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リーディングのコツ

タロット占い師の、ひいらぎ舞です。

当たり前ですが、タロット占いではタロットリーディングが必須です。
タロット占いは、わたしが聞いたお話によると、実はプロの占い師さんでも改めて講座を受けている人も多いそうで、なかなか奥深いものなのだと思います。

タロットリーディングをするためにはタロットカードそれぞれの絵柄の意味を理解する必要がありますよね。
ただ、わたしの中で「却ってリーディングの練習の邪魔になってしまう勉強の仕方」を、最近発見しました。

わたしがタロットカードを初めて購入した時は、タロットカードなんてなんにも分からなかったので、同時にタロットカードの絵柄のキーワードが中心に載っている本も購入しました。
当時はタロットカードが何枚あるのかとか、どんな絵柄があるのかさえもまだ把握していなかったので、カードを読もうとする度にその本の該当ページを、辞書を引くような感覚で何度も読んでいました。

ただ、そうしてきた結果、カードの絵柄とその意味は次第に少しずつ連想できるようにはなってきたのですが、わたしは浅いリーディングしかできませんでした。
それもそのはず、なぜならわたしが覚えようとしていたのは1枚1枚のカードの絵柄の物語ではなく、カードの絵柄のキーワードだけに過ぎなかったからです。

それが、わたしが感じた「却ってリーディングの練習の邪魔になってしまう勉強の仕方」なのです。

その結果「このカードが出てきたらこのキーワード」という感じで「しっくりくるキーワードをなんとなく当てはめていく」だけになりつつあることに気づき、自分のリーディングに対して不満を持つようになりました。
カードの物語や寓意象徴も知らずに単なるキーワードだけ…となると当然、表面的な言葉を繋げただけの浅いリーディングになってしまうのは納得できますね(苦笑)。

タロットを勉強して1年弱、タロットリーディングマスターの資格取得から数ヶ月、そんないまのわたしが思うタロットリーディングにおいて大切なことは、意味の丸暗記よりもカードとの会話だと思います。

カードとの会話するためにはもちろんキーワードを覚えておくことも必要なことではありますが、それだけではわたしのように、次第に自分のリーディングに不満や疑問が湧いてくるのではないでしょうか。
或いは、この壁のようなものに既にぶつかっている人や、中にはもう既に解決したという人もいると思います。

わたしたちには色んな感情や気持ちがありますよね。
実は、カードたちも同じなのかもしれないとも思うのです(ホラーじゃないですよ!笑)。
例えば、スプレッドを展開した時に逆位置しか出なかったら、占う人側の感情がそのままタロットカードに影響されてしまった、とも考えられます。
それをカードが教えてくれている…そう思ったこと、感じたことはありませんか?

カードと会話するためにわたしが思う必要なこと3つ

①カードに描かれている物語の理解度を高める→インプットの量が多くなれば自然とアウトプットの量が増える!!
②リーディングした内容を自分の言葉で表現する→想像力や発想力が鍛えられて自分らしい自然なリーディングになる!!
③自分のカードと仲良くなりたいという気持ちを大切にする→もっと勉強したい理解したいという気持ちが高まって向上心も高まる!!

こんな感じかなと思います。
もっと言えば、この3つの繰り返し…かもしれませんね。

例えば、普段関わっている友人や知人、話し相手がどんな人なのかを多少なりとも理解していなければ、話が広がらなければ盛り上がりもしないと思います。
はっきり言って楽しくもないはずです。

タロットカードもどことなくそれに似ているなぁと、もしくは同じなのかもしれないと、わたしは思ったのです。

タロットリーディングをする(していく)上で、タロットカード自体の歴史を学ぶのももちろん素晴らしいことですが、タロットカード1枚1枚の絵柄の物語や世界観をもっと理解していくということも、わたしはお勧めしたいです。

その物語や世界観から、自分が感じ取ったことを、自分の言葉で自由に伝えていくこと、ぜんぶ引っ括めてタロットリーディングなのかもしれませんね。

お読みくださりありがとうございました。

by ひいらぎ舞

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