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「スローライフ」を教えてくれた、おすすめの本5冊

「自分の心地いいペースで生きられたらなあ」

社会の速さについていけず、そんなことをぼんやり考えていた20代。「スローライフ」という言葉が気になり、ヒントとなるような本を探し集めていました。

いろんな本と出合うなかで、少しずつスローライフについて自分なりの解釈ができるようになってきた気がします。

スローライフとは何かを学べる本から、読むとゆったりした気持ちになれる本まで、私が20代で出合った、スローライフの大切さを教えてくれた本5冊をご紹介します。

スローライフにおすすめの本(1)のほほんと暮らす

「のほほん」という言葉を、さまざまな視点からとらえた一冊。「のほほん」とは何かを、詩や文章、チェックリスト、書き込めるページから深めていけます。

本の構成も自由で、のびのびとしている感じが好きです。なかでも特に好きなのが、こちらの詩。

のほほんは こころの ありようです
朝の光と 珈琲の匂い
やさしい風と 街路樹の木洩れ日
お気に入りの場所で ひとり静かに
美しい夕焼けと あの人の笑顔
おやすみの言葉と 眠りの前のひととき

のほほんと暮らす・西尾勝彦

「のほほん」と「スローライフ」はつながっていて、のほほんを深めていくと、スローライフに必要な心のありかたを学べる気がします。


スローライフにおすすめの本(2)スローライフでいこう

新品として本屋さんに置いてあるのは見たことがなく、古本として買った一冊。生活のペースを落とし、大切なことにもっと時間をかけるための8つのステップを学べます。

今回紹介した本の中では、一番具体的で、実践的かもしれません。

スローライフってこんな効果もあるんだ、こんな方法もあるんだと気づきを与えてくれた本です。

初めて読んだとき、「心をスローダウンさせる」という考え方にとても共感したのを覚えています。


スローライフにおすすめの本(3)スロー・イズ・ビューティフル

ネガティブなイメージを持たれることも多い「遅さ」について、ポジティブな側面から綴られた一冊。

特に第五章の「テイク・タイム」が好きで、何度も思い出す部分がこちら。

「テイク・ユア・タイム」と言えば「まあ、自分のペースでゆっくりやれよ」という意味になる。そもそも人生とは時間がかかるもの、そして時間をかけるもの。じっくりと、ゆっくりと、のんびりと。あなた自身のペースで、テイク・タイム。

スロー・イズ・ビューティフル・辻信一

時間がかかることは面倒なことだと思われがちだけれど、時間のかかることこそ、豊かなやさしい時間を育んでくれるんじゃないかと思わせてくれます。


スローライフにおすすめの本(4)me time

自分の時間を大切にすることから、やさしさの循環が生まれていくことを教えてくれた一冊。短いエッセイと、鮮やかで美しい写真たちに癒されます。

写真はすべて北欧で撮影されたもので、北欧の人の暮らしと自然、どうぶつたちの姿があたたかい気持ちにさせてくれます。

たっぷりと余白があり、ページをめくるたびに自分の心にも余白が生まれて、深呼吸したくなります。何度も読み返している大切な本です。


スローライフにおすすめの本(5)ナマケモノのいる森で

森に住むどうぶつたちと、森林伐採をテーマにした仕掛け絵本。

飛び出してくる森と、森に住むどうぶつたちを探すのが楽しくて、前から、後ろから、さまざまな角度で眺めてしまいます。

こんなに1ページをじっくり眺めたのは、子どもの頃以来だったかもと思うほど、夢中になって読みました。

自然やどうぶつと共生していくためには何が大切なのか、考えるきっかけをくれる一冊。お子さんと一緒に読むのもおすすめです。


スローライフを送るために

まだまだスローライフとは何か、どうしたらゆっくり生きていけるのか、完璧に理解できたわけではないですが、これらの本は心地よく生きていくためのヒントをくれたなあと思います。

わたしが今考える、スローライフについてもまとめてみました。

30代も、スローライフのヒントになるような本に出合えますように。


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hikari living店主|emiri
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