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「白ゆき姫殺人事件」人間って言っていることがコロコロかわったりする。

確か、映画化されたんですよね。

その映画の方、見たいな~と思います。

というのも、この本を読んでいるだけじゃあんまりよくわからなくて。

最大の原因は最後のネットのページとか週刊誌風の書き方の部分を読み飛ばしちゃったことなんですけどね。

そういう書き方に読み慣れなくて。

ただはじめの方の普通の小説と同じようなフォントのところは普通に読んでいてすっごく面白かったです。

「え、城野さんが犯人なの?」「え、違うの?」って。

ミステリーといってもトリックがメインではなくて、なんか、登場人物たちの一言一言に踊らされていました。

最後の最後まで何が何なのかわからなくて。

でも、その発想はなかった。

コロッと騙されていました。

城野さんに対して色々な思いを持つ人たちの証言が面白くて。

それは眉唾だろって思うような、大げさな証言もあるんですけどね。

それはちょっと、「いやいや」って突っ込みたくなったし読んでいて腹が立ちました。

端から見ていたら、「城野さん、かわいそう」とか「そんな目に遭いたくないな」と思ってしまうのですが、城野さん自身はそんなに気にしているような様子もなくて。

人間には色々な一面があるんだなと思ったんですよ。

週刊誌に送った抗議文が利用されてしまうのも、冷静になればわかるはずなのに送ってしまうところとか。

これまで大した印象も抱いていなかったのに、その人が容疑者になったと知った瞬間に「そういえばあんなことが・・・」と言ってしまうところとか。

人間らしいなぁと。

できれば見たくないそういう一面を、さらし出すような小説だなとも思いました。

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