ひかるん流ファシリテーション
こんにちは!
前回お話した「ハピオブのちょっと変わった金曜日ミーティング」では、週報の項目「考えうる最高の生活を10点としたら、先週は何点?」の部分の話し合いが行われました。
どんな基準で点数をつけているのか 1人1人が発表し、相違点を話し合い、どんな基準にしていくのが一番ハピオブらしいのかを決めました。
みなさんは考えうる最高の生活を10点としたら、先週は何点でしたか?
またそれはどんな基準で点数をつけましたか?
ちなみに私は数ヶ月毎回10点をつけていて、 幸せ筋トレを続けています。
これがなぜ幸せ筋トレなのかというと、例えば交通事故にあって骨折された方がいたとします。 骨が折れた最悪だと思うか、はたまた命が助かって本当に良かったと思うかどうかはフォーカスの当て方次第だと思うのです。
プラスの方向にフォーカスを当てればその根拠探しがはじまります。なので、毎回10点!なぜなら、こんなに素敵なことがあったから!と幸せ根拠探しをして幸福度を上げています。 これを続けていると自然と幸せな根拠探しが習慣になりますよ。
さて、今回はご要望にお答えして私がファシリテーションを行う時に大切にしていることを書いてみようと思います。 他にも聞いてみたいことがあればご質問お待ちしております。
尾藤が考えるファシリテーションとは
ファシリテーターは、指揮者だと思っています。その空間の雰囲気を作り出し流れを良くします。楽譜はいくつかのパターンですでにこちらが作っておきますが、当日の演者次第では全く雰囲気の変わった曲になります。
私は教員時代1コマ(50分ぴったり)で参加者の力を引き出し、最大の成果を出すことを何百回も繰り返してきました。
仕切りの悪さが組織やチームにもたらす悪影響を、嫌というほど経験しています。なので私、仕切りの悪さが我慢できないんです。
その場の流れを上手く作り出し、全員が全力を出せると、私の想像していたことをはるかに超えた異次元に到達できることもあります。ですから、障害は極力こちらで事前に取り除いてあげたいと思って臨みます。
登壇者が1人〜数人の場合
たとえば、登壇者と1対1のクロストークならば、「参加者目線を忘れずに」という一本の軸はもちながらも、登壇者が1番話したい・一番伝えたいことを全力で話してもらいます。
登壇者が自分らしさを思う存分発揮できるように、笑わせて緊張をほぐしたり、観客を温めるのもファシリテーターの大切なお仕事です。
また、事前に「 あなたにはこんな立場からこのようなご発言をしていただきたい」とお伝えしてありますので、事前に楽譜(当日の流れ)はお渡ししている状態でスタートします。
数人、登壇慣れされているかたが集まった場合は、いい流れの場合私は極力言葉をはさみません。登壇者の表情や体の動きを見ていて「話したい」をキャッチしながらリズムよく振っていきます。
「話の長さが気になるかたをどう扱ったらいいですか」とのご質問よくいただきます。私はその方のお話に相槌をうち、理解を示しながらも「私これから話しますよ」という合図として音を立てて息を吸ったり、ノンバーバルな部分でお伝えして、静かにカットして引取ります。
参加者が多い場合
参加者が数十名いるようなワークショップ形式の場をファシリテーションする場合は、 ディスカッション前にその場の心理的安全性を高めてセットアップ。参加者のみなさんがその議題に思う存分のめり込めるように会場全体に神経を張り巡らせます。
参加者が多くなればなるほど、一人ひとりの集中力は散漫になっていることが予想されますし、理解のスピードや予備知識の量もばらばら、一つの流れに乗ってもらうことは至難の技です。
ですから、当日の参加者の皆さんの顔や反応をよく見ています。内容が難しければ噛み砕いて説明したり、予備知識の補足をしつつ、全員が「よーいスタート!」で同じ議題のディスカッションに集中できるように場を整えます。
特に大切だと思うのは以下の部分です。
これは教員時代、先生の授業甲子園のようなものがあって、それを目指すために身に着けた技なのですが、ファシリテーションのお仕事の時に役立っています。
この原則についてはまた次回解説しますのでお楽しみに!
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