【御礼】HITO-Link CRMをリリースして1周年を迎えました
こんにちは、HITO-Link CRMの塚本です。
※前半はオフィシャル、後半は塚本個人の想いを綴っています。
御礼
本日プレスリリースも配信しましたが、2020年12月で採用特化型マーケティングツール「HITO-Link CRM」をリリースして1周年を迎えました。
ご利用いただいているユーザーの皆様、ここまで様々な形でご協力・応援してくださった皆様に、感謝の気持ちをお伝えしたくnoteを書きます。
プレスリリースの配信にあたり、応援コメントを頂戴しましたベルフェイス株式会社様、トヨタ自動車株式会社様、ありがとうございました。
(コメントをいただけるか、内心ビクビクドキドキしていたので、ご快諾いただけたときは飛び跳ねて喜びました。冗談抜きで叫びました。)
まだまだプロダクトとして、ご期待いただいている程の価値を提供しきれていないと痛感しております。1周年で浮かれることなく、粛々と、より速く、より強く、ユーザーの皆様が実現されたい採用のサポートをできるよう精進しますので、引き続きよろしくお願い致します。
▽プレスリリース
最近では、本当に多くのご相談・お問い合わせをいただくようになりました。
・meetup(イベント)に参加してくれた潜在候補者を応募・採用までつなげていきたい
・グループ全体でDX人材向けに採用ブランディング活動をして各社にタレントを共有したい
・大学生アルバイトを新卒採用につなげていきたい
・退職者をアルムナイとしていつでも連絡ができる状態にしたい
・人材紹介以外のチャネルをつかった採用手法を確立したい
・現場(事業部)主導でリファラル採用を進めていきたい
提供価値を深められるよう、さらに速く、強く、成長させていきますので、引き続きよろしくお願い致します。
▽日々のアップデート情報はコチラのマガジンにまとめております!
採用マーケティング、概念はわかったからプラクティス教えてくれという話
実はちょうど1年ほど前、「採用マーケティングとはこういう概念だよね」というnoteを書きました。
当時はまだ仮説の状態でしたが、この1年間で、そうも簡単にはうまく型にはまるわけではないこと、ではどこから考え運用設計すればいいのかなど、ユーザーの皆様から多くのことを学びました。
そんなリアルな「タレントプールの運用方法」については、12月10日(木)11:00~12:00に開催予定のTECH PLAYとの共催ウェビナーでお話しする予定ですので、お時間あれば是非ご参加ください。
強い事業は強いプロダクトから。
強いプロダクトは強いチームから。
HITO-Link CRMは、まだまだ道半ばです。
これからは、今まで以上にチームの人数も増やし組織を強くしていきます。
チームメンバーが週替わりでブログを更新しているので、応援していただける方は是非こちらのマガジンもフォローの程よろしくお願い致します!
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と、ここまではオフィシャルな内容です。
振り返り
せっかくの機会ですので、個人的にも振り返りたいと思います。ここからは本当に個人的な振り返りなので…言葉遣いや表現が拙い部分多いですがご容赦ください。
はじまり
対外的な発信をすることが多いので、塚本が始めたプロダクトだと思われがちなのですが、HITO-Link CRMは元々田中さんを中心に企画が始まったプロダクトです。
(↓田中さんの企画当初の振り返りnote)
企画が始まった当初は、私は隣のチームで別プロダクトの営業企画のような仕事をしていました。
ベータ版
2019年3月ごろ、当時の上司に、HITO-Link CRMのベータ版をリリースするからBizサイドで入ってくれない?と声をかけられ、Bizdevとしてベータ版ユーザー探しをしながら、コンセプト検証をしていました。
※ちなみに、今更ですが、HITO-Link CRMはパーソルプロセス&テクノロジー株式会社というパーソルグループの中で4,000人ほどが所属する会社の、いわゆる大企業内新規事業として運営しています。
ベータ版をとにかく出したはいいものの、まっっったくと言っていいほどユーザーが求める水準に達していない、だけどリソースは限られている。スピードをあげようにもあげられない。今だから言える話、ベータ版と呼んでいいかわからないぐらいのベータ版。
マーケットを創りながらプロダクト開発をすること、そしてチームをつくっていくことの難しさを一番最初に痛感したのはこの時期です。
大企業内新規事業のジレンマや、自分自身の力不足を強く感じているさなかで開催したベータ版ユーザー会。
当時の思い出として、ユーザー会のあとユーザーさんたちと二次会?でだいぶ遅くまで飲んでいたのですが、とあるユーザーさんにポロっと弱音を吐いてしまったこともあります。
その時、「すぐにはうまくいかないかもしれない。いろんな人が好き勝手言ってくるかもしれない。でも諦めないでほしい。HITO-Link CRMが実現しようとしている世界観を、採用の世界で実現してほしい。」と仰っていただけて、いろんな感情がこみあげて、ユーザーの皆さんの前でひたすらに泣く、泣きながら弱音を吐く、というサービサーらしからぬ振る舞いをしてしまいました。反省です。でも、あの時の一言がずっと胸に残っていてここまで頑張ってこれました。
もう一段解像度をあげるために
その後、課題の解像度をあげるべく、とにかく多くの企業人事のインタビューをせねば!壁打ちせねば!と駆られ、伝手やSNSを駆使しインタビューしたい企業の人事の方を探しては突然DMし、ご快諾いただいた方に突撃インタビューをする、ということを繰り返していました。
