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『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』一本では楽しみ半減だけど‥

キャプテン・アメリカという名前は時代遅れに感じても、中身はアップデートし続けています。
キャプテン・アメリカ自体も代替わりし、ヒーロー名が受け継がれていくというヒーロー自体が珍しいのではないでしょうか。
今回の映画でも一本の映画としては成立していますが、これまでの長いMCU(マーベルシネマティックユニバース)の作品群を観ていなければ十全には楽しめない作品ではあります。
ですが、これだけ観て楽しめないというわけではなく、楽しめる映画に仕上がっているけど、なんだか惜しい気分になるのです。
この映画をきっかけにMCUにハマってしまい人が一人でも増えると良いなぁと思うのですが、実際どうなんでしょう。
新たに資源として注目されたセレスティアル島については『エターナルズ』を観ないとわからないし、大統領の因縁については『インクレイティブルハルク』を観たいとわからないし、アベンジャーズの再結成については『アベンジャーズ』のシリーズを観ていないとわからないし、結局はMCUの公開順に全部観ていないととなってしまうのですよね。
さて、今回の映画のあらすじとしては、公式サイトで以下のように記載されていますが

“正義の象徴”を受け継いだ〈新たなキャプテン・アメリカ〉の物語。 アメリカ大統領ロスが開く国際会議でテロ事件が発生。
それをきっかけに生まれた各国の対立が、世界大戦の危機にまで発展してしまう。この混乱を食い止めようとする新キャプテン・アメリカことサム・ウィルソンに、〈赤いハルク〉と化した大統領ロスが襲いかかる…!
だが、全ては“ある人物”によって仕組まれた陰謀だった——。

公式サイトより転載

新キャプテン・アメリカことサム・ウィルソンに、〈赤いハルク〉と化した大統領ロスが襲いかかる…!
って、 誰が赤いハルクに変わってしまうというのは、サイトを見るのでなく、予告編でもなく、映画のストーリー上で見てびっくりしたかった。

知っていても、楽しめたので良い映画という事なんでしょう。

ヒーロー映画というか、スーパーヒーローが悪を倒して正義を守るだけという単純な善悪の闘いでなくなったのは、それまでの単純な善悪で片付けられない世の中になってしまったという事なのでしょうが、だからこそ多くの映画が作られて、今後とも楽しめるという事なのでしょう。

ただ、大長編の物語が好きな私としては、MCUのような大きな物語が続いていくのは好むところではあるのですが、長ければ長くなるほど、中には駄作も混じってきます。
それを仕方ないと割り切って楽しむことができるようになったということは、私もこの年になって大人になったという事なのかもしれません。

長々と書きましたが、今回の映画は駄作ではなかったので、安心して観ていない人は観に行くことをお奨めします。

映画のツッコミどころとしては、大統領がレッドハルクになったとき、大統領警護の人達が迷うことなく銃撃したのは、職務的にどうなのと思ったことと、相変わらずあの堅い盾が跳ね返って弾力性高すぎるよなぁ。
































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