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ナルコレプシー

いくらかのサイクルで、自分という人間のえぐみにむせかえるときがある
その輪郭は朧気なくせに、香りだけはやけに強烈でとたんに目眩

自分から自分がだんだんと離れていく
いたたまれなさを抱えながら、波が寄せるのを待っていて
酸素 酸素 酸素

そんな自分も自分だと 言い切れるほどの強さをどうにか手繰り寄せるように
完熟だけがおいしい果実なのか 問うしかない

今日は楽しいことがあった
嬉しかった言葉が 頭を行ったり来たりしている
波が 波が 遠くのほうで 跳ねた

本「水中の哲学者/永井玲衣」とあたたかい紅茶の写真。本は白と水色。
期日前投票に行った日
たまには と思いケーキ食べて帰った
いつか誰かと選挙に行って、その帰りにおいしいごはんを食べながら政治のこと話したい
地面に落ちた桜の写真
今年は桜が満開の時期に雨が降ってしまって
見られなかったな
雨 蒸発せずに残ったみたいだ

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