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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
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2025年2月の記事一覧

椎間関節性腰痛における7つのポイント

リハ塾の松井です! 今日は腰痛伸展に伴う腰痛の中でも、椎間関節性の腰痛について掘り下げてみましょう。 伸展時の腰痛を大きく分けると、腰部脊柱管狭窄症、背筋群の筋筋膜性腰痛、椎間関節性腰痛の3つに分けられます。 伸展時の腰痛と一括りにするのではなく、それぞれを分けて病態を理解することが大事です。 椎間関節性腰痛は何故痛いか、原因となる組織はどんなものが考えられるかを解説します。

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徒手技術のポイント

リハ塾の松井です! 最近、こんなご質問をいただきました。 確かに、今はかなり緩和されてきてはいますが、コロナウイルスによってオフラインのセミナーへは気軽に行ける状況ではありません。 そんな中でも徒手技術を高めるにはどうしたらいいか? 僕の意見を書いていきますね! 徒手的な技術と言っても多くありますし、僕が全てを網羅しているわけではないので、答えられる内容は限定的にはなりますが…。 僕が臨床で用いることがある徒手的な技術は、組織間リリースと呼ばれるものです。 筋肉と

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深殿筋症候群に対する評価とアプローチ

リハ塾の松井です! 臨床で腰下肢痛の訴えを聞いたら、どのように対応しますか? など、腰下肢痛を起こす病態はいくつか考えられますが、今回は「深殿筋症候群」について解説します。 梨状筋症候群と言う方が聞き覚えがあるかもしれませんが、最近は梨状筋以外の筋骨格構造も坐骨神経痛を引き起こすことが言われているため、深殿筋症候群と言われるようになっています。 深殿筋とは、後方の大殿筋、前方の大腿骨頸部、外側の大腿骨粗線と大腿筋膜張筋に到達する殿部腱膜層、内側の仙結節靭帯から構成され

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【強度と頻度が鍵】運動による鎮痛効果

リハ塾の松井です! 痛みはリハビリにおける大きな問題点の1つです。 ですが、中々改善しない痛みも多く、そんな痛みにセラピストは日々頭を悩ませているのではないでしょうか。 一方、侵害受容性疼痛や神経障害性疼痛などあらゆる痛みに対し、運動は効果的な手段の1つとされています(参考文献①)。 ただ、痛みに対して運動は効果があると言っても、どんな運動が効果的?どれくらいの強度?量?頻度?など、実際に運動を指導するにあたって疑問はあるかと思います。 今回は、運動における鎮痛効果

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痛み=安静を勧めるのは正しい?

リハ塾の松井です! 患者や利用者から「ここが痛いんです…。」と言われたら、どのように対応しますか? 「痛いなら今日はリハビリやめておきましょうか。」 「痛みがあるので安静にしましょう。」 とか、このように対応していませんか? 慢性的な筋骨格系の痛みに対して、痛みを伴う運動と痛みを伴わない運動とを比較した調査では、短期的には痛みを伴わない運動の方が少しだけ痛みの改善に効果的だが、中~長期的には差はなく、痛みを理由に運動を中止する必要はないと報告されています(参考文献①)

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