妄想アジア縦断旅行(6) 中国大陸編5
成都でみたバンダは本当に愛らしく、たまらなかった。成都で食べた四川料理は美味かった。麻婆豆腐は日本ほど人気はないようだが、家庭料理に根付いている。
成都を離れ重慶に向かう。
重慶市は中国に4つある直轄市のうちのひとつであり、省には属していない。他の直轄市は北京、天津、上海であることからも、重慶がいかに重要な都市であるかが分かる。ちなみに重慶市は、もっとも面積の小さい海南省よりも大きいとのことだ。人口は3000万人を超えるビッグシティだ。重慶では山々の壁に施された巨大な彫刻群の大足石刻や、武隆カルスト、長江クルーズなどを楽しみたい。そして重慶は火鍋の発祥地なのだそうでこれは外せない。
重慶を楽しんだら、ここからは長江を下るように旅をする。まずはCOVIDー19であまりにも有名になったあの町、武漢へと向かう。武漢は湖北省に属する巨大都市で、人口は1000万人を越える。三国志で有名なところらしい。長江と漢江が合流するところで、湖が多いことから「百湖の市」と呼ばれているらしい。また三国志の街としても有名だ。武漢のシンボルの黄鶴楼、三国志で有名な荊州古城、東湖クルーズは是非ともやっておきたい。
さらに長江を下っていく。九江を通り、南京へ。南京も見どころ満載だ。そしていよいよ目的地に近づく。
無錫である。
無錫旅情という歌をご存じの人はバブル世代から上の方だろう。私もかく言うバブル世代である。まだザベストテンという番組があり、ヒットチャートに演歌がその曲名を連ねていた頃、緒方大作というちょっとヤンキーっぽいお兄ちゃんが歌っていたのがこの曲である。
上海〜蘇州と〜汽車に乗り〜太湖のほとり〜無錫の街へ〜♪
という歌詞が胸に残っている。無錫は以降私の憧れの地となった。いよいよ無錫に向かうのだ。胸が高鳴る。妄想はとめどなく溢れ出るのだ。
【今回の旅程】
成都 〜 重慶 〜 武漢 〜九江 〜 南京 〜 無錫