妄想アジア縦断旅行(7) 中国大陸編6
さて、無錫旅情の旅である。歌詞にはこのような節がある。
鹿頂山から〜 太湖を望めば〜♪
したがって無錫では鹿頂山に行かなければならない。どのような険しい山なのか興味いっぱいで調べたところ、そうでもないことがわかった。
鹿頂山は無錫の市内、太湖に接した鼋頭渚公園の東側にある山で、標高は95メートルとそれほど高くない。山頂には高さ24メートルの舒天閣という塔があり、ここから太湖や、同じように歌詞にある三山という島を望むことができる。
無錫のグルメは江蘇料理に属していて甘い味付けが特徴のようだ。太湖三白(銀魚、白蝦、白魚)や蟹が美味しいとのことで、それらを使った料理が名物のようだ。特に小籠包は秋冬には蟹を入れて蟹小籠包という有名料理もある。肉・干し蝦・漬物を餡にした三鮮ワンタンも有名だそうだ。
無錫の次は、同じく無錫旅情に登場する太湖の東岸にある街、蘇州へと向かう。
水路が多く「東洋のベニス」呼ばれているそうだ。ここでは運河の街をゆっくり散策したいものだ。
蘇州からは言わずと知れた中国の巨大都市、上海へと向かう。上海の窓口である外灘、江南式庭園である豫園、上海のシンボル東方明珠電視塔など、見どころは満載である。そしてやはり上海蟹を味わいたい。皮付きの豚バラ肉を甘辛のタレでじっくり煮込んだ紅焼肉や、小籠包も名物料理だ。日本で有名なのは上海焼きそばであろう。これもぜひ食してみたい。
上海から中国八大古都の1つ杭州へ向かう。杭州は私のネット上での中国語の先生である李姉妹の姉、ゆんちゃんの出身地だったはずである。そして杭州といえば西湖である。「蘇堤春暁」「花港観魚」「曲院風荷」「南屏晩鐘」「平湖秋月」「柳浪聞鶯」「双峰挿雲」「三潭印月」「雷峰夕照」「断橋残雪」と称される西湖十景には足を運びたい。
杭州を堪能したらいよいよ長江流域とお別れである。そして一気に中国南部に向かう。次なる目的地は廈門である。
【今回の旅程】
無錫 〜 蘇州 〜 上海 〜 杭州