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宗教2世①ACが体験した宗教〜創価学会

何から書けばいいのだろうか。
年始に娘から突然の
1枚の写メが送られてきた。
そこには、娘(みさ)35歳と娘のかつての友達(ゆか)35歳の姿があった。
そのミスマッチなふたりの姿に、軽く衝撃をうけた。
有り得ない組み合わせだったからだ。
みさとゆかの縁は、とうの昔に切れたものと思っていたからだ。
というのも、ゆかの母親と私もまた、因縁の関係だった。
まずは、ゆかの母親と私の関係から話そう。
ゆかの家族は、そろって、
熱心な創価学会だった。ゆかの母の父親は公明党の議員をやっているほどの名士だった。
親子代々の学会員であった。
ゆかの父母はバリバリの創価の2世であった。
私が出会ったのは、そんなゆかの母だった。
食いついたら離さない、バイタリティがあり、人の家庭の中にグイグイ入っていく、創価の申し子のような人であった。当時、私は
自分がアダルトチルドレンであると薄々気がついていて、スピリチュアル的アプローチで、自分を変えようと躍起になっていた頃だった。そこへ、現れたのが
ゆかの母だった。
吸い寄せられるように、私は彼女に近づいた。
なぜ、彼女は自己肯定感が高く、自信満々で、いつも晴れやかに生きているのだろうかと、興味があったし、
彼女のようになりたいとさえ思ってしまった。
ここからゆかの母をA子と呼ぶ。
A子の娘、ゆかと
私の娘みさとは、同級生で
同じ小学校、クラス
ということで、よく一緒にいるようになった。
当然母親同士のつながりということもあり、
A子と私の関係も、いつも一緒に居る仲になっていった。
A子が創価学会というのは、早くから知ってはいたが、スピリチュアルに傾倒していた私は、宗教の話にも興味を持った。A子の熱く語る宗教をバックボーンにして、彼女は生かされていることを知った。
自分を変える

このフレーズに、私は
人生が宗教で変われるかも知れない、と思ってしまった。
様々な出来事があったが、
ついには、私は創価学会へ入信することになった。

そのころ、みさとゆかは、
お母さん同士を通じて、いつも一緒にいるようになったのだが、みさは、ゆかと一緒にいても、全く楽しそうな顔をしなかった。
なぜなら、ゆかが、自己顕示欲がつよい主張が強すぎる子だったから、みさは、いつもゆかの影にかくれて、黙っているようになった。
ゆかは、みさが他の子と遊んだり、楽しんだりすることを快く思っていなかった。それを、私はうっすらと知っていた。
なぜあの時、子供を守れなかったのだろうと後に悔いた。わかっていたのに、何も助けてやれなかった。

A子と私の関係は、
主従の関係になっていった。
みさとゆかの関係も全く同じだった。
A子と離れようとしても、A子はそれを察して、
グイグイ邪魔をしてきた。
そして、時には、罵倒したり、暴力で突き飛ばしてきたり、電話で何時間も説教してきたり、それが子供たちの前であろうとお構い無しに、
創価学会が万能であることを強要した。
逃げようとするが、A子の
脅しは凄まじかった。
そして、ついに、子供たちが高校になり、子供同士の関わりも無くなったころを見計らって、
私は、退会届を本部に
内容証明と共に送った。
本尊と呼ばれるものも、
別便で本部に送り付けた。
そして、地域の学会員が我が家に近づいたら、訴えると、書いた。
色々な脱会サイトを見ての
最終手段だった。
直後に、学会員の電話を全てシャットアウトした。

その後二度とA子には会っていない。地域の学会員とも会っていない。

脱会者には、学会員は厳しく糾弾する、嫌がらせをすることは有名だが、この時は、この内容証明郵便が効果を発した。

娘はその一部始終をずっと
私の近くで見ていた。

中学になると地域の小学校から集まってくるため、みさは、ゆかとは離れたところで遊ぶようになっていった。
それが、救いだったかも知れない。

ここで、一旦続くにします

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