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伝道師への道・誰のためにむすぶのか。


今回とても面白いことがわかりました。

わたしがむすんだおむすびと明代ちゃんがむすんだおむすびの重さが8gも違っていたんです。

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左が明代ちゃん、右が嶋田

当然、同じお米(炊き上がったものを使っています)、海苔、塩、具材。

なのですが!お皿に並べたのを持ってみると重さが違う。
食べてみると口にした軽さが違う。

「ねぇ、これ測ってみようよ」と実際測ってみたら!なんと!8gも違う!

左が明代ちゃん、右が嶋田

「8gってどのくらいよ?」と実際に測ったら・・・・

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え?

えーーーー!
こんなにあったら「多すぎる」ってボウルに戻す量だよねw

「多い」ってわかる量だよね?!



ってことはよ?

やっぱりエネルギーって乗っかってんだよ。

という話になりました。

ここでいうエネルギーって「念」みたいなやつ。

頑張れ!とか、受かりますように!とか
愛情と勘違いされそうな類の「呪縛」に近いものとかw

「苦手なのよね」とか「大変なのに」とか「やってあげてる」みたいな、積もっていくと恨み辛みになっちゃうようなやつとかww

わたしがよくレッスンで伝える「込めちゃダメだよ」って言っている類ですね。

逆にそういったものが入っていないと軽やかで軽いおむすびになります。
幾つでも食べられるおむすびになるんです。(1人5・6個なんて当たり前にペロリです)


私たち食べ物から「栄養」をとっている、「栄養」をとるために食べている、って思っているけど。

確かに間違いではないよね。
生命維持に肉体をつくるための「栄養」は必要です。

だ・け・ど。
口から入れているのいるのはそれだけじゃない、ってことなんじゃないかな。

こんな測りで測っただけの結果に基づいて書くのはどうかとも思いますけどね。
でも。
私たち、栄養価と同じくらい、もしかしたらそれよりエネルギーを吸収しているんじゃないかと改めて思うんです。



食べるって肉体維持や体力回復のためだけ?

例えばね。
スポーツをやっている我が子に
買ってきたチキンハムと、家でつくったおかかのおむすび、どちらを持たせますか?

タンパク質が多い方がいい、って思うからチキンハム?

たしかにタンパク質の含有量の多さではチキンハム。栄養「価」でいったら間違いなくチキンハム。
でも「本当の栄養」になるのはどっちだろう?

わたしね、肉体のための栄養より大事なものがあると思ってるんですよ。

それは「その子がより力を発揮できるごはん(お弁当)であること」

食べるとほどけて安心感が体に広がるもの
食べると「よし!」って力が湧くもの
こういうのも栄養って名前をつけていいんじゃないか、って思うんです。

それこそが食べることで得られるエネルギー。

その子がその子であるために、よりその子で臨めるためのごはん(お弁当)はタンパク質ですか、栄養価重視ですか、ってことです。



タンパク質より欲しているもの

その子のよりその子らしさと共鳴するおむすびだったら、たとえタンパク質の含有量が少なくても、栄養になるんだと思います。
栄養「価」は理想的じゃなくてもね。

じゃぁ、その子のよりその子でいきたい(生きたい/行きたい)という”いのち”と共鳴するおむすびやお弁当やごはんはどうやったらつくれるようになるか?

まず作り手である自分がほどけているってことですよね。
自分を喜ばせるごはん(お弁当)”づくり”ができるってことだろうと思います。


誰のための「ごはん」?
誰のための「ごはんづくり」?


「ごはん」と「ごはんづくり」
全く違うことなの、わかりますか?


誰かのためのごはん(お弁当)ならば、つくる動機は子どもやパートナー。
でもね。
それを行なっている時間は自分のためでもいいと思うんですよ。

心がほどけるおむすびは
手水の時間やむすんでいる時の呼吸をとても大切に扱っています。(とはいえ1個むすぶのに1分くらい)

冷たい手水に手を浸すことで今ここを感じ心を穏やかにするのも
むすび終えた時に呼吸を深くすることで調えることも
自分のため。
自分をほどくため。ほどけてゆるむため。

だからむすぶ時間は自分の時間にしてね、と伝えています。

心がほどけるおむすびって、食べた人もだけど、むすび手もほどけていくおむすびなんです。


さらにいえば。

めんどくさい、大変、難しい、やってあげてる
そんな氣持ちで一生懸命栄養「価」考えて作っても
ちっともよりその子になりたがっているいのちと共鳴しないんじゃないか、とも思うのです。

時間をかけないことが作り手である自分を喜ばせることなら、冷食もレンジも全然いいと思います。

添加物より「あんたのためにやってんのよ」なんてエネルギーの方がよっぽど影響ありそうな氣がします。


ちなみに明代ちゃんが8g重たくなったのは、わたしに見られながらむすぶので緊張しているから!

でもね。

明代ちゃんのおむすびやお弁当を食べ続けてきた東家の長男くんは、中学生ながら駅伝で全国大会へ行くジュニアアスリートに育ったんですよ。高校も推薦で決まりました。
好きなことにまっすぐまっすぐ進んでいます。そして結果も出している。
それってすごいことじゃない?
明代ちゃんは決して食のスペシャリストではないです。でも食べる環境、食べ物でサポートしてきた明代ちゃんを、わたしは本当に尊敬します(わたしもジュニアアスリートの親なのでね、それがどんなに大変で継続が必要かすごくわかる)

頑張れ!という「プレッシャー」と
安心感を与える「応援」は別物なんだよね。

ごはんやお弁当に作り手のどんなエネルギーが乗っていると、よりその子のいのちと共鳴するか。
明代ちゃんは、心がほどけるおむすびをむすび続けることで自分がほどけることを実感し、自分がほどけることを優先させてることでそのエネルギーが子どもの力になることを実証したんです。

やり続けたからわかること。
そしてやり続けるって素晴らしい才能です。


だいぶ極端な考えを書きました。けど、まんざら嘘ばっかりでもないとわたしは思っています。
とはいえ・・・・話半分に受け取ってくださいませね!笑


次回は「のせるエネルギーに名前をつけるとしたら」という話を書いてみようと思います。


▼伝道師への道マガジン▼
伝道師に興味がない方でも
心がほどけるおむすびがどう違うのか
感じてもらえるんじゃないと思います。



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