稲妻は稲夫いなつま
「日本人のお名前」ではなく「神の本当のお名前」 稲妻
ひじかたすいげつ
[稲妻]
「稲妻いなづま」は本当は「いなずま」。
「づ」ではなく「ず」らしい。
「妻」だから「つま」なのに。
でも、「人妻」は「ひとづま」が正しい。
「人妻」は「人の妻」だから「熟語」ではないらしい。
「稲妻」は「熟語」だから「いなずま」で、「稲の妻」ではないからだそう。
同じことが、「頭痛」でもおこる。
「頭痛」は「頭が痛い」ことだから、「頭づ」の「痛み」だからと思って、いっつも「づつう」と入力すると「づ通」になってしまう。
正しくは「ずつう」で、変換するとちゃんと「頭痛」になる。「頭痛」は「熟語」で「頭の痛み」ではないらしい。
変な話である。
よくよく調べると、正しくは「ず」だけど、「づ」でもよいことになっているとのこと。
よくわからない話で、「づ」が正しいような気がするが。
「稲妻」は「雷」のこと。
厳密に言えば、「雷」は「神鳴かみなり」。
「天の雷神が太鼓をたたいていること。」で「音」のこと。
そして「雷神」はこの場合なぜか「鬼」。
「赤鬼」はなぜか「角が二つ」なのに「青鬼」は「角が一つ」。
「風神」「雷神」どちらにしてもなぜか鬼で、「青鬼」が「風神」で「雷神」が「赤鬼」のような。
それに対して、「稲妻」は「光」。
「稲妻」は古語では「いなつるび」。
「いなつるび」は「稲」に「雷電(雷光)」が「交接」することとある。
「稲交いなつるび」は「いなつるき」「いなつるみ」「いなつるひ」ともいうらしい。
「稲」と「雷電」が「ツルむ」ことらしい。
それにより「稲」は妊娠し「実」を付ける。
だから、「稲妻いなつま」は本当は「稲妻」ではなく「稲夫」が正しい。
「夫」も「つま」と読む。
「雷電」は稲と交接して実をつける「稲夫いなづま」であった。
雨をもたらす「雷電」は「豊作の元」であった。
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茨城県つくば市は雷が多い地区で「雷」のつく地名があり、「雷と稲を祀る神社」もある。
「金村別雷神社」という神社があり、「雷」と「稲」が祀られる。
「賀茂別雷命」とは関係ないらしいが。
そして、どの神社にもある「しめ縄」に付けてある「紙垂幣束しで」が「雷電いなづま稲夫」を表わしている。
神社は本来どこの神社も「稲の豊作を祈る神事の場所」であった。
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#名前の由来 #稲妻#いなつま#いなつるび