見出し画像

人より成長が遅い話

私は人より成長が遅いと思う。

すごく不器用で、何か習得するには人の何倍も時間がかかる。
決断するのもすごく時間がかかって、気になったらそのことしか考えられないから自分の中では擦り切れるほど考えて考えて、答えを出す。

ただ、その決断が周りから見ると唐突で突拍子もないことが多いらしく、

「なんか、、行動力がすごいね」とか
「行動が面白いね」

って驚かれる。

でもそんなつもりはないし、実際そんなことは全くない。
むしろ年単位で行動に移せてないことの方が多い。

私の中では何年も前に一度脳内でシミュレーションしてたことだったり、
擦り切れるほど考えてやっぱり今はこれは違うな、ってことを

「ここしかない!」

って直感で感じられた時にバンッと出してる感じで。



直感には自信がある。
、、というか、大事にしているので、直感で自分の中でゴーサインが出た時の瞬発力は確かにあるかもしれない。
でも、だいたいのことはあらゆる方向から考えても直感的に良いと思えない場合が多すぎて、お蔵入りすることの方が多い。

話はそれたが、わたしはとにかく不器用で。
働く時に同期より仕事の覚えが悪かったり、
劣等感を抱く時期もあったけれど。

そんな比べてばかりいたらすぐ病んでしまう
って気がついて、不器用を認めてからは
いつも自分との闘いで、
昨日より成長できていれば大丈夫だ、と思える前向きさを手に入れられたんじゃないかなあ。

他者と比べがちなこのネット社会において、
その前向きさは、私の武器になってると思う。
しかも、他人と比べるなんて本当に無意味なことだとも思うしね。
誰かが1番をとるなら必ず最下位の者もいるもんだし。

しかもね、私思うんだけれど。
最下位の人って、自分より上のその他全員の心を救ってると思うのね。笑
これって、最下位から2番目になったことある人ならすごくわかってもらえると思うんだけど。
その最下位の人がいなければ、最下位から2番目の人は自分が最下位なわけ。

「うわ!ぎりぎり最下位じゃなかったーー!セーフ!」

って思うわけでしょ。
私だったら、
『下から1番目も2番目も、そんなたいして変わらないだろうに、、』
ってな感じで思うし、
最下位としていてくれる人にその役をやってくれてありがとうくらいに思っちゃうんだよなあ。笑

1位の人は、そんなこと考えもしないかもだけどさ。笑
順位がつく時点で、その1位という優越感を得られるのは、自信を持てるのは、
共に競ってくれる仲間がいるからで
最下位の人もいるからであって。
感謝していいことだよね、って思うんだけど。笑

あとは不器用な人は世の中に一定数いて、その気持ちがわかるのは悪くないとも思う。
不器用な人でも、慣れてきたらそこそこにはなれる、ってことは実体験として知っているし。笑

相手が不器用でも、私はその人の可能性を心から信じられるし、人は信じてもらえると本来以上の力だって発揮できる、なんてこともわたしは痛感してるわけで。

信じてもらえてると知った時、
人は嬉しいし、強くなれるよね。


、、なーーんて。

もちろんこんなことを言いつつ、
器用じゃない自分を恨んで泣ける日だってあるけど、
ヘマして消えたい時もあったりするけど
そういう弱い自分がいるから人には優しくなれるし

悪くないんだよなぁとも思ってる。

新しい環境に入って、やっぱり私は不器用だけれど。 
それでももがきながら成長させてもらえて、
イラつかれながらも働く機会をもらえて。笑

なんてありがたいんだろう〜〜

って思うんだよなぁ。

不器用でも、人よりゆっくりでも
大丈夫。
自分の成長は、自分がちゃんと見つけて知ってあげてたらいい。

だめだめ、って否定ばっかりして、
自分に意地悪ばっかりしないように。

そうやって、生きていけたらいいよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?