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えびす様〜ヒルコとエミス〜

今日は「えびす様」について書いてみたいと思います!

ワカヒメ様は「ヒルコ」様というイミナですが、神社によってはワカヒメ様がえびす様として祀られている場合があることを先日の記事に書きました。


これは日本に漢字が入ってきた後、「ヒルコ」に「蛭子」があてられ、「えびす」とも読めることから、融合されていったものと思われます。

では、えびす様の由来はと言いますと、ホツマツタエに「エミス」という言葉が出てきますが、これはクシヒコ様のことを指します。


なぜクシヒコ様がエミスと呼ばれるかと言うと、旅の記事でちらっと書いた「カシマタチ」が関係しています。

オホナムチ様がオオモノヌシとして出雲を治めていた頃、その勢力は中央政権を脅かすほどになりました。
そこで中央政権はタケミカツチ様を大将、フツヌシ様を副大将とする軍を派遣し(強すぎる)、国家に楯突いているとしてオホナムチ様を糾弾しに行きます。
中央政権に対する曲がりを正す、「カシマタチ」です。

タケミカツチ様に「ままやいなやや(従うか否か)」と問われ、オホナムチ様はクシヒコ様に返答を相談すると伝えます。
ミホサキで釣りをしていたクシヒコ様は、ニッコリ笑顔(ゑみすかほ)で国を譲る返事をされたのでした。

このお話がエミスと呼ばれる所以となっている様です。


私目線ですと、えびす様はクシヒコ様とは全く別のお姿で見えています。

おそらくですが、長年この様なお姿で人々より信仰されているため、クシヒコ様とは別に「えびす様」としてエネルギーが存在しているのかなと思います。

また、カシマタチの折、クシヒコ様がミホサキで釣りをしていたことから「釣り竿」、タケミカツチ様への返答の中に「」を使った言葉があったことが、ちゃんとえびす様のお姿に反映されているのが面白いですね!!



これから、えびす様が祀られている神社で「どなたかなあ」と想像しながら参拝するのも楽しそうです。


今日もおやっとさあです。
また次回。



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