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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
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2023年10月の記事一覧

寝返りを運動療法として用いる考え方

リハ塾の松井です! 寝返り動作は生活する上で誰もがする動作です。 なので、寝返りできない方はリハビリで練習することもあると思いますが、既に寝返り動作ができる方にはリハビリとして寝返り動作をすることはあまりないのではないでしょうか? ですが、寝返り動作を自立させるためではなく、身体機能面で見ても寝返り動作は有用な運動療法になります。 今日は寝返りをADL練習だけではなく、運動療法として考えた時について解説します。

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臨床でも簡単に使える腱板と関節包の実践的な評価方法

リハ塾の松井です! 今日は肩関節と関節包、そこから考える臨床的な評価と解釈を解説します! 僕自身よく使う評価で、臨床でも重宝しますし、簡単なので1年目の方でも絶対にできます!

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安易に膝が痛いから鍛えるのはやばい

リハ塾の松井です! 膝の痛みを何とかしたいという場合、膝を鍛えれば良くなると思っていませんか? その場合は注意が必要で、鍛えることで痛みを強くしてしまい、どれだけ鍛えても痛みが良くならない場合があります。 膝を鍛えることの大きな間違いは、大腿四頭筋を鍛えることで、鍛えるべきはハムストリングスです。 どういうことか一緒に見ていきましょう。

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不安定肩は肩甲骨の動きが最重要

リハ塾の松井です! 今日は肩関節脱臼など肩関節不安定症の病態と評価、アプローチを解説します。 肩関節不安定症は外傷性と非外傷性によっても病態は異なりますし、肩関節周囲炎などの他の肩関節疾患ともまた違った考え方をする必要があります。 また、不安定症でなくても、腱板断裂や上腕骨骨折の術後なんかも肩甲帯や体幹の代償が強い症例は、視点を変えれば肩関節が不安定だからこその代償とも捉えることができます。 なので、今回の記事は腱板断裂などで代償が強い症例も当てはまることができると思

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肩甲骨の安定化

リハ塾の松井です! 今回は肩関節機能障害と背部筋群との関連について解説します。 肩関節運動の初期では、肩甲骨が内転し、上腕骨の運動に対するセッティングを行います。 この肩甲骨のセッティングによる安定があるので、上腕骨は安定する土台を支点に動くことができます。 この安定する土台、つまり肩甲骨がないと、上腕骨も自由に動くことは難しくなります。 安定する土台がない場合は、僧帽筋や三角筋など大きいアウターマッスルの緊張を高めて、肩周りがガチガチに固まってしまいます。

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ラテラルスラストは内反変形があるから起こる?

リハ塾の松井です! 学生さんと話していて違和感を感じたことがありました。 それは「内反変形があるからラテラルスラストが起こる」という内容です。 変形していてもスラストが認めない方は認めないし、これでは変形があるから痛いと言うのと同じです。 変形も原因の1つではあるはずですが、変形はリハビリではどうにもなりませんし、じゃあなんのためにリハビリをするのか。

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神経に影響を与える3つの要因を知っておこう

リハ塾の松井です! 坐骨神経領域の痺れや痛み、足底や手指の痺れなど、末梢神経の影響が疑われるこれらの症状は臨床的にも非常に多い訴えだと思います。 何か背景に原因となる要因がはっきりしていれば解決もできるかもしれませんが、原因がはっきりしていない症状はアプローチも難しく、中々改善してこないですよね。 そんなはっきりしない症状の原因の1つに末梢神経の滑走の問題があります。 筋骨格系で考えるのは簡単ですが、神経も脊髄から分岐して、四肢を走行しているわけなので、神経による影響

