好きなこと

最近絵を描きはじめた。

ずっと描きたいと思っていたけれど、いざ描こうとすると描きたいと思うものが思い浮かばなくて、気がついたら随分描くことから遠ざかっていた。

描き始めて気がついたのは、大胆に色を塗るよりも、ちまちまと細かなものを描写する方が好きだということ。

ちまちま描いていると心が穏やかになり永遠にこの絵を描いていたいと思う自分がいる。

少しづつの工程を重ねることで、段々と大きくなり微妙な色の違いが風合いを生み出す。

それに気がついてからというものもっぱらそういう絵ばかり描いている。

葉っぱを描いているとき、葉っぱ一枚一枚の微妙な違いを表すことに集中する。

その瞬間は葉っぱの気持ちになって他のことは考えていない。

さて次はどんな細かなものを描こうかな。

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