経後枝内側枝の支配を受ける内側群に分類され、外側群が横突起より外側で表層大部分を占めるのに対し、内側群は棘突起と横突起間を走行し、深層にある小さな筋群を指します。

その解剖学的な特徴から、脊柱の運動を起こすというよりは椎体間の安定性、運動方向を誘導する役割があります。

そのため、筋紡錘が豊富に存在しており、多裂筋が機能不全を起こすことは腰部の姿勢・運動制御が上手くできないことと言え、無意識のうちに腰部を過緊張させ固定的に使ったり、反対に過剰な運動を起こしてしまっている可能性があります。

なので、多裂筋を上手く機能させて腰部をコントロールすることが腰痛の改善には重要なのです。

今日はそんな多裂筋の解剖学からどんな介入、運動療法を行えばよいかを解説します。


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