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【開催報告】森と畑の子どもキッチンプログラム〜TANE〜2022.DAY1-2
すでに1月25日に1回目を開催していたのですが
社会情勢の影響で外出できない子がいたり2月に入会をご希望される方がいたりと、5日に振替を行いました。これでプログラム参加者は7名となりました!すごーい!嬉しい!!
パンが出来上がるより大切なこと
さて、このプログラムのテキストは、表紙を開けるとこんなことが書いてあります。
子どもキッチンプログラムは、なにをするところでしょう?
当然ですが、このプログラムに参加している子ども達はお母さんに「やってみない?」と言われてきています。ですから自分事にしてもらうために、ここを確認します。
この質問に今日の子ども達は
「食べる!」「パンをつくる!」
という回答。
そこで
「食べる」と「試食」の違い
「つくる」と「企画・開発」の違い
を丁寧に伝えました。
「食べる」とか「つくる」とか、表現がちょっと大雑把なのでね。今回参加して何を体験し何を生み出すのか。微細な違いですが丁寧に感じてもらいます。些細な行動もひとつひとつ向き合い方が変わると思っています。
そしてもうひとつ書いてあります。
子どもキッチンプログラムがおわった時どんな自分になっているでしょう?
これね、こうなっているためにやる、ということではなくて、イメージだけは持っていて欲しいんです。なんでもいいんですよ、友達増えてるとか、パンづくりがうまくなってるとか。
終わった時の達成感や喜びをリアルに実感して半年後のウキウキした氣持ちをリアルに先取りして味わっちゃいたいだけ。だからめっちゃわたしは盛り上げます。
「おー!それいいね。そう思った子、真似して書いておきなね」とかどんどんイメージさせちゃいます。
もう今喋ったからそうなるからね。
あとはみんなでそれを応援し合うんだよ。
お待ちかねの試食タイム
子ども達のテンション爆あがり(笑)
事前に「試食」と「食べる」の違いを伝えていたので、2期生のつくったジャカブパンを食べる時なんて真剣そのもの。
声を揃えて「おいしい!」と大絶賛。おとなにも人氣です
6種類ほど試食しながら「オレこれ苦手」「わたしこれ好き」とか。改めて味わう、噛み締める、ということをしながらイメージも湧いてきてたみたい。
香りを嗅いだり、食感の違いを味わったり。ちゃんと「試食」を理解できてる証だね。
叶えることはひとつじゃない
自分達がおいしいと思うパンをつくる。すごく大事なことです。
でもそのパンがお客様に喜んで貰えなければただのエゴです。お金は頂けません。
一方で、お客様がよろこんでくださる、笑顔になるパンをつくる。だけどそれが「媚び」ではいけないわけです。安いから買ってくれる。それもダメですね。
自分達の本当に表現したいおいしいを生み出すこと
それでお客様に喜んでもらうこと。
お金を頂ける満足度の高いものになっていること。
これって、おとなになっても葛藤が生じることだったりしませんか?
本当に提供したいことと、喜んでお金を払ってもらうことの両立。
これを子どもの時に、理屈ではなく体で覚えるのが「仕事の教育」です。さらにそれをひとりじゃなくて仲間と感じ合えるのも魅力だと思っています。
2月は農活倶楽部で育苗しながら自分達がつくる野菜と寄り添います。自分たちの生み出すもののを最初の段階から関わります。
そして3月、アイディアを形にしていきます。すでに今日ブワーーーっとイメージ湧いちゃって案ができちゃった子もいました。
宿題提出一番のり!
さぁ、3期生はどんなパンを生み出すでしょうか。次回の話し合いはいよいよ形にしていくスタートライン。どんな個性が表現されるのかな。ワクワクします!
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