「失われた地図」を読んだ中三女子の感想
恩田陸さんの本、三冊目。
「蜜蜂と遠雷」「愚かな薔薇」のような宇宙に向けて広がっていくような感じはありませんでしたが、普段なかなかSFとかこういう小説を読まないので面白かったです。
というわけで、私にはちょっと難しかったのですが。
久々に恩田陸さんを読もうと思ったきっかけが、国語の文章題で「光の帝国 常野物語」が出てきたことなんです。
それがすっごくおもしろくて。
だから、探してみました。
「常野物語」の方ははじめに探したときに見つからなくて、先にこっちを読んだのですが、それも図書館で見つけて借りてきたので今度読んでみます。
今からワクワクしているんですよ。
ただ、この本の感想、しっちゃかめっちゃかになっちゃいそうです。
小説を読んだのがかなり久しぶり、というのもあって私の精進不足なのですが、それにしてもどこに注目したらいいのかわからないし、なんだか不思議な小説だなぁと思いました。
一番頭に残っているのは、広島、呉での「グンカ」との戦いです。
その「グンカ」を見つけた場所に納得がいったから、鮮烈に心に残っています。
ただ、納得できるからって中心であるわけでもなし、ここばっかり覚えているのもなぁと。
でもやっぱり、関西での戦いには知っている場所が多くてドキドキしました。
主人公たちは「仕事」として、闇の世界に住む「グンカ」と戦っているのに、人間らしく「仕事」に文句たらたらなところも面白いですし。
それにしても、この小説、登場人物みんなキャラが濃い。
とくにカオル。あと煙草屋。
結局、煙草屋って何だったんだろう?
シリーズものという訳でもなさそうですし。
恩田陸さんの小説を読んでいったら、朧気なりともわかってくるものですかね?
全体像は掴み切れませんが、印象的なシーンはたくさんありました。
だから断片的な記憶はたくさん残っています。
恩田陸さんの、他の本の感想はこちら↓
「愚かな薔薇」を読んだ中三女子の感想|ひかり/読書ノート|note
「蜜蜂と遠雷」を読んだ中三女子の感想|ひかり/読書ノート|note
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