変な奴から急にDMでインタビューさせてください!!!!と連絡来たのにご快諾いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
面白いね!そういうの欲しかったよ!と仰ってくださる方もいれば、なかなかに痛烈なことを言われることもあり、心の皮が丈夫になった時期です。
田中さんとの喧嘩
もこの時期でしょうか。もはやネタとしていろんなところで書いていますが(笑)田中さんはPO(プロダクトオーナー)、開発責任者です。詳細は割愛しますが、目指すところは一緒なのに、お互いの立場やバックボーンが違うがゆえにうまくコミュニケーションできていなくて、当時はなかなかつらかったなと思います。この歳になって会社のトイレに閉じこもって泣いたのは後にも先にもこの時だけです。
最終的には私から「お手紙」と題してSlackDMで長文を送り、お互いの本音をぶっちゃけ、豊洲で日本酒をたくさん飲み、今後揉めたときの合言葉を決め、プロダクトの成功のために共に頑張ろうと誓い合いました。
その後も、塚本のストレスがたまったり自信がなくなってしまったときは、そのお店に田中さんを誘い(大体毎回「今から行きますよ」と急かつ強引に)、日本酒を飲んで乗り越えてきました。
そして昨年の10月に気づいたらプロダクトマネージャーという肩書になり、事業として成長させていく責任を強く感じ始めたのがこの時期です。
リリース
「まずは世の中に出すことに意味がある」というモットーの元、リリースしたのが昨年の12月です。
そこから、まだまだプロダクトとして未熟なHITO-Link CRMに期待してご利用を開始してくださったユーザーの皆さんには感謝してもしきれません。
機能実装が追い付かず「すみません、まだできません」とご期待に沿えなかったこと、それでも見捨てずにプロダクトの成長を見守ってくださった皆さん、本当に本当にありがとうございます。
チームづくり
HITO-Link CRMグループは、立ち上げフェーズということもありこの一年間非常に少数で踏ん張ってきました。だからこそ、開発チームもデザイナーもビジネスサイドも一つのグループになっている、少し特殊な組織です。
2020年頭には、全員で目指す山とそこまでどう歩んでいくのか目線を合わせる必要があると考え、Airbnbを貸し切って合宿をしました。(蒲田で)
同時に、この時期はとにかくいろんなジレンマを抱え、事業計画やP/Lに頭を悩ませていました。
この頃から組織マネージャーも務めることになり、管理職ってなんだと自問自答しながらもとにかくいいチームをつくりたい一心でここまで走ってきました。
実はピボットしていました
最終的に目指す山は変えていませんが、6月頃には山の登り方を変える意思決定をしました。コロナ禍の影響もありますが、自分たちが創るプロダクトを本当に必要としているユーザーたちは誰なのか、彼らに価値提供していくために優先度高く開発すべき機能は何か、改めて向き合い、意思決定し、走る速度を上げました。
日々、ああだこうだ言いながら、これが正解だと思っていたものが違うことがわかれば修正しながら、走る、そんな日々でした。
ビジネスサイドメンバー強化
夏頃まで、ビジネスサイドは案件獲得~商談~オンボーディングまで基本的に塚本ひとりで対応していました。ただ、いよいよ追い付かなくなり、10月から1名、11月から1名、さらに1月にもう1名、ビジネスサイドに強い仲間が入ってくれることになりました。(そして今日からエンジニアも1名増えました!)
「人が増えるとこんなにもやりたいことができるんだ…」「やりたかった(けどできていなかった)ことがどんどん進んでいく」と改めて”チーム”の重要性を感じる日々です。
目指すところ
個人と企業の関係性は、
出会うところから、一緒にはたらき、退職した後まで続き、より長く、深く、繊細になってきています。
いいサービス、いい事業をつくりたい。
いいチーム、いい会社をつくりたい。
そんな想いをもつすべての企業とはたらく人が、つながり続けられるサービスにしていきたいと考えています。
就職/転職活動をする個人が、
応募前から会社や仕事、一緒に働く仲間のことを知ることができ、
自分が不安だな、知りたいなと思っている情報が、気になっている企業からどんぴしゃで届くようになり、
入社するときには、
すでに会社の良きも悪きも理解したうえで、入社したその日から自分らしく楽しく働ける。
そんな理想の世界に少しでも近づいてほしいと考えています。
これから
HITO-Link CRMが目指す世界が、日本の採用のスタンダードになる日はまだまだ先かもしれません。でも、思ったより早く、実現するかもしれません。
どうか引き続き応援していただけますと幸いです。
(小話)
「HITO-Link CRM」というサービス名ができる前の開発段階で使用していたこのpjtの名前は「Emu(エミュー)」でした。なぜか弊社はpjt名を鳥の名前にする風習があります。
(https://www.cnn.co.jp/fringe/35148148.html)
前任者たちがつけた名前なのでなんでエミューなのかと思い調べたところ、エミューはこうも言われているようです。
エミューは生命力が強い! エミューはオーストラリアの国鳥で、アフリカ原産のダチョウについで世界で2番目に背の高い鳥類です。 気温差のある砂漠地帯に生息し、寒暖の差にも強く、何万年もの間過酷な環境を生き延びてきた生命力の強さは、北海道という北の大地での飼育を可能にした注目すべき点です。(http://www.nodai-bio.jp/emu/emu.html)
我々HITO-Link CRMグループも、生命力強く、過酷な環境でも、成功するまで時間がかかっても、生き延びてやろうぜ、と改めて思うのでした。
2年目は、今まで整え切れていなかった仕組みを整え、さらにスケールする土台をチーム一同作っていきます💪💪💪💪💪💪💪💪💪💪