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妄想世界一周旅行計画(11) ヨーロッパ編4

まず最初に過去記述の訂正である。

フライトを増やすことを避けるために、ドブロブニク 〜リスボンまでは航空機以外の移動を選択した。調べたところ航空機を使わない移動、いわゆるオープンジョーの場合はワンワールドエクスプローラでは1フライトとしてカウントされるルールということのようだ。今回の記載からフライトとして反映することとする。

さて旅であるが、オープンジョーの1カウントで今回の旅の計画が大幅に狂ったのである。

今回の目的地であるテネリフェ島はスペイン領であるが、場所はモロッコの沖合にある。ワンワールドで行くためにはイベリア航空でマドリードを経由する方法もあるが、今回はロイヤル・モロッコ航空でカサブランカを経由し、テネリフェに上陸し、そこからマドリードに移動する予定だったのだ。

ところがオープンジョーを1フライトとして含めることになったため、上記の旅程ではテネリフェに到着した段階で域内4フライトに到達してしまう。

チーン……また心の終了チャイムがなることになる。

モロッコには対して興味はない。そこは確かカルーセル麻紀が”あの”手術をしたところだったと思う。それぐらいの認知度である。さらに掘っていくと郷ひろみの哀愁のカサブランカ、ジュリーのカサブランカ・ダンディに行き当たる。カサブランカという映画もあったように思うが、私は観ていない。おそらく洋画好きだったなき父は何度となく観ていたであろうが。ちなみに映画カサブランカは1942年製作(上映?)のアメリカ映画。昭和でいえば17年、戦時中だ。日本ではとても映画どころではなかっただろうにロケも行ってしまうとは、なんともすごいアメリカである。

要するに私にはモロッコやカサブランカについてはまったくと言っていいほど無知なのだが、タジンで作った料理を本場のクスクスを堪能したい。迷路のような市場もたしかモロッコだったような気がする。モスクもあるだろうしサハラ砂漠も見ることができそうだ。

上記のようにモロッコに徐々に興味が湧いてきていたのだが、モロッコを経由していては目的を達成できないことがわかり、そこには行かないことを選択せざるを得なかった。まことに残念であるが、モロッコよりテネリフェの方が私のなかでは遥かに大きなウェイトを占めるのだ。

ではこれからどうするか。さらに陸路でリスボンからポルトを経由して、マドリードまで向かう。ここからイベリア航空でテネリフェに行き、またマドリードに戻るしかない。とにかく私はテネリフェに向かうのだ。ガラチコに宿を取り、ユン食堂2に思いを馳せながら、美しい風景に身を委ねることにする。妄想は膨らむばかりなのである。


【今回の行程】

リスボン〜ポルト〜マドリード  陸路

マドリード 〜 テネリフェ イベリア航空  獲得マイル 1,250マイル

                ここまでのマイル合計  10,704マイル

                     総フライト回数    6回

              ヨーロッパ域内のフライト回数    3回

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