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術後の遷延性疼痛の考え方

火曜日ライターの松井です! 変形性膝関節症(以下、膝OA)やTKAの術後症例を担当する機会は病院に勤めている方なら多いと思います。 僕も急性期で約8年勤めましたが、TKAの術後症例は非常に多く担当しました。 多くの症例を担当してみて、比較的スムーズに疼痛が軽快しADLを獲得できた症例もいますが、疼痛が長引いて中々実用的なADLの獲得に至らない、あるいはADLは獲得できても痛みに悩まされる症例も多くいました。 このように、痛みが軽快する症例と長引く症例の違いは何でしょう

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股関節の屈曲・伸展制限に対する評価とアプローチ

リハ塾の松井です! 股関節は身体の中心に近い部分にある関節で、しかも、体幹と下肢をつなぐ関節なので、めちゃくちゃ大事です。 これは言わなくても皆さんよく分かっていると思います。 なので、僕は臨床では下肢の疾患はもちろん、脳卒中や上肢の障害であっても一度は股関節を評価しています。 たとえ上肢の障害であっても、股関節に制限があったりする方は珍しくないですからね。 それが上肢の障害につながっているかはまた別の話ですが。 そこで、今日は過去に股関節の屈曲・伸展制限の評価と

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慢性痛の評価スケール【中枢性感作・破局的思考】

リハ塾の松井です! リハビリを進める上で痛みは大きな問題点の1つであり、痛みをとること自体がゴールとなることも少なくありません。 痛みは、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、侵害可塑性疼痛の3つに分けられ、特に組織の治癒過程を過ぎても痛みが残存し、3ヶ月以上続く疼痛を慢性痛と呼びます。 慢性痛は上記の3つの内、侵害可塑性疼痛に含まれ、いわゆる心理的な痛みと言われるものはここに分類されることがあります。 僕自身は病院で急性期や外来リハ、老健で入所・通所リハに関わってきて、ど

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意外と着目されない小殿筋の機能を高めるには?

リハ塾の松井です! 皆さんは股関節のインナーマッスルというと何を想像しますか? 梨状筋?大腰筋?腸骨筋? いやいや、これらも大事ですが、意外とマイナーな「小殿筋」も重要です。 数少ない股関節を内旋させる筋肉ということもあり、臨床的にも小殿筋の機能を考えるのは大事だと実感しています。 でも、意外と皆さん大事だとは気づいていても、何となく股関節内旋させとけばいいかーみたいな認識じゃないですか? 今日は小殿筋を働かせるにはどうしたら良いか?という視点で、小殿筋の機能解剖

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鎮痛薬についてちゃんと知っていますか?

リハ塾の松井です! 今日は痛みと薬のお話。 痛みを考える上で鎮痛薬の服薬状況や種類をちゃんと知っておくことはかなり大事なんですけど、意外とスルーしてしまっていることが多いです。 僕も昔はそうでしたが、ちゃんと痛みのメカニズムを知ると、薬について知っておくことは大事だなと気づけました。 あんまり内服状況や種類について気にしていなかったな…という方は、是非この機会にチェックするようにしてみてください。

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簡便にできる脊柱の評価法

リハ塾の松井です! 脊柱は身体の中心を貫く重要な骨格です。 なので、当然ながら身体機能・能力に大きく関与するため、脊柱への評価・介入は必須と言えるでしょう。 ただ、脊柱の評価・介入と言っても、具体的にどうしたらいいのか悩む方も多いと思います。 触診も肩関節や膝関節などの大きな関節と違って細かいので非常に難しいです。 なので、何となく敬遠してしまっている方も少なくないのではないでしょうか。 そこで、今回は脊柱の評価をなるべく簡単にするために、僕も臨床でよく用いる考え方

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解剖学を肩関節のリハビリへ活かす【上腕三頭筋編】

リハ塾の松井です! 肩関節の後方組織と言えば、棘下筋・小円筋・上腕三頭筋などが挙げられます。 腱板筋群である棘下筋・小円筋は臨床でも着目することが多いと思いますが、上腕三頭筋もかなり重要だと思っています。 今日は上腕三頭筋に関する解剖研究から、上腕三頭筋の構造を今一度学び、肩関節リハに活かせる知見があるか考えてみました。

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