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ぽかぽか日記|2023夏の終わり

蝉の鳴き声も変わり、夜は少しずつ秋の匂いがしてきた気がする2023年の夏の終わり。
かつて白紙のページが広がる夏休みの宿題を駆け込みでやっていたように、なんだか毎年この時期はやり残したことを取り戻すようにイベントごとを詰め込んでいる気がする。

この夏はここ数年の中では群を抜いて楽しかった。音楽もプライベートもすごく充実して、大切なものを改めて思い出させてくれたそんな夏だった。

人生にはどうしたって避けようのない悲しい出来事が時々起こる。誰かとわかり合えなくてもどかしくなったり、不安で胸がいっぱいになったり、自分がどうしようもなくダメなやつに感じてしまうこともある。
そんな時にいつも私を救ってくれたのは優しい記憶だった。胸がぽかぽかするような優しい記憶。
誰かの言葉や美しい景色、かわいい生き物、ちょっぴり得したこと、思わず舞い込んだプチ幸せ…。
なんでもないようなことだって、ぽかぽかする記憶は私の心にそっと寄り添ってぼうっと苦しみや悲しさを和らげてくれるのだ。

この夏の記憶もそう。これから起きるぽかぽかした出来事や景色をずっと大切に覚えていたい…そう思い忘備録として「ぽかぽか日記」を始めることにした。
写真と短い文のこの日記、定期的にアップしていこうと思う。

アルが来てくれた日。
絶対に絶対にこの幸せな日を忘れたくないと思って、写真をたくさん撮った。
チロが来た日も同じように思ったのを覚えている。
暴走アル。
クスッとしてしまう表情が好き。
お世話になっている「まんざらでもねぇ」のお二人が出演されている舞台を見に行った。
みなさんの演技はもちろんのこと、将平さんが書かれた脚本に凄く感動した。
見た後もずっと余韻が残るような、そんな舞台で素敵だった。
アルがおばあちゃんのお家に帰ってしまった次の日、寂しくなって相棒クッキーを私のお部屋に持ってきたチロ。
このお人形は私が小さい頃持ち歩いていたもので、チロを飼ってしばらくしてから、私が人形の整理をしていたときにチロが欲しがったのであげたというエピソードが。
この夏2度目のサマーランド。
幼馴染たちと流れるプールをひたすらぐるぐる。
もうそろそろ帰る〜?なんて言いながらふと見上げた空がとっても綺麗で、みんなと小さい頃からずっと一緒にいられてよかったなと思った。
最近食べたピザ。
大きなチーズを切って乗せて食べるのだが、優しい甘さの中にチーズの味がしっかりと感じられて凄くおいしかった。
買い物の帰りに見た空。
少しずつ夏が終わっていくけど、今年は冬も凄く楽しくなるような気がした。

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犬塚ヒカリ
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